韓国映画スタッフブログ

韓国映画の日本人スタッフの視点から、韓国映画ネタを中心に、韓国生活のことなどを綴っていきたいと思います。

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4月10日公開されたファン・ジョンミン、ユ・ジュンサン、ユン・ジェムン主演の「伝説の拳」を見てきました!!
 
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共演は、イ・ヨウォン、チョン・ウンイン、ソン・ジル、カン・ソンジン、カン・シニル、ソ・ボムシク。監督は、カン・ウソク。
 
学生時代にケンカで有名だったおっさんたちを集めての戦わせる格闘技番組「伝説の拳」が始まる。様々な強いおっさんたちが戦って、番組がどんどん人気を得ていく。そして、最強8人のトーナメント生番組が始まる。
 
ファン・ジョンミン、ユ・ジュンサン、ユン・ジェムンは学生の頃、ケンカ仲間だった。そんな3人も参加することになる。学生以来に再会した3人がそれぞれの人生をかけてトーナメントに挑む。
 
ファン・ジョンミンはうどん屋を苦しいながらもやりくりしているおっさん。1人で育てる娘は反抗期、プラス学校でいじめられている。娘のために戦う。
 
ユ・ジュンサンは、家族が海外にいて、ひとり韓国で嫌なこともサラリーマンとしてプライドを捨てて、絶えて耐え抜いて金を稼いでいる。
 
ユン・ジェムンは、刑務所にいたこともあり、結局はヤクザの道に進む。久しぶりに再会した仲間に刺激を受けて、仲間のため立ち上がる。
 
こんな、番組があったらかかなり盛り上がるなと思いました。設定は最高。出だしは最高。
 
ファン・ジョンミンという俳優。かなりうまい役者さんですよね。で、今回、初めて、この人と一緒に映画できたらいいなと思いました。うまい役者だと思っていたけど、一緒に仕事したいまでの興味はなかったんですよ。いつも、うまいなー!!止まりで。でも、今回、純粋なおっさんだけど、娘のために戦うという姿勢が心を打たれましたね
 
悪な役もできる人だと思うんですけど、この人の魅力って純粋さだと思うんですよ。今も観客動員数を上げているイ・ジョンジェ、チェ・ミンシク共演の「新世界」のヤクザ役も純粋さがあるヤクザなので、かっこよかったと思います。
 
チョン・ドヨン共演の「ユア・マイ・サンシャイン」も純粋な役でしたよね。でも、愛よりも、この人の純粋さは家族に対する部分が強いというか、生きるというか、一番似合ってると思いました!!
 
「伝説の拳」の感想としては、ちょっとがっかり感がありました。まず、この3人の主人公の過去シーンが結構あるんですが、ちょっと長すぎなんですよ。細かく見せすぎ。
 
この3人がどのように仲良くなって、どんなことがあってってことを必要以上に見せすぎたせいで、上映時間が2時間半になり、観客をちょっと飽きさせてしまいましたね。そこまで見せなくても、この3人の友情は見せれたと思うのに。
 
ドラマメインの映画だったら、長くてもいいのに、アクションがメインだったので、2時間を超えた頃(おそらく、笑)から、退屈になってしまいましたね。おそらく監督はドラマにアクションが付け加えられた映画にしたかったと思いますが、自分が感じるには、アクションにドラマが付け加えられえた映画だったと思います。
 
そして、さらに残念だったのは、ファン・ジョンミンのキャラクターはよかったけど、ユ・ジュンサンとユン・ジェムンのキャラクターとか設定がちょっと弱かったということ。すべてをかけて戦う!!という部分が観客の心にまで伝わってこなかったのが、残念でした。
 
過去を削って、この二人のおっさんになってからの葛藤とか現実をもっと掘り下げたら戦いのシーンが深くなったと思うのに。結局、戦う理由で過去(シーン)がどうのこうのじゃなくて、今、この瞬間がどうのこうのだと思うので。
 
カン・ソンジンさんは試合のアナウンサー役で、とにかく喋り捲ってますが、ちょっとコメディーっぽいキャラがあったように思います。ここが、ちょっと個人的には微妙でした。
 
プロレスとか格闘技のアナウンサーって盛り上げ役だと思うですよ。で、結構、興奮してしゃべるから声のトーンが上がると思います。で、そこを表現したかったのか、カン・ソンジンさんのトーンも上がってました。さらにアクション映画にはコメディーがあったほうが有利だということで、コメディーなニュアンスをにじませたんだと思いますが、逆に雰囲気を軽くさせたように思います。
 
カン・ソンジンさんには申し訳ないですが(野獣で一緒に仕事もしてるし、この映画のアフレコ作業のスタジオの横のスタジオが無名人のスタジオで、挨拶もしてるので)、カン・ソンジンさんは、コメディーたっちな感じはちょっと似合わない気がします。どっちかというとヤクザ系とか、ヤクザだけど、心優しい義理人情がある役がいいと思います。もしくは、今回はファイターの1人だったほうが生きていたように思いますね。好きなこと言いまくってしまって、すいません。
 
