韓国映画スタッフブログ

韓国映画の日本人スタッフの視点から、韓国映画ネタを中心に、韓国生活のことなどを綴っていきたいと思います。

『ザ・ゲーム』

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

今日朝早くに出発して、釜山ロケハンをした。

自分じゃなくて、オヤジたちが(笑。
釜山ロケハンへ行ったのは、監督、プロデューサー、助監督、ラインプロデューサー、
撮影監督、照明監督、美術監督。

オヤジという表現は、各パートのトップ、ボスのことを言う。
オヤジ級の人たち、とか、そういう表現をよくします。
やっぱり、映画用語も日本から伝わってきたものが多いから、
今でも日本語としてよく現場で使われますよ。
でも、このオヤジっていう言葉は、映画用語じゃなくて
ほかから一般的に使ってたり、広まったりしたものかもしれませんが。
一般の生活用語でも、日本語はたくさん残ってますよ。
韓国語を勉強したり、韓国人の知り合いがいる人たちは、
一度は聞いたことあるかもしれませんね。

話しがずれましたが、オヤジたちが釜山へ行ってきた。
ある程度、見る場所を決めておいて、ここで撮影をするか!?
できるかをオヤジたちが確認しにいく、確認ロケハン。
大勢行っても費用だけがかかるので、自分たちは、事務所で一般業務(笑。

どれくらいの分量かはわからないけど、少なからず釜山でも撮影が行われる予定。
監督の故郷は釜山!!
監督は今回の「ザ・ゲーム」(仮題)が4作品目だけど、
まだ一度も釜山での撮影をしたことがない。
ロケハンでは嫌ってほどに行ったけど、結局撮影までにはこぎつかなかったという。
だから、先日、
「釜山で撮影やりたいな〜。故郷で撮影を。一度もやったことがないんだよ!!(笑)。」
と言ってました。
監督の願いが叶ったようですね!!

釜山での映画撮影はかなり行われている。
釜山市が映画産業にかなりの協力をしてくれるから。
韓国で一番しっかりしているフィルムコミッションがある。
希望の撮影場所を調べてくれたり、宿とか、交通の助け、
撮影許可を取るのも代行してくれることもよくある。
大きな道路シーンとかは、ソウルではなかなか許可が下りないけど、
釜山はかなり協力的。
なので、100%釜山撮影の映画も結構ある。

−−−

「ザ・ゲーム」(仮題)のシナリオはまだ完成してない!!
まー、どんな映画でも多少の変更はあると思うけど、
今回は、どんどん変化していくので、ついていくのに大変だ。
どのバージョンのシナリオがどうだったか、すべてが混ざってしまって、
頭を抱えることも多い(笑。
でも、それだけいい映画を作る作業だから、うれしくもある。
どんどんいいアイディアがでてきたり、
みんなのこの悩みが映画をよくしていくと思うと、やっぱりいい。
週末に、ホテルで缶詰作戦があります。
缶詰されるのは、監督、プロデューサー、助監督、そしてそしてそして、
ハギュンさん!!
ハギュンさんも缶詰されますよ(笑。
最初から、この映画に関して積極的に意見を言っていたハギュンさん。
最後の最後まで、一緒に悩もうというこの姿勢は、
スタッフから見てても、かなりいいですね!!
超いい印象です!!

月曜に完成したシナリオが拝めますように!!!!

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

今回は、一緒に仕事してるスタッフを紹介します。
スクリプターのパク・ヌリです。
スクリプターは、日本では「記録」という名称で
エンドクレジットやパンフレットに紹介されてます。

スクリプターとは、
撮影現場では、撮影のすべてを記録する役割のことです。
撮影は、順序とおりに行われるものじゃないから、
そのカットとカットのつながりをチェックしたり、
どのテイクがオーケーなのか、なんでNGになったのか、
などを、中心にチェックします。
編集するときに、どの部分をひっぱりだして、
つなげればならないのか、すべてをまとめるのが、スクリプター。
このカットは、「あとでCG処理がされる」というチェックもあるし、
「あとで、台詞を録音する」とか、
監督があとでこういう風に編集したい、など、
すべてのことを記録します。
この記録がちゃんとなっていなかったら、
編集するときに大変なことになります。

