韓国映画スタッフブログ

韓国映画の日本人スタッフの視点から、韓国映画ネタを中心に、韓国生活のことなどを綴っていきたいと思います。

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2月21日に公開された、イ・ジョンジェ、チェ・ミンシク、ファン・ジョンミン主演の「新世界」を見てきました!!韓国でヒットしてます。「7号室のプレゼント」につけて2位。そろそろ1位になるように思います。
 
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A級役者がタッグを組む映画は最近多いように思いますが、この3人が集まることはほんと奇跡的な企画ですね。それだけ、シナリオがよくて、役者たちがほれ込んだんだと思います。監督は、シナリオ作家出身のパク・フンジョン。パク・ヒスン、チング、コ・チャンソク主演の「血闘」でデビューした人です。「血闘」は大失敗しましたが、今回は大ヒット!!
 
共演は、パク・ソンウン、ソン・ジヒョ、キム・ユンソン、ナ・グァンフン、パク・ソヨン、イ・ギョンヨン。
 
「新世界」、かなり楽しめました!!個人的に、悪がたくさんでる映画とか、ヤクザものはあまり好きじゃなくて、あまり期待はしてなかったんですが、いやいや、かなりよかったです!!かっこいい男たちでした。男性観客が楽しめる映画ですね。笑。女性客の中には、嫌いだという人が多いかもしれません。
 
それは、残酷なシーンが多いからですね。直接、残酷な絵は見せはしないけど、見えない部分で残酷なことが行われてると想像するから、さらに怖いんだと思うんですよ。直接、絵が見えたら、一瞬、怖い!!残酷すぎる!!と思うけど、それはその絵が100なわけで。でも、今回のようにあまり見せないから、想像が働いて、それが200にも300にもなるんだと思います。
 
ヤクザの世界に入り込んで情報を警察に流す警察をイ・ジョンジェ。この秘密プロジェクトを操作するイ・ジョンジェの上司にチェ・ミンシク。イ・ジョンジェのヤクザの兄貴であり、イ・ジョンジェを最高のブラザーと考えるヤクザにファン・ジョンミン。
 
イ・ジョンジェはこの危ないプロジェクトから早く逃れたいのに、上からは今回が最後だ最後だといわれ続け。チェ・ミンシクはこのヤクザの組織をつぶすために、イ・ジョンジェにひたすら命令を下し続ける。ヤクザに潜入するために、悪いこともやるしかないイ・ジョンジェ。ばれないためには、悪をするしかない。上司や警察からは、そういうどんどん悪になっていくイ・ジョンジェに対して、100%信じられない感情も生まれ。そういう間に挟まれて、間にとりのこされたイ・ジョンジェが、本当にかわいそうでしたね。どれだけもどかしいことか。このつらさを誰もわかってくれない。ヤクザにばれたら殺される。この極秘プロジェクトを知ってる人物はほとんどいない。上司に裏切られたら、どうすることもできない。情をもって接してくれるファン・ジョンミンを裏切ることもどんどんつらくなってくる。ヤクザは自分のことを信じてくれるけど、なんで仲間である警察は自分のことを信じてくれないのか。。。
 
3人が夢見る新世界は、それぞれ別の場所にあり、それがどんどん食い違っていく。。。
 
イ・ジョンジェはとにかく間でどんどん追い込まれていく役を、こっちまで冷や冷やしてしまうくらいに、演技で伝えてくれましたね。ほんと、この主人公に誰もが同情しまくりましたね。
 
チェ・ミンシクは、相変わらずの最高の演技で、ヤクザをつぶすためには、どんな手でも使うような、悪。もう、どっちがヤクザか分からないくらいに。本人も、こんな大変な役割りをやめたくてしょうがない。しかし、このプロジェクトを知ってるものは、警察内部にもそうはいなく、自分がやめたら、誰もこのプロジェクトを進めることはできないと、上から止められる続ける。イ・ジョンジェに対する責任感も、もちろんあるわけで。
 
ファン・ジョンミンは、情のありまくりの人のいいヤクザ。イ・ジョンジェを弟のようにしたい、誰よりも信頼を置いている。ヤクザの情って、一般人の情よりも強いんだと思わせてくれる役でした。ヤクザになろうとはもちろん思いませんが、こういう情のため、人はヤクザになり、ヤクザをずっと続けることになるんだなと思いましたね。
 
