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キム・レウォン、イ・ソンミン、チョアン、イ・グァンス、チ・デハン主演の「マイ・リトル・ヒーロー」を見てきました。
泣いちゃいました。感動できるストーリーです。何よりも、子役たちが素晴らしいです。いい映画だと思います。
夢はブロードウェイ。夢は大きいが、いつも人のせいばかりにして逃げて、努力を忘れたミュージカル監督のイルファン。そんな彼は代打として運よくオーディション番組に出演することになる。そこで、ペアを組むことになった少年は韓国人とフィリピンのハーフ、ヨングァンだった。ヨングァンは天使の歌声を持っているが、他はまるっきり駄目。最悪だと思い、ヨングァンに冷たくあたり、死ぬ気で練習しろと、無理を言うイルファン。しかし、ヨングァンは、本当に死ぬ気で努力をして、難しい課題をこなしていく。そんなヨングァンを見ながらも、オーディションの審査過程を通過したのは、自分のお陰だといい気になっている。果たして、イルファンは、いつになったら目を覚ますのか!!笑。
というのが内容です。
というか、このペアは、すべての困難を乗り越えて奇跡を起こすことができるのか!!というのが、内容です。
キム・レウォン演じるイルファンは、ほんと嫌な奴なんですよ。もう、最悪。こんな奴、早く痛い目を見ろ!!と思うくらいに。いつになったら目を覚ますんだ!!と先が気になる映画です。でも、もちろん映画ですから、最後には目を覚まします。笑。
正直、この映画のいいところは、最高のハッピーエンディングではないというところですかね。どこか、切なさが残る、そんなエンディング、気に入りました。現実的だからこそ、見る人々に勇気を与えるのかもしれません。
途中では泣きましたが、エンディングでは泣きませんでした。もちろん泣く観客は多いと思いますが。泣けなかったのかな。最後は泣かせるぞ!!的な内容や演出がなかったのかも。
この映画が面白いのは、子役のジ・デハン君の魅力だと思います。演技は初めてのようですが、かなりいい子を発掘しましたね。800人のライバルを相手にキャスティングされたようですね。もともと、演技をしようとしていたわけではなく、たまたまスタッフの目にとまったようですね。で、ちょっとオーディションをやってみたら、可能性がある!!と監督の目にとまったのでしょう。
この子、かなりの努力家だと思います。この映画を知ったとき、もともと踊れる子をオーディションしたんだろうと思っていましたが、違うようです。この役のために努力して、踊れるようになったみたいですね。かなりの努力の量だと思いますよ。これは、凄い!!
演技を見てみると、ところどころ、素人っぽい部分はかなり残っています。でも、そこが逆にリアリティーに繋がったように思うんですよ。演技しすぎていると、可愛く見えたり、魅力的に見えたとしても、物語に調和せずに、その子自体が浮いて見えるみたいな。ちょっと恥ずかしさが残ってるような、ぎこちなさが残ってる部分が、ハーフであるために、友達からからかわれたりするために、自分を出せずに、おとなしくしている、ひきこもっているような、このキャラクターにピッタリはまり、リアルに見えたのかもしれません。
純粋で、演技をまだまだ知らないからこそ、できる演技があります。泣くシーンがいくつかありましたが、その中のいくつかは、本当に感情移入しすぎて、泣いてしまっているように見えました。演技というよりも、素の感情が溢れたんだと思います。「裸足の夢」の子供たちも、同じような感じでしたね。
実際のデハン君はお父さんがスリランカ人のようですね。
ヨングァンのクラスメイトで一番中のいい友達が、みんなからアフリカと呼ばれるアフリカのハーフの子供なんですが、この子を演じるヨンヨン君もかなり魅力的です。キャラがあります。おそらく、監督はこの子に会ったとたん、キャスティング決定!!みたいになったんじゃないでしょうかね。明るく元気一杯。この映画を盛り上げています。
上映時間は2時間10分。意外と長いんですが、まったく飽きずに見れます。それは、歌と踊りがひたすら流れるからです。オーディション番組ということで、チーム決めオーディション、1次、2次、そしてファイナル。ちゃんと作られたミュージカルシーンがかなり多くでてきます。それぞれ、それなりのクオリティーがあります。
が、長すぎて飽きたわけじゃないですが、もう少しその時間をドラマに回してもよかったんじゃないかなと思いました。今のままでも泣けることは泣けるんですが、もう少しエピソードがあったりしたほうが、さらに感動物語になるんじゃないかなと。そこが、もったいなかったかもしれません。
努力すれば不可能はない。努力は素晴らしい。自分らしくいかないと何の満足も得られない。「マイ・リトル・ヒーロー」は、そのようなメッセージを歌と踊りで表現し、そこに韓国での多文化家族(外国人が混ざっている家族)の問題もちらりと見せる、そういう映画です。
いい映画なのに「レ・ミゼラブル」とか「タワー」、「霊媒ヤクザ」、「クラウド・アトラス」のような派手で話題になりやすい映画が多くて、ちょっと埋もれている感じがします。もったいない。配給はCJなんですが、同じくCJの「タワー」をもっと押したいだろうから、この映画の宣伝に力を注げない?そんな感じなんでしょうかね。一気に、ヒットする映画じゃなくて、口コミでゆっくり長く上映するべき映画だと思います。最初の週に客が入らなくても、一気にスクリーンを減らすことは止めてほしいと思います。ゆっくりゆっくりと。
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