韓国映画スタッフブログ

韓国映画の日本人スタッフの視点から、韓国映画ネタを中心に、韓国生活のことなどを綴っていきたいと思います。

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パク・ヘイル、ユン・ジェムン、コン・ヒョジン、ユン・ヨジョン、ジン・ジヒ主演の「高齢化家族」を見てきました。公開されてすぐに見たんですけど、家のノートブックが壊れてたため、鑑賞レビューが遅くなってしまいました。
 
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次男のパク・ヘイルの職業は映画監督。前に公開した映画は大失敗したため、それからはまったく仕事もなく、金もなく、自殺するしかなく、首をつろうとしたときに、母親ユン・ヨジョンから電話が。「元気にしてる?ちゃんとご飯は食べてるの?あんたが好きなもの作ったから、あとで家に寄りなさい。」と。腹が減っていたパク・ヘイルは、とりあえず自殺をやめて、実家に行くことにする。金もないので、実家で暮らそうと決めて。実家には長男で仕事もまともにしてない駄目男のユン・ジェムンが。二人は仲が悪く、久しぶりに会ったのに、すぐにけんかになる。さらに、バツイチの妹が娘を連れて実家に帰ってくる。2人目の旦那とも別れるから、しばらく実家にいると。
 
兄弟3人が久しぶりに集まったのに、口げんかばかりで、早く家をでてけ!と。でも、母親はけんかばかりしてないで、ご飯食べなさいと、肉を焼いてくれる。
 
こういう感じで映画が始まります。最初から、なんか実家っていいなー、と思い出させてくれる映画。
 
久しぶりにみんなで日帰り旅行に行って、海の近くで飯を食べてたら、やはり口げんかに。別の客がうるさいから静かにしてくれと言えば、短期なコン・ヒョジンがその客につかみかかり、長男と次男は妹を助けるために即参戦。笑。店が大混乱。帰りの車の中は、シーンとしてる。でも、母親がいきなり笑い出す。家族っていいね、みたいな感じで。けんかは多くても、家族はひとつだね、みたいな感じで。暖かいシーンでした。
 
映画の後半は、いろんな展開があって、韓国のドラマみたいなどたばたが繰り広げられます。それぞれの出生の秘密とか、母親に恋人が?みたいな展開になっていきますが、最終的には、家族っていいねって感じで終わります。
 
ほんと、実家のことを思い出しました。久しぶりに母親が作る家庭料理が食べたいなーと。この映画を見た誰もが実家のこと、両親のこと、兄弟のことを思い出し、実家暮らしの人は家に帰ってから、やっぱりここが一番居心地がいいなと思ったはずです。
 
でも個人的には、「高齢化家族」というタイトルは微妙です。60代の母親、40代の長男、次男、そして30代中盤の妹。年齢が高い登場人物たちのどたばたコメディーって感じのマーケティングでしたが、別に年齢はあまり関係ないような。こんな年になっても、小学生のように、けんかしてる、、、というところに面白さがある映画ではありますが、「高齢化」という単語が伝えるイメージと、映画の内容は微妙に違いますね。
 
「高齢化」って老人社会化?みたいな老人のイメージで、福祉とか介護とか、そういうのをイメージしますよね。この映画には、老人的なポイントはゼロです。母親は60代だとしても、老人ではなく母親という存在でしたから。
 
なんか、マーケティング的な意味しかないタイトルはちょっと残念でした。ま、タイトルなんて無視して映画を見ればいいと言われれば、そこまでですが。
 
役者たちは、みんなベストキャスティングでしたね。中でも、ユン・ジェムンが一番インパクトがあったかな。超駄目男。というか、男というか、能無し長男ってイメージでしょうか。ガキ大将がそのまま40代になった感じ。笑。子供っぽすぎるところがある純粋な男。演じがいのあるキャラだったと思います。最後も暖かさを与えるエピソードがあったり。
 
コン・ヒョジンはやっぱり、こういう弾丸トークなキャラ似合いますね。似合いすぎです。彼女の顔って、ちょっと鋭いというか、きついイメージがあると思うんですが、それがかなり生きていて、彼女のために作られたキャラのような。次は、戦うコン・ヒョジンを見てみたいです。
 