この映画がヒットする要因の一つは、笑える演出がちょこちょこっとあるからだと思います。ほんと、たまーに、どっと笑いが起こるんですよ。無理矢理なコメディーじゃなくて、ほんと普通の生活でごくごくあるような細かい部分の笑い。そういうポイントが予想もせずポンっとでてくるから、瞬間的に反応して、笑ってしまうんですよ。クスクスじゃなくて、劇場全体が笑う感じで。まさか、こんなヤクザ映画に笑いがあるとは、誰も想像もしてなかったと思います。
 
チェ・ミンシク、ファン・ジョンミンは元々、演技派俳優でしたが、イ・ジョンジェも演技派に近づいてきましたね。もちろん演技がうまい役者ではありましたが、演技派とまではいかない感じでしたよね。チェ・ミンシクとファン・ジョンミンの間で、刺激されて、いい演技が出てました!!
 
イ・ジョンジェの次の作品を調べてみたら、「観相」という映画で、ソン・ガンホ、イ・ジョンジェ、ペク・ユンシク、イ・ジョンソク、キム・ヘスとこちらも、超豪華なキャスティング!!!!
 
チェ・ミンシクは、リュ・スンリョンと共演する韓国のヒーローとNO1のイ・スンシン将軍が主人公のアクション時代劇を今、撮影しています!!監督は「神弓」の人。
 
ファン・ジョンミンは、4月にカン・ウソク監督の「伝説の拳」という映画が公開されます。共演は、ユ・ジュンサン、イ・ヨウォン。
 
2013年の韓国映画界、「7号室のプレゼント」、「ベルリン」、そして「新世界」へとうまくバトンタッチに成功してますね!!!
 
 
 
 
 
 
 
西島秀俊、キム・ヒョジン主演、キム・ソンス監督の日韓合作「無名人」の仕上げ作業は、順調に進んでいます!!
 
「無名人」ネタでブログを最後に書いたのは、クランクアップした10月でしたね!!ここまで書いてなかったことに、自分でびっくりしました。笑。
 
編集作業は、12月にとりあえず終わり、1月には細かい修正作業を。
 
今回の映画は、CGもちょこちょこっと入るので、CG作業も絶賛進行中でやっています。平行して韓国ではDIと呼ばれる色補正の作業も。
 
サウンドの方は、俳優さんたちのアフレコ作業がすべて終わりました。撮影が終ってから一度も会えなかった役者さんたちと再会できて、かなりうれしかったですね。みんな、もちろん元気で、無名人の後もいろんな作品でがんばっています。西島さんは、大河ドラマの反響がすごいですよね。肉体に注目されてるようですね!!
 
音楽作業も、すべて終わりました。監督が大満足する最高の音楽が完成しました!!「美しき野獣」の音楽もかなりよかったんですが、今回も本当に素晴らしいものになっています。現場では生かし切れなかった場面の雰囲気を音楽が上手に生かせてくれました。
 
日本の映画システムでは、演出チームが仕上げまで付き合うことは、ほとんどないようですが、韓国では助監督含め、1,2人が残って監督と一緒に映画を完成させます。自分は撮影も楽しいけど、仕上げ作業が本当に好きなんですよ。どう仕上げるかによって、映画がまったく違うものになります。毎日、いろんな意見を出して、みんなでいい映画にしようと努力してます。監督に、たまにお前が監督か!!と嫌味を言われても、自分が大きな顔して意見を出しまくってます。笑。ほんと、楽しい作業です。最後まで付き合って、一緒に仕上げてこそ、愛着がある映画になり、自分が参加した映画だ!!って胸を張って言える、この感動。というか、ほぼ自己満足ですけどね。笑。
 
明日は、サウンドチームとの打ち合わせです。サウンドチームは、「道〜白磁の人」をやっていたチームなので、自分は2回目。息も合いまくりのチームです!!
 
また、ちょこちょこ報告しますね!!
 
イ・シヨン、オ・ジョンセ主演の「男子取扱説明書」を見てきました!!
 
