韓国映画スタッフブログ

韓国映画の日本人スタッフの視点から、韓国映画ネタを中心に、韓国生活のことなどを綴っていきたいと思います。

『クロッシング』

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昨日行われたキム・テギュン監督、チャ・インピョ主演の脱北をリアルに描いた映画「クロッシング」の記者会見は無事に終わりました。

前に一度見たことがあった自分は今回が2回目でした。
が、スクリーンで見るのは初めて。前回は家でDVDで見ました。
大画面、そして日本語字幕ありだから、また新しい感覚で鑑賞できました。
いやー、感動しましたね。泣きじゃくってしまいました。
横に監督がいましたが、そんなの無視して泣きまくってしまいました。
恥ずかしさもまったく関係なく。

この映画は2008年に2度の上映会、そして東京国際映画祭での上映があり、
すでに見られた方もいると思います。
NGO団体の方の中には今回3回目、4回目の方がいましたが、
何度見ても感動は同じで、さらに気づくことがあるから、
ほんとうに最高の映画!!と涙ながらに大絶賛していました。

脱北者のことを描き、リアルに北朝鮮の生活を再現したことが、
結構評価を得ていますが、
そういう部分を抜いても、映画としてのクオリティーも高いと思います。

今回参加した脱北者である女性の方は
映画の中にでてくる子供たちと同じ年くらに実際に脱北した方でした。
彼女の映画を見ての感想は、はやりつらかったことを思い出して、
心が痛くなったと言っていました。
さらにかなりリアルに描かれていたとも言っていました。
記者からの「北にいたときの一番つらかった思い出は?一番楽しかった思い出は?」
という質問に対して、
空腹もつらかったけど、それよりも両親が死んだことが一番つらかったと。
一番楽しかったことは、家族が一緒にいれたことだと。
どんなつらい状況だったとしても、
家族が一緒にいられるということが、一番重要なんだと思いました。

韓国には、脱北者がなんと1万8千人もいるとのことです。
思ったよりも多いことにびっくりしました。
日本には180人の脱北者がいます。
中国には10万人を越える脱北者がいると言われています。

日本では、北朝鮮というとまず思い浮かぶのは核とかミサイルですよね。
だから自分たちでは想像もできないような苦しい思いをしている
国民たちのことはまったく知らないと思います。
でも、この映画をたくさんの日本の方に見てもらって、
命を懸けて脱北する人々にも感心をもってほしいなと思いました。

今回、記者会見に参加したこの女性が脱北を選択した理由は、
両親が死に、このままでは自分も食べるものがなくて死んでしまう。
脱北を試みてもそこには死が待っているかもしれない。
どちらの選択にも死の可能性があるのならば、
助かるかもしらない可能性のある脱北を選んだほうがましだということだといいます。

「クロッシング」の公開は4月17日、渋谷のユーロスペースです。
他の地域での上映スケジュールはまだ詳しくでていないので、
わかったらまた報告したいと思います。

ホームページもできました、チェックしてみてください。
http://crossing-movie.jp/

配給会社「太秦」のホームページはこちら。
http://www.uzumasa-film.com/

キム・テギュン監督の「裸足の夢」「彼岸島」の前の作品である「クロッシング」が
4月17日についに公開されます!!
主演はチャ・インピョさん。

今日は記者会見が行われます。
場所は韓国文化院。
かなりの数の記者があつまるということで、
この作品への期待が感じられます。

脱北を題材にした家族の悲しい物語です。

詳しい様子はまた報告します。

4月17日、ユーロスペースにて単館上映。
その後、全国の劇場でも上映予定です。

イメージ 1

イメージ 2

去年の4月だったと思いますが、「彼岸島」の仕事の話が来て、まず監督に会いに行きました。そのときは、この映画は公開前だったんですけど、監督が海外セールス用の10分の予告編を見せてくれました。そのときに、ぐっと来るものがあり涙がでてしまいました。力のある映画だと。詳しい内容はまったく知らずに見たんですけど、すごい映画だと思いました。それで絶対この監督と仕事がやりたい!と思いました。そのときは、「ノーボーイズ・ノークライ(ボート)」の仕事があったので、タイミング的に一緒にできるかどうかはわからない状況だったんですよ。でも、キム・テギュン監督と一緒に仕事ができることになって、ほんとよかったと思います。