あと、最後のオチはちょっと反則でした!!こんだけ盛り上げておきながら、これかよ!!って感じで。監督が表現したかったことが、観客の期待に反していたことが残念でした。これから、クライマックスだ!!と期待してたら、なんか、終わってました。笑。
 
個人的には、ファン・ジョンミンを今まで以上に最高だと思えただけでも、見てよかった映画です。
 
この映画と同じ日に公開された映画はトム・クルーズ、モーガン・フリーマン主演の「オブリビオン」(日本公開は5月31日)です。
 
13日のボックスオフィスを見ると、「オブリビオン」は638スクリーンで公開され、上映回数は3275回、観客数は21万2558人。一方、「伝説の拳」は733スクリーンで公開され、上映回数は3129回、観客動員は18万7055人。(ちなみに、シン・ハギュン主演の「ランニングマン」は、422スクリーン、2006回、10万761人)
 
もともと日本でのボックスオフィスの発表は収益のみだったと思いますが、去年から収益と観客動員数も発表されるようになりました。
 
一方、韓国では元々、観客動員数だけでしたが、去年からか収益も発表されるようになりました。いくつのスクリーンで公開されてるかの発表はありましたが、最近は上映回数の発表もあります。
 
スクリーン数が発表されても、そのスクリーンで一日中5回とか上映されてる映画も、1日に1回だけ上映されてる映画も、スクリーン1として数えられるので、比べるにはちょっと微妙じゃないですか。それをさらに詳しく分析できるように、上映回数という絶対的な数値が発表されたことは、すごいことだと思います。
 
今回、「伝説の拳」のスクリーン数の方が多いのに、上映回数が少ないのは、ランニングタイムの影響ですかね。「伝説の拳」は2時間半。「オブリビアン」は2時間。この差がはっきりでた結果でしょうか。スクリーン数、上映回数に関係なく、観客動員数が多い映画がヒットナンバー1であることは間違いありません。それだけ多くの人が見ているので。
 
で、上映回数を見て分析、判断できることは、儲け率だと思います。スクリーンを確保することは、それなりの配給費用がかかると思うんですよ。「オブリビオン」は「伝説の拳」に比べて、少ない配給率で儲けを得ているということですね。
 
ちょっと分析してみると、「オブリビオン」は1回上映の平均観客数は65人。「伝説の拳」は60人。で、もし「伝説の拳」の上映回数が「オブリビオン」と同じだ3275回だとすると、「伝説の拳」の観客動員数はプラス8760人。この数を「伝説の拳」の18万7055人に加えると、19万5815人。
 
ということで、結局、上映時間で上映回数が同じくらいだったとしても、「伝説の拳」は「オブリビオン」を越えることはできなかったということですね。
 
スタッフたちが上映時間を短くしていれば「オブリビオン」に勝てたかもしれないのに!!と言ったとしても、それはあまり関係なかったということになります。笑。ちょっと詳しく分析してみました。笑。
 
ちなみに「オブリビオン」も今日見たんですが、かなり退屈でした。。。新しいものが全くない映画でしたね。期待してたのに、残念。「オブリビオン」と「伝説の拳」面白い方を選ぶとしたら、自分は「伝説の拳」です。結局、トム・クルーズが出演しているということが、観客動員を上げた理由だと思われます。
 
最近、ネイバーの映画サイトでフォト見せる予告編というものが出てきました。
 
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伝説の拳が始まります!!拳で勝負だ!!的な、まさに拳のアップ。汗と血なのかが、葛藤とかドラマを表現しているのか。
 
 
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番組の視聴率だけを考えている演出担当イ・ヨウォンが動きだした!!
 
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かつて伝説だった彼らを、イ・ヨウォンは探し出す。
 
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その1人はうどん屋をやってるおっさん、ファン・ジョンミン!!
 
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葛藤の末、戦うことになった模様。
 
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伝説の拳だった若者、ユ・ジュンサン。
 
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今では、頭を下げるサラリーマン。。。
 
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頭ばかり下げていられるか!!ってことで、ユ・ジュンサンも戦いに参加したー!!
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さらなる伝説だったユン・ジェムンの若かりし頃。
 
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そして、それぞれの戦いが本格化する。
 
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じゃーん、そしてこの3人のおっさんたちはそれぞれ何のために再び戦うことにしたのか。そして、真の伝説の拳の頂点に上がるのは誰だ!!
 
見た後に、このフォト予告編にコメントをつけるの、なかなか面白いかも。いや、見る前に、フォトを見て、内容を予想していくっていうほうが面白いかもしませんね。
 
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別パターンポスター。
上には現在のおっさん。下には、伝説だった10代。
キャッチコピーは「あの時、俺たちはひとつだった。誰もの伝説だった・・・」。
見た後としては、このキャッチコピーに騙された感が。。。笑。
西島秀俊、キム・ヒョジン主演の日韓合作「無名人」のサウンド作業が終わりましたよ!!
 
