韓国映画スタッフブログ

韓国映画の日本人スタッフの視点から、韓国映画ネタを中心に、韓国生活のことなどを綴っていきたいと思います。

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先日5月16日に公開されたオム・ジョンファ、キム・サンギョン、ソン・ヨンチャン主演の「モンタージュ」を見てきました。
 
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公開された木曜は、ディカプリオの「華麗なるギャツビー」に次ぐ2位でしたが、金曜は、再び「アイアンマン3」に抜かれ3位でしたっけ。で、昨日、土曜の成績は「アイアンマン3」が1位で、「モンタージュ」が2位。記事では、「モンタージュ」が「華麗なるギャツビー」を抜いた!みたいな感じで、「アイアンマン3」を無視して、ヒットしてるよ!!系になってました。「アイアンマン3」の勢いは、まだまだあるので、公開する映画関係者は、もう「アイアンマン3」のことは無視するしかないかもしれませんね。
 
15年前に少女誘拐事件が起きた。身代金は犯人に奪われ、結局、少女は死体で発見される。そして、15年の月日が過ぎて、時効になってしまう。そんなとき、15年前を模倣した事件が発生する。同一犯の仕業か?それとも真犯人?
 
オム・ジョンファは、少女の母親で15年間、悲しみと苦しみの中で生きてきた女性。時効が過ぎて警察が動かないなら、自分の手で探し出そうとする。
 
キム・サンギョンは、15年前の事件の担当刑事で、犯人を捕まえることができないまま時効を迎えてしまう。15年前を模倣した事件が発生すると担当刑事とは別に、個人で事件を調べ始める。
 
ソン・ヨンチャンは、新しい事件で誘拐された少女のおじいちゃんの役。犯人に利用されてしまう。。。
 
果たして、時効を迎えた犯人が再び現れたのか?それとも、当時の事件を模倣した真犯人の仕業なのか?
 
映画が始まってすぐに、時効がもうすぐで、時効になったらもう犯人を捕まえることができないということが、オム・ジョンファに伝えられます。事件現場に白い花束が置かれていることを発見したキム・サンギョンは犯人が再び現れたと思い、最後の部下と2人で最後の調査に乗り出す。
 
ここで、始まって間もないのに、調査シーンが細かく編集されてるんですが、普通の映画の場合は、映画の途中くらいに、音楽を中心に、台詞とかなしで、細かく編集されたくだりがあります。これって、そろそろ観客が飽きてきたから、ちょっと違うパターンでもう一度集中させようと意味もあると思うんですよ。あと、主人公たちの行動をいちいち細かく見せる必要がなくて、時間の流れだけを見せればいいときとかに、よく使われます。今回の調査シーンも、細かく見せる必要はなく、スピーディーにイメージ中心で。
 
でも、映画の頭?から、スピーディーに見せてくるので、なんか映画に入り込めないまま、流れていくような、なんかしっくりこないなと思ってしまいました。ちなみに、編集を担当したのは、西島秀俊、キム・ヒョジン主演の「無名人」も編集した方です。「無名人」の次は、「モンタージュ」なんです!と言っていましたね。
 
あ、話がずれてしまいました。
 
ま、シナリオの流れ上、ここは、スピーディーに見せるしかなかったと思いますが、個人的には、最初だから映画に集中させなきゃならないのになーと思いました。
 
そして、このスピーディーが終わるとすぐに、はい時効です、になってしまいました。あれ、時効の前にもっと、ハラハラドキドキがあるものかと思ってたんですけど、裏切られてしまいました。なんか、ぽかーん、と。予想を裏切ることは、観客を映画に引き込むことにつながる場合もあると思いますが、自分は、あっけなく何かが過ぎていくように思えてしまいました。
 
はい、そして、新しい事件が起きます。ソン・ヨンチャンじいちゃんが目を離したすきに、孫娘がいなくなってしまうんです。そして、家には警察が犯人からの電話を逆探知しようと準備。
 