以下、監督の映画へのコメントです。

―――――

私の人生にて、忘れることができない記憶のひとつは、
10年前に見た北朝鮮に関するドキュメンタリーです。

自分の子供たちと一緒に家族で集まり、テレビを見ていたとき、
これ以上ない心の痛みをその映像を見て感じました。

コッジェビ(北朝鮮の貧しい子供たちのこと)と呼ばれる5,6歳くらいの幼い子供たちが、
道端に落ちているうどんを下水のような汚い水で洗って食べていたのです。

私は言葉が見つかりませんでした。
私が存在していること、生きていくということに関して、
大きな懐疑心を感じてしまいました。
とても近い場所、すぐにでも到着できるくらいの場所で
起こっているということが、信じられなく、恐怖を感じ、
そして恥ずかしいとも思いました。

それから私は、その子供たちの顔を忘れることはできませんでした。
そして、10年の月日が流れた今、「クロッシング-祈りの大地」は
私の「生」を再び考えさせてくれる作品になりました。
もしかしたら、この映画を作るために私の「生」がここまで来たのかもしれません。

あの時、感じた、あの恥ずかしさが「クロッシング-祈りの大地」という作品を
完成まで導いてくれる力になったのです。

―――――

この映画実現のためには、ほんといろんな苦労があったと思います。撮影のこととか聞くと、想像しただけでも疲れがどっとくるほどの大変さがありました。でも、それだけ素晴らしい経験もできたんだろうなとも思います。韓国、モンゴル、中国での撮影。モンゴルの砂漠での撮影は想像を絶するものだったようです。

チャ・インピョさんのインタビューの中で、ぐっとくるものがあったので、紹介します。

―――――

「ロケハンで監督たちと一緒に、モンゴルに行ったときのこと。4月のモンゴルの砂漠は風がかなり強くて、そして夜はかなり寒かった。砂漠に立った私は、実際にモンゴルの砂漠を渡ってくる脱北してくる途中に凍え死んだ多くの脱北者のことを考えた。私ももしかしたら、この砂漠で一人残されて、誰の助けもなかったら、死んでしまうだとうと思った。しかし、砂漠の夜は素晴らしく美しかった。地平線から反対側の地平線まで、数え切れないほどの星がカーペットのように夜空に広がっていた。しかし、このような美しい星の輝きも、美しいと感じることができるのは、それなりの生活をしている人だけだろう。この砂漠を命がけで渡る、切迫した状態にいる彼らには、決して美しいとは感じられないかもしれないと思ってしまった。

―――――

美しいというのは、やはり余裕のある人だけが感じられるのかもしれまんね。広大な砂漠の夜の星、それは美しいというよりも、無限に広がる不安につながったのかもしれません。でも、星明かりが彼らの希望になっていた、とも考えたいです。

監督は、この映画を撮りながら、やっぱり北朝鮮を扱うことは、簡単なことではないので、危ない目にあったり、脅されたり?するんじゃないかと思ったこともあったらしいです。でも、そんな不安に押しつぶされてこのプロジェクトから逃げずに、素晴らしい映画を作ってくれました。運良く?危ない目にあったことはなかったらしいので、ほっとしました。

台詞は北朝鮮の方言なので、やっぱり自分には難しかったです。なので、韓国語字幕で見ました。でも、台詞をそのまま字幕化しているので、難しい部分もありましたね。あと、北朝鮮に関する知識があまりないので、ここはどこだろう?なんでここに来ることになったんだ?というような疑問もたくさんありました。もっとこの映画を理解するために、もっと北朝鮮の人々を理解するように、ちょっと勉強したいと思います。これから、どんどん北朝鮮が問題化されるだろうし、マスコミで取り上げられることも多くなってくると思います。国じゃなくて、人のことももっと伝えてほしいですが、受身じゃなくて、自らすすんで情報を得たいと思います。