ユン・ヨジョンもやっぱりいいですよね。ここまでのうるさい子供たちを静かにさせるのは、ユン・ヨジョンの懐の深さしかありませんね。普通だったら、この兄弟に口うるさい母ちゃんがいて、今でも、母ちゃんには負ける、みたいなのを想像すると思うんですが、ユン・ヨジョン演じる母親は、はいはい、わかったから、ご飯食べようねと、子供にがみがみ言ったり、怒ったり、攻めたりしないんですよ。すべてを包み込んでくれる感じが、暖かかったですね。ただただ3人をまとめる役ってわけじゃなくて、ちゃんと面白いエピソードが準備されてます。笑。やっぱ、母ちゃんが一番だなーと。笑。
 
パク・ヘイルは、ポスターでは、まるで別人になってますが、映画では、ちゃんといつものパク・ヘイルの顔でした。笑。ガキ大将的な兄ちゃんと、自分のことを兄ちゃんと思ってない?ってくらいに文句言ってくる妹の間で、唯一大学を出た一応インテリっぽい役。家で読書してたり、兄弟の中ではスマートな印象をうけるけど、でも、一番ちっちゃい人間だったかも。笑。そこのギャップが面白かったですね。
 
見て損のない映画です。誰もが共感できる「家族」というテーマ。
 
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別パターンポスター。ま、ふつーなポスター。オリジナリティーゼロ。個人的には、みんなで飯食ってる感じのポスターならいいのになと。何があっても、家族は飯を一緒に食べて解決させるみたいな。飯を一緒に食べれることはどれだけ幸せなことか、ということを伝えてくれるポスター。
 
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3人の子供時代の写真でしょうね。なんか、めっちゃいい感じ。合成した3人の写真を同じポーズで大人になった3人。新しい試みですよね。
 
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兄弟けんかが、他の客とのけんかに発展。でも、母親は、いつも冷静に見守るというこの映画のすべてが一度にわかるシーン。かなり重要なシーンであり、印象づけたいということで、ソローモーションで淡々と状況を見せてくれます。母親が飲んでるのが、焼酎ってのも面白いですよね。この手のつかみかた?大きさは焼酎だと思います。(ちなみに、劇中、この場面のほかに母親が焼酎とか酒を飲む場面はなかったはずです。)
 
 
 
 
 

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久しぶりのブログです。ちょっとばたばたしてたのと、4月の末からノートブックの調子が悪くて使えない状態でした。今日、修理したので、無事復活です。
 
4月の半ばに、西島秀俊、キム・ヒョジン主演の「無名人」の作業が公式的には終わりました。残り最後の1,2%の作業は監督とプロデューサーが行えば終わりです。
 
終わってすぐに、韓国のインディーズ映画に参加しました。2週間くらいの短い時間だったんですが、こういう映画に関わるのは初めてだったので、かなり楽しい時間を過ごすことができましたね。撮影日数は6日。朝から夜中、朝までの撮影ばかりだったので、連続で撮影することができなかったり、撮影場所の問題、役者のスケジュールのつごうで、一日置きとかの撮影スケジュールでした。
 
タイトルは直訳すると「猫少女」。猫少女だとかっこ悪いので、「キャットガール」ということにしておきましょうかね。
 
主役の一人は日本の女優、広澤草ちゃん!!
 
今回、草ちゃんが参加するということで、通訳として自分も参加することになりました。ちょうど、「無名人」が終わってすぐということで、スケジュール的にもぴったり合いました。草ちゃんは韓国に語学留学できてました。去年の夏か秋に数ヶ月と、そして今年の頭から再び。留学が終わる最後の最後にちょうどタイミングよく映画の仕事が舞い込んだということで、自分もかなりうれしかったですね。で、基本的会話は全然問題ない語学レベルですが、時間のない現場で監督と細かい話し合いになったときは、やはり通訳がいたほうがいいよね、ということで自分が参加することに。いやー、草ちゃんの韓国初作品に自分も関われて、かなりうれしかったです。
 
