韓国映画スタッフブログ

韓国映画の日本人スタッフの視点から、韓国映画ネタを中心に、韓国生活のことなどを綴っていきたいと思います。

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ソン・ガンホ主演の「弁護人」を見てきました!!
 
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18日に公開したこの映画は、今のところぶっちぎりで1位です。予約率を見ても、この週末も1位になること、間違いなしですね。
 
内容。
 
1980年代の釜山。
コネも金も何もない税無関係の弁護士ソン・ウソク(ソン・ガンホ)。
不動産の登記から税金の諮問まで、周りが何を言おうと卓越した事業の腕前で
釜山で一番稼いでいる弁護士にまでなった。
大企業のスカウトまで受けて、
全国区の弁護士としてのデビュー直前に事件はおきた。
7年前に金がなくて食い逃げもして、
今もお世話になっている豚クッパ屋の息子ジヌ(イム・シワン)が
いきなりある事件に巻き込まれた。
豚クッパ屋のおばちゃんスネ(キム・ヨンエ)の心からの願いに
知らないふりをすることができないウソクは協力することにする。
 
で、映画は、とにかくよかったです。感動します。この映画を見た誰もが満足のいく作品だと思っていると思います。
 
拷問を受けた人を助ける弁護士。絶対悪に見える相手というのが韓国という国であるので、勝つのは不可能だと思われる弁護人に、人権問題は扱ったこともない主人公の弁護士が名乗りあげます。周りに止められても、自分が決めたことは諦めず遣り通すという正確の主人公は、最後まで国と戦い続ける。
 
まず、韓国人は韓国という国にほこりをもっていたり、政治に関心があったりと、国がらみの内容に関心があるように思えます。国の批判をする人も、日本よりも全然多いように思いますし。ただ批判するじゃなくて、ちゃんと自分の意見を持っているというのがすごいなと。日本人は、国とか政治にあまり関心ないですよね。それと、全然違います。
 
主人公の7年前、勉強に明け暮れて、食い逃げした店に、家族を連れて行くシーン。当時よく行ってた店とうことで、おばちゃんに僕のこと覚えていますか?といいながら、食い逃げした金を払おうとしたら、おばちゃんは、また来てくれてことが自体がありがたすぎるから、7年前のお金なんていらない!!と。さらに、うれしすぎるから今日の飯代もいらないわ!!というシーンなんですが、かなりの感動でしたね。笑。いやー、こんなお店は現代ではないとは思いますが、なんか韓国人の情の熱さを表現してるようで、かなりぐっときてしまいました。自分の利益とか関係なく、人情で生きて位r人は、現代では少なくなってきましたが、韓国にはまだまだ残っているように思います。金よりも、人と人の助けあいが一番重要ですよね。金がなくても、人情があったら生きていけると思いますもん。
 
この映画を見て、やっぱり、ソン・ガンホってすごい人だなと思いました。「スノーピアサー」のソン・ガンホは普通だなーと思っていたんですが、今回はすごすぎました。ソン・ガンホのためにある役のようにも思えます。裁判用語とか法律用語がバンバンでてきますが、かなりのスピードでまくし立てます!!そこに100%以上の感情がしっかりとのっていて。裁判シーンで、3分くらいだったか、とにかく長いカットがあったんですよ。ソン・ガンホはひたすら、早口で止まりもせずに、ひたすら喋り捲るシーンは、ほんと自分も裁判所にいるような錯覚を覚えました。観客たちもの雰囲気も、わー!!って感じで、とにかくスクリーンの中に心が奪われてましたね。ザ・集中って感じの空気感でした。
 
ソン・ガンホの涙をためながら、必死に弁護している姿に、何度も涙が出てきました。
 
この役は、ソン・ガンホ以外、考えられないです。ソン・ガンホのライバル?として、同じよくキム・ユンソクがあげられますが、この役は彼よりは、ソン・ガンホですね。
 
キム・ユンソクは、悪役もできるというメリットは持っていますね。悪い役もかなり似合う。ソン・ガンホも十分にできると思いますが、観客は、それを求めていないように思いますね。人のいい役は、キム・ユンソクよりもソン・ガンホですね。キム・ユンソクは人のいい役もできますが、どちらかというと、駄目男でスラング使いまくりで、でも、心は優しいという方向ですかね。
 
この映画は、大統領で自殺したノ・ムヒョンの実話を映画化したものです。もともと、ノ・ムヒョンさんは、税務関係?の弁護士だったけど、拷問を受けた人々を助ける人権問題の弁護士になったという過去があり、そこからアイディアを得て、この映画が作られたようです。
 
というノ・ムヒョンの実話という宣伝効果もあり、韓国国民が関心を寄せる映画になったということです。
 
しかし、宣伝ではノ・ムヒョンの話を一切だしておらず、純粋に一般人がノ・ムヒョンの実話らしいよと口コミで広がっているようです。今現在の大統領はノ・ムヒョンのことが嫌いだろうから、もし、ノ・ムヒョンの名前を宣伝で出したら、なんらかの攻撃を食らう恐れがあります。実際、ノ・ムヒョン嫌いの一般人は、10点満点評価とかで、ゴミみたいな映画だ!と、わざと1点とかにして、平均点を下げているという話も聞きます。
 
豚クッパ屋のおばちゃんを演じてるキム・ヨンエ。すごく綺麗で魅力的な方ですね。年をとったのにも関わらず、セクシーさがあるというか。笑。心の温かさは、こちらまで感動しまくりでしたし、あと、主人公に息子を助けてと心からお願いするシーンも、感動しました。でも、その後はとくに目立ったシーンはなかったんですよね。裁判が始まったら、ソン・ガンホが中心になりすぎて、おばちゃんは、裁判を見守っているのに。ちょっと残念だったなー。
 
悪役として、クァク・ドウォンさんがでています。若者たちを拷問する警察のボスのような役。この人、ほんと演技がうまいから、ほんと憎たらしかったです。個人的に大好きな役者さんですが、ぶっ殺してやりたいくらいに、いやな奴でした。演技かなりよかったですね。コメディーもできるし、こんな超悪もできるし、いい役者だと思います。
 
この映画が、今年のクリスマス、正月映画ナンバー1になること、確実のような気がします。
 
 
 

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