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バレンタインデーに公開されたこのラブコメですが、1月に公開されて大ヒット爆進中のリュ・スンリョン主演の「7号室のプレゼント」や、ハ・ジョンウ、ハン・ソッキュ、リュ・スンボム、チョン・ジヒョン主演の「ベルリン」の勢いに押されて、パッとしない観客動員で静かにフェードアウトしています。早く見たかったんですが、なかなか時間ができなくて、見れないかもと思っていましたが、なんとか間に合いました!!
 
この映画、かなりかなりかなりオススメです!!!かなりツボにはまりました!!最高に面白かった!!という人は、結構いるんじゃないでしょうか。
 
CMの助監督をしいているさえない女、イ・シヨンが「男子取扱説明書」という怪しいハウツービデオを見て、それの通りにしたら、どんどん人の目を引くようになり、男からも相手にされるようになり、そして自信を得て、成功していくというラブコメです。最初は、女っけがまったくなかったイ・シヨンがどんどん自信に満ち溢れ、女性として心も外見も美しくなっていく姿は、本当に見ていてすっきりしましたね。コメディーセンスも、抜群かも。
 
相手役のオ・ジョンセは、努力して栄光をつかんだ韓流スターの役!!という部分だけでも、笑えますが、映画を見ると、ほんと腹を抱えて笑えます!!大スター気取りで、わがままで性格よくない男が、さえないCM助監督に惚れてしまうという役柄ですが、最後まで笑わせてくれます。大スター気取りの衣装や派手な髪型がオ・ジョンセという役者のイメージや外見にまったく似合わないところからして、笑えます。かなりのナイスなキャスティングですね!!
 
共演は、ハウツービデオの解説者?に、パク・ヨンギュ。イ・シヨンが大学の頃好きだった人で、イ・シヨンをCM監督に大抜擢する悪役!にキム・ジョンテ。キム・ジョンテは「7号室のプレゼント」のヒットで、これからさらに引っ張りだこな名わき役になると思います。ギャラもかなりアップするんじゃないでしょうか。イ・シヨンのボスでCM監督にイ・ウォンジョン。オ・ジョンセのマネージメント事務所の社長にペ・ソンウ。オ・ジョンセのライバルになる俳優役にキム・ジュンソン。イ・シヨンと共にCM会社のスタッフをしている先輩役にキム・ミンジェ。
 
映画自体が、オモチャ箱をひっくり返したような懐かしい楽しさがあります。まずは、ハウツービデオの内容が、解説者のおっさんと白人の男女がでてくるんですが、60年代、70年代のような古臭さがあり、それがまた面白いんですよ。ビデオの内容とは別に、主人公たちがいる場面のあちこちに、登場して解説してくれます。画面に、文字がドーンとでてきたり、画面を見ているだけでも、楽しめます。アイテムがビデオというところからして、懐かしですよね。あり得ない状況になったりしますが、この映画なら許せるんですよね。何でもあり!!という感じで。
 
最近、韓国で、ラブコメといえばこの人!!という女優がいないような。自分の中では、キム・ソナがラブコメの女王のイメージだったんですが、もうずーっとやってないですよね。女優でぱっと思い浮かぶ人がいないんですよ。なので、イ・シヨンにラブコメの女王を狙ってほしいです。オ・ジョンセも、かなりのコメディーセンスをもっているので、主演としてどんどん出てほしいと思います。

 
「男子取扱説明書」は、シュールなネタがびっしりで、キラキラ光っている映画。そんな映画を撮った監督のイ・ウォンソクさんは、この作品がデビュー作。アメリカで広告を学んだ人のようです。だから、背景をCMがらみにしたんでしょうかね。今回は、ヒットせずに終わりますが、可能性のある監督だと思います。早く次の作品を撮ってほしいです!!!!!ヒットはしなくても、この映画を見れば、可能性があることが一目でわかるので、投資会社の人たち、そこをしっかりと見て、早く次の作品に投資してほしいです。笑。
ほんと、ゲラゲラ笑える映画なんで、日本でも公開か、DVD発売だけでもいいから、みなさんにも見てほしいです。このシュールな笑いを共有したいですね。
 
細かい楽しさがちりばめられているので、もう一度見たくもあります!!
 
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こんなパージョンのポスターもありました。
ゲームをするように、男をコントロールするという内容のポスターですね。

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