イメージ 1

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イメージ 3

DVDでキム・テギュン監督、チャ・インピョ主演のヒューマンドラマ「クロッシング-祈りの大地」を見ました。今回、自分が参加している「彼岸島」の監督は、キム・テギュン監督なので、早く見なきゃ見なきゃと思っていたのですが、実はまだ見れてなかったのです。韓国で公開されたときは、自分は「ノーボーイズ・ノークライ(ボート)」の撮影で日本にいたので見れなくて、撮影が終わって戻ってきたときには、すでに終わっていました。春?にDVDが韓国で発売したらしくて、監督から直接プレゼントしてもらいました。まだ見てないとは言わずに(笑。でも、見ようと思ったらDVDを借りたりなんとかして見れたと思うのに、かなり遅くなってしまいました。監督ごめんなさい。。。(笑。

映画の内容は以下の通りです。

-----
131日の切実な約束、8000キロの残酷なすれ違い!

2007年、北朝鮮ハンギョンド炭鉱町に3人の家族がいた。父親のヨンス、母親のヨンファ、そして11歳の息子、ジュン。3人は、充分ではない生活だが、いつも一緒にいれることが幸せだった。ある日、母親が倒れて、肺結核だとわかるが、簡単な薬も手に入れることができない北朝鮮の状況に絶望し、父親は中国へ薬を求めに行くことを決心する。生死をさまよいながらもなんとか中国に到着したヨンスは、伐木場で仕事をして金をためるが、不法労働が発覚し、すべての金を失い警察に追われるはめになった。そのとき、簡単なインタビューを受ければ、金がもらえるという話に、何も知らないヨンスはただ受けることにした。が、それが家族との完全なる別れになるとは・・・

一方、ヨンスが出発してから2ヶ月がたったこと、ヨンファの病状は少しずつ悪化し、ついにはこの世を去ってしまう。この世にひとりぼっちになってしまったジュン。何もわからないまま父親を探しに出る。その頃、ヨンスは韓国に到着し、ブローカーを通じてジュンの行方を知ることになる。不可能だと思えた父と息子の再会が実現になると思えたが・・・
―――――

という内容です。

見た感想は、ほんと切なかったですね。。。寂しかったですね。自分が充分に生きていけることが、なんかはずかしくなったというか。この世には貧しい人が山のようにいるのに、しかし、北朝鮮は日本からもすぐ近く、自分にとっては自分がいる韓国からすぐの距離にある場所。同じ朝鮮語を話してる彼らがこういう生活をして、毎日生活するのも大変だという現実。それがショックでした。昔は同じひとつの国だったのい、1945年に分断されて、こんなにも生活の差ができてしまった。世界中の人にもこの現実を知ってもらいたいし、韓国人にもたくさん見てもらいたい映画です。韓国人はそんな現実を日々、忘れて生きていると思います。

日本でも、北朝鮮の報道はたくさんされていると思います。でも、でもそれは国のことであり、一般人の話などはあまりでてないですよね。貧しい、自由がない生活ということは誰でも何かで聞いたことはあると思いますが、でも、実際にそれを映像で(これは映画であり、再現、作られたものですが)見ると、衝撃的です。

最近、脱北者の方とつながりがある方の話しを聞く機会がたまにあるんですけど、ほんと壮絶であるなと思いました。言葉がでないというか。同じ人としてこの差はなんなんだろうと。自分にできることは具体的になにかはわかりませんが、まずは知ること、それが重要だと思いました。知ること、そしてそれを人に伝えること、努力したいと思います。

日本では、去年の5月だったかに、一度試写会をしたようです。あと、秋に開かれた東京国際映画際でも上映されました。そのときに、「彼岸島」の俳優さんが、監督の招待により、劇場で映画を見たんですけど、その中の一人の役者さんは、映画終わった後に「8回も泣いてしまった!」と目を赤くして劇場からでてきました。上映後、監督と観客のティーチインもあったんですけど、監督に質問した観客の方は、最初涙が止まらなくて、質問しようにも言葉になりませんでした。マイクから響く泣き声が、観客すべての感想を代表して述べているようでした。

日本のホームページです。予告編が見れますよ。
http://www.crossing-movie.net/

2009年日本公開ということですが、詳しい時期はまだ決まっていないようです。早く日本のみなさんにもこの現実が届きますように。

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