映画を見る前に、ソン・ヨンチャンはオム・ジョンファの父親だと思ってたんですよ。オム・ジョンファは娘を誘拐された。ソン・ヨンチャンは目を離したときに孫娘を誘拐された。15年前がオム・ジョンファで、現在がソン・ヨンチャンだということを、まったく知れなかったので、映画の中で新しい事件が起きたのに、自分は、15年前の事件を見せていると錯覚してみていました。
 
映画が始まる。時効がもう少しだ。時効になりました。15年前の事件はこうでした。という風に流れても、ごくごく普通だと思うので。
 
でも、誘拐された母親はオム・ジョンファじゃないから、おかしいなと思ったんですよ。別の役者が演技するという設定?それとも、どっちかが本当の母親で、どっちかは妹とか姉とか、そういう関係?
 
あと、この新しい事件での操作チームはすべて新しい登場人物だったので、これは昔のことだろうと勝手に決めて見ていたんですよ。
 
キム・サンギョンも、オム・ジョンファもまったく絡んでこないから、これは過去であろうと。ところどころに、オム・ジョンファが個人的に犯人を見つけようとしているカットとか、キム・サンギョンが時効を迎えて悔しがってるカットとかあったんですけど、これが現代のシーンであろうと。
 
とにかく、時空列がややこしい感じになっていました。自分のように現代と過去を錯覚してみてしまった人もいるかもしれません。錯覚してない人でも、最後は時空軸のだましがあるので、やられたーって人もいると思います。そこを映画の面白さとして見る人とそうじゃない人。
 
自分は、えー、そんなことだったんですか?と、しっくりこなかったタイプです。
 
オム・ジョンファは主人公で娘を殺された傷ついた母親なので、真ん中は全然出てこないんですよ。ちょこちょこっとでるくらいで、他の役者と絡むこともあまりなく。これは、物足りなさ100点満点でした。もどかしいというか。オム・ジョンファは後半にまた見せ場があります。でも、最後というよりも、最後の最後って感じですかね。どーんって感じで出てきます。
 
最後のどんでん返しは、まったく想像してなかったんですけど、なんか衝撃度は低かったです。時間軸のしかけとかがあまり気に入らなかったので、ややこしくて、え?いったいどうつながってるわけ?と考えていたら、そこで、どんでん返しがどーんですから、映画の呼吸のリズムに乗ることができず、衝撃が低かったんでしょうね。
 
悪と正義がしっかりしてなくて、なんか悲しい感じで終わったので、サスペンスの面白さがちょっと弱かったかもしれません。でも、横に座っていた客は、最後、悲しいなーと言ってました。
 
あと、笑わせる部分が結構あります。まじめな映画ほど、笑いがあると重くなりすぎないからいいと言われたりしますよね。あと、笑いがあればみんながさらに楽しめるとかとも。今回は、ひたすらべたな笑いのオンパレード。とにかく笑わせるために、無理やりな部分も多くて、個人的には、ひきました。笑。会場はくすくす笑ってましたが。なんか、オム・ジョンファのまじめ度と、キム・サンギョンのまじめ度が、周辺のキャラの笑いとまったく重っていないので、映画全体がなんか、結局何やりたいのかな?みたいに思ってしまいました。個人的には、笑いをなくして、もっとサスペンス度を増やしたほうがよかったと思うのに。笑いがちょこちょこあるから、最後の結末の衝撃度が減ったのかなとも思いました。どうだろ、これは関係ないかな。
 
「アイアンマン3」の勢いがどこまでいくかわかりませんが、とりあえずは、ディカプリオの「華麗なるギャツビー」には勝ちたいでしょうね。どうなるでしょうか。今週は水曜公開の「ワイルドスピード」の新作くらいで、他は得に大きな映画はないと思います。なので、「モンタージュ」が稼ぐチャンスはまだあると思われます。
 
 
 
 

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