ヌリは明るく元気な女の子で、
事務所の雰囲気をよくしてくれるようなそういう性格ですね。
周りのみんなをよく助け、下からは姉御のように慕われてます。
年齢は、自分の2つ下。今年、26歳です。
演出部がはじめての自分をよく助けてくれるので、
自分にとっても重要な存在です。


では、彼女がこのブログのために書いてくれた文章を・・・

−−−−−−−−−−

毎日事務所で顔を合わす演出チームの面々、
でも、同じ顔だとしても、毎日違う顔のように感じる。
それぞれ担当しているパートが違うから、仕事内容も違うし、悩みも違うので、
同じ日の中でもさまざまな表情を見せる。
美術・小道具パートを担当している信介は、美術・小道具会議がある前日は得に忙しく、
人物パート(俳優・エキストラ)を担当しているウンジョンは、オーディションがある日は、忙しすぎて正気ではなくなる。
(オーディションが終わった今は、衣装、メイクパートを担当している。
細かいところまで神経を使わなければならないので、ぼーっと気をとられてる姿をよく見かける。)
主に、ロケハンにでているスンとヤンジュンは事務所ではあまり顔見ることはない。
ひとつでもいい場所を見つけてきたときは、事務所に入ってくるところから、大きな声が聞こえる。
胸を張って、大きな笑い声、そして、口はひらきっぱなしで、ひたすら話をしている。
なぜだか男っぽく自信があふれてる表情を見ると、一日苦労したかいがあったということを表している。
しかし、そういう日があれば、
肩を落として、いつ帰ってきたかもわからないように静かに事務所に入ってくることもある。
そういう日は、尋ねなくても、いい場所がなかったんだなとすぐにわかる。

助監督は、いつも明るくいい人だということは知っているが、
最近は、時々暗い表情も見せる。
俳優とスタッフの間で、スケジュール調整をし、さまざまな悩みがあるという証拠だ。
近いうちに、演出チームでお金をあつめて、体力補給になる薬か食べ物を食べさせなければ。
助監督が疲れていると、自分たちも疲れるから・・・

そして、スクリプターである私は・・・
最近は、絵コンテ作業をしている。
監督がシナリオをもとに、説明文で絵コンテを作成してきたら、
その説明文コンテを絵コンテ作家が絵を描き、私が受け取る。
私は絵と文章をまとめて、絵コンテブック(Continuity Book)を完成させなければならない。
プリプロダクション(Pre_Production)期間中に、スクリプターが行う一番重要な仕事だ。
映画は、数え切れないほどの多くの絵を組み合わせて、つなげて完成させる。
絵コンテは監督の頭の中にある数多くの映像を絵と文章で再現するものだけど、
ただカットとカットをつなげる連続性を確認するためだけに必要なものではない。
撮影、照明、美術、小道具、メイク、衣装、同時録音など、格パートのスタッフが1カット、1カットを作るために準備しなければならないものだ。
どれだけ効果的な方法で最高のクォリティーの映像を作ればいいのかを
考える基本になるものだ。
だから、絵コンテ作業は何よりも重要だと言えるので、
私が今やってる作業はそういう意味で、すごく重要だ。
おかげで私は自信をもって一生懸命、楽しく作業をしている。

一冊の完成された絵コンテ本を手にしたときに感じるこの上ない喜びのために・・・

パク・ヌリ

−−−−−−−−−−

写真紹介
写真1
これが絵コンテです。左に絵があり、右には、台詞と説明が書いて会います。
これが、今回の「ザ・ゲーム(仮題)」の絵コンテです。世界初公開です!!(笑)
必ずしも、絵1枚が1カット分ということではなくて、
たとえば、中央に見える絵の3枚目と4枚目の絵の間に矢印がありますよね、
これは、つながっていることを示し、俳優の動きを表しています。
背景の絵を見ると同じで、俳優の動きだけが違うでしょ?

写真2
これは、別の映画の絵コンテ本です。
最終的には、こういう本になります。表紙にもこって、
絵がかいてあったり、映画のイメージ写真があったり、かなりかっこよくしあがります。
映画が終わるころには、ぼろぼろになるけど、
その分、がんばったんだな〜と感させてくれる道具にもなりますね。
以前自分が参加していたクォン・サンウ主演の「美しき野獣」の時は、
絵コンテブックが2冊ありました。
それだけカット割が多かったということです。
今回は、1冊で収まると思います。
「ザ・ゲーム(仮題)」の絵コンテ本が完成したときには、また写真アップしますね。
楽しみにしておいてください!!

