韓国映画スタッフブログ

韓国映画の日本人スタッフの視点から、韓国映画ネタを中心に、韓国生活のことなどを綴っていきたいと思います。

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ポスターに関して、書き込みに質問がありましたので、ここで、韓国映画のポスターの撮影に関して、ちょこっと書きたいと思います。
 
まず、「高地戦」のキャラクターポスターのそれぞれの顔の汚れですが、これはメイクです。しかも、映画撮影用のメイクではないと思います。ポスター撮影用につくった汚しメイクだと思います。映画撮影用の汚しメイクだとリアル感をださなければならないので、かなり汚いと思うんですよ。戦場ですからね。かっこいい俳優さんもきれいなままでは駄目で、汚さなければなりません。現場でもスチールカメラマンがそのリアルを写真に収めていますが、それをそのままポスターのイメージとして使うには、汚すぎる・・・という印象がある場合が多いです。
 
なので、リアル感を出しながら、ポスターにしても、汚く見えない汚しを施します。
 
あと、カメラ目線のポスターは、現場スチールではなくて、ポスター撮影用に撮った写真です。キレイな構図、キレイな照明になっていると思います。映画撮影現場で、写真のカメラ目線になることはまずありません。もしあったとしたら、撮影中にカメラを見てしまう、度素人俳優だと思います(笑。
 
韓国ではポスター撮影をほぼすると思います。ポスター撮影は宣伝の方向性に沿って、映画の内容とはちょっとだけ違うようになる場合もあります。映画を見てみると、このポスター、かなりの嘘だったな・・・、と(笑。でも、宣伝とは人々を映画館に集めるのが仕事なので、映画には沿っているようで、ちょっとだけ離れたポスターもあります。ポスター見て、映画を見ると、このポスターは完全なる詐欺だ!と思うこともありますが、でも、それだけ宣伝の策略がすごいなとも思います。
 
俳優さんの中には、ポスター撮影を嫌う方もいます。結局、現場のリアルは出せないからという理由で。いきなり撮影してたときのリアルを演技してくれ、と言われても、難しいでしょう。緊迫感があってリアル感を感じれる映画ポスターのほとんどは、現場のスチール写真でデザインしているポスターです。
 
日本では、韓国よりも現場スチールでポスターを作る場合が多いように感じます。
 
ちなみに、自分が一番最初に参加した韓国映画「台風太陽」は、撮影中かに、ティーザーポスターということで、4人の主人公のキャラクターポスターを作りました。その後、仕上げ作業も終ったころに、メインポスターを撮影しました。が、これが、あまりうまくいかなかったんですよ。できたポスターを見ても、全くこの映画のよさがでていないような。映画を越えた素晴らしさがあるわけでもなく。爽快な映画なのに、ポスターはちょっと暗い・・・感じになっていますた・・・。
 
その後、確か自分の記憶では4月公開だったかが、6月公開に延ばしたはずです。結局、春ターゲットか、夏ターゲットかの違いが発生し、メインポスターを夏イメージにあわせて、再び撮影しました。あー、金がもったいない・・・と思いました(笑。で、結局、公開時のメインポスターは後にとったバージョンが採用されましたが、夏に似合う爽快なポスターでしたが、内容伝達はマイナスレベルでした。
 
「マイウェイ」のティーザーポスター、近々、発表されるんじゃないかと、毎日チェックしています。さてさてマイウェイポスターは、どういうコンセプトで展開していくのでしょうか!!楽しみです。
「白磁の人」という本、知っていますか?1994年に発売された本で、江宮隆之さんが書いた本です。ある人物をまとめた本です。その人物の名前は、浅川巧。
 
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韓国の自然を愛し、韓国の民芸を愛し、韓国の人々を愛し、41歳の若さで韓国の土になった人物。
 
この本に出会ったのは、2006年だったか、2007年だったか。日本からの知り合いが、この本面白いから是非読んでみて、ということで、持ってきてくれました。最初は、全然期待もしなく、本を読むのも当時はあまり好きではなかったんですが、釜山に行くバスの中で、何気なく読んでみたところ、一気に最後まで読んでしまいました。感動して、涙が出ました。ここまで韓国のすべてを愛した日本人がいたとは・・・
 
自分は韓国に映画をやりたいがために来ました。でも、韓国の映画が好きという理由だけではなくて、やはり、韓国のすべてが好きという理由が一番強いのだと思います。この本を読んでから、自分も浅川巧のように、韓国をとことん愛してみたい!!と思いました。
 
映画の仕事は大変ですが(楽しさもたくさんあるから、続けていますが)、今でも耐えているのは、浅川巧のように韓国を愛する!!という目標があるからなのかもしれません。本の中で、浅川巧はアヒョンという場所に住んでいたと書いてあったんですが、本を読んだときに自分が住んでいたのが、まさにアヒョンだったんですよ。驚きました。一つでも共通点があって、本当に嬉しかったです。
 
浅川巧は韓国の木を復活させるために、韓国の山を緑に戻す仕事で最初に韓国に来ました。この仕事をしながら、陶磁器の白磁に魅了されて、白磁を追い求めました。当時は、美術品ではなく単なる生活用品でした。が、巧の努力のおかげで(それだけではないと思いますが)、今の芸術としての白磁があります(と、書いてしまうと、韓国人的には、好ましくないと思いますが)。あと、韓国のオモチャや、膳などをまとめて本にもしました。素晴らしいものがなくなってしまうのが、嫌で記録に残したのです。
 
日本でも韓国でも全然知られてない人物です。ほんの少しの人だけが知ってるのだと思います。20年前までは?浅川巧の故郷である山梨県でも、ほぼ知られていなかったとか。韓国では焼き物をやってる方たちは、そこそこ知っているようです。ちなみに、浅川巧の兄、浅川伯教は青磁にはまりました。確か、伯教の助手として、全国を回りながら研究の手伝いをした人は、今は青磁つくりの人間国宝(だったかな?)になっています。とにかく、浅川兄弟は、韓国の陶磁器界にいろんな影響を与えた日本人です。
 
浅川巧の墓は今でも韓国にあります。韓国が独立したとき、日本人の墓の多くは韓国人によってなくされました。でも、巧の墓は韓国人が守り通し、今でもあるのです。いつか、行ってみたい!!ゆっくりと巧が愛した韓国の話を一緒にしたいものです。
 
とにかく、時間がある方、この「白磁の人」という本を探してみて下さい!!読んで、損はしませんから。かなり感動すると思います。とくに海外に興味があって住んでみたいとか、海外で生活している人なら、この人を目指したい!!と思うはずです。
 
もともと好きだった「白磁の人」「浅川巧」ですが、こうやってブログで伝えたくなった理由に関しては、また今度書こうと思います。
 
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いつか、自分も浅川巧のようになれますように・・・

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