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ベネチアで金獅子賞を受賞したキム・ギドク監督の「ピエタ」を見てきました!!キム・ギドクはこれで、ずっと語り続かれる韓国の監督になった思います。ほんと、すごい。キム・ギドク、大復活!!
借金取りのカンド。家族なく育ったため、愛など知らない残酷な人間。そんなカンドに母親と名乗る女が現れた。最初は嘘つくなボケ!!と、殴り追い払うと、悪かったとしつこく現れる女。そんな女に初めての愛を感じ、残酷な借金取りの仕事をやめようと決心する。しかし、そのとたんに母親からの電話。「ゆるして!!助けてカンド!!」カンドへの復讐なのか、母親が危険に犯されている?助けなくては!!果たして、カンドは母親を救えるのか!?いきなり現れた母親の目的は!?
かなりの映画です!!キム・ギドクにしか作れない映画です。観客は映画の最後まで、残酷で心苦しいストーリーに不便極まりないが、でも、こんな映画見たことない!!と最後まで、興味津々に見る届ける。
実は、撮影前にシナリオを読んだ機会があるですが、シナリオよりも撮ったものがよい!!エンディングなんて、もうすごすぎですよ。このエンディングで金獅子賞が与えられた!と言う人もいます。
母親役のチョ・ミンスはすごすぎます。カンド役のイ・ジョンジンを食いまくり。チョ・ミンスは昔ナンバーワンのCM女王だったらしく、かなり有名だったけど、女優としてはそこまでの成功は収めてない人のよう。演技的にはそれなりに認められているようだけど。この映画を通して、第2期の役者人生が始まる?始まってほしいです。映画を見た後、場面場面の表情を思いかえすと、あー、こうだから、あの時、こんな表情をしてたのか、だから涙を流してたのか・・・とすごさが倍増します。
イ・ジョンジンは、頑張ってはいましたが、もう少しがほしかった・・・。でも、もともと超人気俳優になりそうな雰囲気もありましたが、そこまではいけず・・・。変わりにアート系の映画にも挑戦していて、そこは評価したいですし、今後の演技的なさらなる成長を期待したいです。ピエタを通して、演技派俳優へと進んでほしいです。
ちょっと気に入らなかったのは、メイク。スモークメイクっていうんですか?パンクっぽいアイラインが入ったメイク。怖く、残酷に見せるために、かすかなアイメイクでインパクトをつけたかったのかもしれませんが、個人的には、それが弱さを出してしまったような。残酷な人間は、そんな着飾ったりなんて似合わないと思うんですよ。メイクもなく、ただただ汚く、綺麗に見えなくても、それがキャラクターに合うと思いますが、メイクのせで、残酷度が減ったような。ちなみに、メイクを担当したのは、今、自分が参加している「無名人」のメイクさんです。今週末、撮影があるので、ちょっと聞いてみよう。
もうひとつ、気に入らなかったのは、カンドの家のカーテンと枕。笑。カンドのキャラにしては、デザイン的な模様の入ったカーテンと枕だったんですよ。似合ってませんでした。無地で無機質なほうがキャラにあってて、目につかなかっただろうに。ちなみに、美術監督も知り合いなんですよ・・・。このブログを翻訳とかしてみませんよーに!!笑。
カメラワーク的には、綺麗なシーンもあれば、ピントが合ってなくて、荒々しいシーンもあります。この荒々しさなんですが、ピントがずれてたり、カメラが揺れまくって見難かったりするんですが、それが実際に起こっていることのように、生々しくリアルに感じられて、かなりよかったです。
監督はこの作品にかなりの力を入れてたようで、公開前には、珍しくトーク番組にまで出て宣伝していました。今まではテレビに出るなんで、夢の夢だったのに。
賞をとってから話題になり、スクリーン数も倍以上かに膨れ上がり、ヒットしています。先週末は3位だったかな。すでに、制作費を回収したようで、これから儲けになるだけ。シナリオと製作を担当した「プンサンゲ」も制作費に比べるとかなりのヒット。次にも繋げてほしいです。次は、「俳優は俳優だ」という映画のシナリオ・制作です。
低予算映画ですが、低予算でも、これだけのことができて、これだけの評価が得られるということを、低予算映画が少ない韓国映画界に見せ付けた形になりました。監督が意図していることだと思います。低予算にこだわっているように思うので。
旧盆になると、多くの映画にスクリーンを奪われるので、旧盆までが勝負だと思います。賞をとったので、日本でも公開されることになると思います。
こちらが、海外用ポスター。韓国の黒背景がいいか、この白背景がいいか。個人的には、この白バージョンのほうが人物が目にはいるので、気に入ってます。
ちなみにピエタとは、聖母子像のうち、死んで十字架から降ろされたキリストを抱く母マリアの彫刻や絵のことです。有名なものはミケランジェロの彫刻なのかな?
オダギリジョー、イ・ナヨンの「悲夢」に自分も参加しましたが、またいつかキム・ギドクワールドにどっぷり漬かりたい!!
キム・ギドク監督、オメデトウございます!!!
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