写真3
これは、スクリプターのヌリです!!
以前、事務所を紹介した写真でも写ってたのが、彼女です。

昨日は、カフェのロケハンをした。
シナリオには、一般的なカフェというよりも、
少しは高級感があるカフェ的な印象があるから、
ネットでよさげなカフェをリサーチして行ってきた。

さすがに一等地?高い場所にあるだけあって、
高級だし、来てる人たちも、高級そうな人たち。
天井が高かったり、テラスがおしゃれになってたり、
インテリアにこっていたり、こういう高級感の中での
週末の午後ってかなりいいだろうなと想像する。

お店のマネージャーと話しをすませて、デジカメとビデオカメラで撮影をしたあと、
マネージャーがせっかくだからなにか飲んでいって、と言ってくれた!!
やったーー!!
無料で飲み物が飲める!!
ちゃんと週末の午後をいい感じのカフェで一瞬でも感じれることができる。
自分はコーヒー、もうひとりはいちごジュースを。
メニューを見たら、コーヒーは1万ウォンで、
いちごジュースが1万3千ウォン!!高い!!
正直驚いてしまった。こういう世界に離れていないので(笑。
こんなに高くても、来る人は関係なにし、
この雰囲気を味わいに来るのだろう。
そして、その雰囲気を提供するお店のプライドとして
値段に見合った味を披露してくれる。

さらに、次の店でも、1万ウォンはする抹茶ラテをご馳走してくれた。
カフェのロケハンかなりいいな!!
またカフェのロケハンしたい!!

仕事が終ったあと、助監督の子供の一歳の誕生日のパーティーがあったので、
演出部、製作部スタッフ一同、みんなで行ってきた。
韓国では、1歳の誕生日を、イベント会場で、人をたくさん呼んで、
盛大にあげる文化がある。
昔は、1歳になる前に死んでしまう子供が多かったから、
1歳の誕生日は盛大にする!という風習が今でも残ってるのだという。

ちなみに助監督は双子。その兄にあたる人を初めて見たのだが、同じ!!
見分けがつかない。表情、しぐさ、体格、声、笑い方、すべてが同じ!!
こんなことってあるのか!?と不思議に思ってしまった。
自分たちスタッフは、主役の赤ん坊よりも、その双子の相方を
不思議そうに、こっそり目で追っていた(笑。

キョンジュ(慶州)に行ってきた。
キョンジュは、釜山の上に位置する、日本でいう京都のような場所。
昔の遺跡などが一番たくさん残っている場所で、
韓国の学生の修学旅行の第1候補となる場所。
ソウルから高速で4時間程度かかるので、
朝、5時過ぎに起きて、事務所集合後6時半に出発した。

キョンジュへの目的は。
今回の映画の一場面で手術室がでるんだけど、
その手術室を作るために、手術道具を準備しなければならない。
高い機会や装備だから、似せて作るわけにもいかず、
購入なんて、できるわけないということで、
残された道は、協賛会社として、スクリーン露出との引き換えに
無料レンタルしてくれるか、レンタル料ありでもないよりはましだ。

手術道具に関して、ある医者に相談してみたところ、
病院で実際に使っている装備は、小さなものまで
外部持ち出し禁止という決まりがある。
そこで、先生がちょうど週末にキョンジュで
新しい製品の展示会・博覧会があるから、
そこへ行けば、一度にそういう業者と接触できる。
とういうことで、急遽行くことになった。

現場へ到着したら、やっぱり自分たちは場違いだなと思った(笑。
来てる人は、全国からの医者や、病院関係者。
みんなスーツをびしっときめて、
眼鏡の奥の視線は、するどいというか、すごい人っていうのを
しっかりと表している。
それに比べて、自分らは普通の服に、
自分なんて、髭がも探るしく見える感じだし(笑。
でも、そんなの関係なしで、こういう最高の機会を逃さないように、
いろんな業者と話しをした。
ある程度は、どういうものが必要かというのを
予習していたから、だいたいターゲットは決まる。
でも、製品の説明を聞いても、自分はにたにたしてるだけ。
なぜならば、何を言ってるのかわからないから(笑。
専門用語、手術の順序方法なんて、わからないから、
ちんぷんかんぷん。
でも、業者の人を説明するのが仕事だから、
次から次へと説明が続く。
自分があまり理解できてないだろうなと、
目では気づいてそうだったけど、
口が慣れて、ひたすら営業トークを止めることができないっていう感じだった。