草ちゃんとは、5年前くらいだったかな。自分が「彼岸島」の撮影で日本に滞在していたときに知り合いを通じて初めて会いました。でも、お互いおっくうな性格?で連絡をちょくちょくとることはなく。笑。そして、2年前くらいだったかな、草ちゃんからいきなり連絡が来て、韓国に遊びに行くから会いましょう!!と。で、韓国の屋台で久しぶりの再会を果たしました。そのときに、ずっと考えてた韓国留学を実現させたいということを聞きました。そして、ついに草ちゃんは、去年、韓国に来たのです。
 
ちょうど、自分は無名人の準備で忙しかったし、夏は撮影で日本に行ってたし、また草ちゃんも、かなり忙しい時間を過ごしていたので、お互い連絡とって時間を合わせて会うこともできず。。。笑。
 
でも、8月だった、9月にインチョンである映画関係者が集まるイベント?みたいなのがあったので、行ってみたら、草ちゃんがいるじゃないですか!!いやー、こんなところで偶然会えるなんて、かなり運いいよね!!と再会の感動を分かち合い。笑。
 
で、またお互いに忙しくて、メールとかだけでの連絡だったんですが、春前に連絡をとりあって、久しぶりにゆっくりと飲むことができました。そのちょっと前から、韓国映画に出演するかも!!という話があったので、詳しくも聞きたいなーと。で、いろいろ話して、その映画のことも調べてみたら、撮影監督は自分が仲いい人だったんですよ!!いやー、これはかなりの縁だなと思いましたね。
 
で、それからは、女優が映画会社と直で話をするよりも、誰かが間に入って、いろいろ進めたほうがスムーズにいくと思われたので、自分が間に入ることに。そして、その流れで通訳をすることに。草ちゃんとはいろいろ撮影前にも、話合うことが多かったので、ちょくちょく会いましたね。そして撮影も一緒にやって。
 
草ちゃんの演技を今までにちゃんと見たことがなかったんですが、いくつかの作品を探して見てみると、いやー、その作品ごとにイメージが違うんですよね。あれ、これ別の人?って一瞬思ってしまうような感じ。さすが女優だ!!と思いました。
 
今回の「キャットガール」でも、自分がシナリオを読んで感じなかった感情、見えなかった感情を、草ちゃんが演じてたんですよ!!現場で、本番を見守りながら、想像もしてなかった演技、感情が生まれたのを見て、びくっと驚くというか、緊張してしまったというか、何かが生まれるときの衝撃?(これは、ちょっとオーバーな表現。笑)がありましたね。
 
監督も、草ちゃんには感動してました。最高のすばらしい女優だ!!と。外国の監督をも感動させた草ちゃんの演技は本物ですよね。いや、監督じゃなくて、撮影監督も、プロデューサーも、ほかのスタッフも、みんな最高!!だと、目が輝かせていました。
 
草ちゃんの強みは現場での瞬発力だと思います。現場の空気、相手役の演技、動きにあわせて、それを瞬時にキャッチして、自分の演じるキャラクターに反映させる。瞬間的に爆発させる集中力はすばらしかったですね。いや、爆発させるというよりも、カメラが回ってるときは、もうそのキャラになってるんですよね。体が勝手に動いてるんでしょうね。無意識的に反応して。
 
準備から撮影まで、いろいろとあって、話合うことはホント多かったので、草ちゃんはかなり大変だったと思います。初めての韓国映画ということでの緊張も絶対あったと思うし。でも、それを乗りこえて、すばらしい演技をみんなに見せてくれました。
 
最後の最後に草ちゃんと楽しい時間が過ごせて、ほんとうれしかったです。その時間ってのも、自分も草ちゃんが職業としている場面での時間。これ以上のうれしさってのは、ないですよね。
 
草ちゃんは、日本での仕事があるので、韓国を去りました。次はいつ来るかは、まだ未定ですが、いつか必ず、韓国生活シーズン2のために来るでしょう!!いつかまた、一緒に仕事ができるように自分ももっともっとがんばろうと思いました。
 
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この写真は、クランクアップした瞬間です。朝の6時くらいだったかな。朝から撮影して、ちょうど24時間くらいたったときだったので、かなりの疲労感だったんですが、でも、やっぱり無事に終わったことがうれしくて一緒に写真。無事に終わったことのうれしさと、やっぱり楽しい時間が終わったという寂しさも同時にこみ上げましたね。
 
草ちゃーん!!日本でもがんばってなー!!
 

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