今回の映画はサウンドが結構重要な映画なんですよ。監督も、シナリオもシナリオを書いたときから、サウンドは重要だと考えていて、一番最初に決まったのは、サウンド地チームだったくらい!!今回のサウンドチームはSHという会社で、「道〜白磁の人」
も担当した会社なので、自分は2回目、2作品連続ということで、かなり楽しい作業になりました。とにかく情熱が溢れまくるサウンドチームです!!
 
映画は、シナリオがあって、監督が演出して撮影する。監督が意図とするものを表現していく。撮影が終ったら、仕上げ作業。大きく分けると、編集、音楽、CG、カラコレ(映像の色の調整)、サウンドです。
 
編集によって新しい映画が誕生することもあります.編集によって、シナリオと違う意図が生まれる可能性もあります。大げさにいうと、ジャンルも変わってくる可能性もあります。アクション映画だけど、これはドラマ方面で押していったほうが有利だという場合は、アクションシーンを削ってドラマシーンを多くしたり。アクションプラス恋愛ものだったら、アクションを多くすることもできるし、恋愛の感情をメインにすることもできたり。
 
日本映画は短い撮影時間で終らせるのが重要なので、撮影前に、絶対撮らなきゃならないものだけを撮る方に近いと思います。一方、韓国映画は、撮影時間が日本映画よりも余裕があるので、盛りだくさんな感じで撮影する映画が多いです。メリットとしてはいろんな素材を撮って、あとでいろいろと料理ができる。デメリットとしては、撮りすぎたため、普通に2時間くらいに編集すると考がえたとき、必要な部分も切るしかなくなって、説明不足になったりと。
 
あ、すいません。サウンドの話を書こうとして、話がずれました。それくらいに編集は重要だけど、サウンドも重要だということを書こうと。
 
CGに関しては、新しいイメージが生まれることはありますが、とりあえずは、監督が表現したいことを映像化していく作業。
 
カラコレは同じ場所で撮ったものでも、違う日に撮った場合は、映像の色加減、が微妙に違ったりするんですよ。そういうものの色を合わせるのが目的。そして、全体的な色のトーンを作る作業です。ちょっと暗いトーンにするのか、青が引き立つトーンにするのかとか、赤っぽく?黄色っぽく?緑っぽく?いろんな色にすることが可能です。その映画だけを見たら、違いはわからないかもしれませんが、比べてみると、映画によってかなり違ったりします。お、これは変わった色だなー!!とか、新しい感じの色だ!!とは分からないと思いますが、無意識的に何かを感じて映画の雰囲気に入り込んでいるものだと思います。
 
そしてサウンド。個人的には編集と同じくらいにサウンドって重要だと思います。普通の現代劇だったら、映画ごとに違いを出しにくいと思いますが、アクションとかSFとか非現実っぽい部分がある映画は、サウンドがかなり重要です。サウンドで映画の色を表現することもできるからです。例えば映画「トランスフォーマー」シリーズは、変身するときのサウンドがかなり新しいんですよ。うわー!!かっこいいー!!と感じられるサウンドだったと思います。またサウンドによって感情を調節することができたり。ここは、リアルな音を出そう。そして、いきなり心理的な音を表現しよう、ってことになったら、見てて、急に緊張したり、スリリングになったりと。アクションとかでも、莫大な音で見せてたのに、瞬間、音が消えて、ブレーキの音だけになった場合、音が多くないのにもかかわらず、心臓にドン!!と衝撃が走ったり。
 
で、今回の「無名人」はサウンドによって、映像以上のスケールになりました!!監督も自分たち演出チームも想像もしてなかった音が入ったりして、かなり感動できる作業でした。ここで、こんな音を持って来たとは!!細かいところだとしても、見てる人に対して心理的な部分で感情を伝えたりと。このポイントに、シナリオにもなかった別の場所の台詞を響かせたりと、ほんと素晴らしいサウンドデザインになっています。それが、川井憲次さんの音楽と絶妙に絡み合っています。音楽とサウンドがぶつかり合わずに、お互い助け合って、最高なものになっています。
 
編集作業、CG作業、字幕作業、カラコレ作業など、監督と自分たちは飽きるほどに「無名人」の映像を見てきました。正直、ちょっと飽きてた部分もあったんですが、今回、サウンド作業をしながら、この映画、やっぱり面白かったんだ!!と感じさせてくれました。SHに感謝です。
 
映画スタッフはいつも私服で、汚らしい格好してるんですけど(笑)、今回は作業も楽しかったし、最高のサウンドができたということで、監督と自分たち演出チームは最終日にスーツで参加してみました。笑。この感謝の気持ちをサウンドチームに表現したいなと思って。神聖なる気持ちで締めをしたいなと。まさか、スーツでサウンド作業に参加する監督も、演出チームも今までいなかったと思うので、サウンドチームも驚いていました。っていうか、みんなで大爆笑でした。ありえねー!!って感じで。笑。
 
ほんと、最後の瞬間まで、笑いのたえない、最高の作業でした。
 
無名人、サウンド作業が終わりました。残りの作業もあと少し!!!
 

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