映画の企画案と名刺を渡し、簡単な説明をし、
製品のパンフレットと相手の名刺をもらう。
この場で、協賛が決定!!ということにはもちろんならない。
彼らも上司や、宣伝チームと話しあわなければならないから。

とりあえず、来週また電話して、話しを進めたいと思う。

自分たちにこの博覧会を紹介してくれた先生も来てて、
自分らが来る前に、必要そうな業者に自分らの話しをしててくれた!!
自分らはそんなこと知らずに、
業者に話しかけて協賛の話しをしていたら、
あ、さっきどこどこ病院の先生が、
映画スタッフが来るから、協賛を前向きに考えてあげてくださいって
言ってましたよ、と。
ここまで、協力してくれる先生は普通いないと思い、かなり感動した。

朝早起きして、眠たかったけど、
新しい、こういう博覧会というものを見れて、いい経験ができたなと思った。

天気もよく、タンポポの綿毛が華やかに舞う、そういうキョンジュの一日でした。

ある老詩人

今日もロケハンに行ってきた。
最近、自分のロケハンチームはギャラリーを中心に探しているんだけど、
ソウル市内のギャラリー、美術館のほとんどを見たと思う。
撮影はだめだという場所も多いし、
料金が高すぎて、無理というところも多い。
さらに、重要なのは、自分たちの映画のコンセプトにあっていて、
監督が気に入ったところじゃないといけない。
ということで、ヤンスリというソウルから1時間半くらいの
郊外へと今日は朝からでかけた。
最近は、天気もよく日差しも暖かくうれしい。
ヤンスリの方面は、映画の総合セット場もあり、
そして、ソウルの中心を通るハンガンという川の上流部分が
ゆるやかに、余裕をもって、優雅に流れているので、
観光として訪れる人も多い。
仕事で疲れまくっている、自分の気分も、アップする。

ヤンスリは、バスが多く通ってないから、
地元の人が、ヒッチハイクする場合もある。
側沿いの道を走っているとき、2年前のことを思い出した。

当時、参加していた映画のサウンド作業室が
近くにあったから、ヤンスリにはよく来ていた。
いきなりヒッチハイクをする老人がでてきて、
ヒッチハイクの人を乗せたことはなくて、
どうしようか迷ったけど、面白そう?だから、
というか、これも小さな人助けだと思って、
どこまで行くのかと聞いた。
すぐ近くのバスターミナルまでというので、
乗せてあげることにした。
その老人は名刺をくれて、私は詩人だ、という。
名刺には、文学協会の理事だとか、なんとか書いてあった。
こんなところで詩人に会えるなんて、おもしろいなと思っていた。
バスターミナルまで、10分くらいの道のりだった。

この話を急に思い出して、一緒にロケハンしていたスタッフに言おうとした瞬間。
また、ヒッチハイクしてる人がいた。
今日は、ヒッチハイクしてる人にやけに会う日で、
2人ほど乗せてあげた後だった。
またいるなと思って、その老人を乗せてあげることにした。

もしかして、この老人は・・・!!
なんて、思って、冗談まじりで、
「2年前に、この近くで、詩人の老人を乗せてあげたことがあるんですよ。」
と言ったら、
なんと!!!
この老人が、まさに自分が2年前に乗せてあげた
詩人の老人だった!!!

この偶然は・・・
そのことを伝えると、老人は自分のことを覚えてはいなかったが
自分は、無償にうれしくなった。
老人も、久しぶりだね!!と言ってくれた(笑。

バスターミナルまでの10分。
日差しが暖かく、やさしい午後。
人と人は、ほんとどういう縁があるかわからない。
自分とこの老人は今後また会うことはないかもしれない。
2年前もそう思ったけど、こうして偶然また会った。

生きてくなかて、いろんな人に会う。
どんな出会いも、すべて続きがあると思った。
すべての出会いを大切にしたいなと思った。


.
shi*gen**za79
shi*gen**za79
男性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

[PR]お得情報

CMで話題のふるさと納税サイトさとふる
毎日お礼品ランキング更新中!
2019年のふるさと納税は≪12/31まで≫

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事