西嶋秀俊、キム・ヒョジン主演の「無名人」の仕上げ作業は、来週末にはすべて終る予定です。10月に撮影が終って、いよいよ完成間近です。
普通の韓国映画の仕上げ作業よりも、かなり長い期間を費やしての仕上げ作業でした。いろいろ問題もあったりして、うまくいかない部分があったりして、監督初めスタッフ一同が、気苦労が多かったり、むしゃくしゃすることも多かったです。でも、個人的には、時間が長かった分、細かいところまで気を使って仕上げ作業ができたり、いろんなアイディアを出す時間が充分にあったので、結果的にはよかったと思っています。自分も、いろいろとアイディアを出しました。必死に監督を説得したりと。笑。
今回「無名人」の音楽は、なんとなんと川井憲次さんです!!
「美しき野獣」に引き続きキム・ソンス監督と川井憲次さんの夢の共演がまた実現したんですよ!!そんな夢の実現に自分も参加できて、本当に幸せに思っています。ほんと、最高の音楽作りに関われて、最高の気分ですね。
音楽は2月の頭にすでに完成しています。
打ち合わせを重ねて、監督と川井さんの方向を合わせて、細かいところまで作り上げていく作業は、ほんと楽しい作業でした。「美しき野獣」のブログにも書いたと思いますが、野獣のレコーディングを直接見たときは、感動して自分も監督も涙がでました。今回も、とにかく早くレコーディングしたいねと監督とずっと話していて、レコーディングの日を首を長くして待っていました。
1月の末にレコーディングが行われたんですが、当日、昼過ぎからのレコーディングだったので、監督と朝一の飛行機で東京に飛ぶ予定でした。しかし、前日からかなりの大雪だったので、なんと、朝一で飛行機が飛ばなかったんですよ。最悪。でも、ひとつ遅い便でも間に合うからなんとかなるだろうと思ってました。待っても待っても、案内はなく。ひたすら待ちました。かなりイライラして。他の飛行機は飛び出してるのに、自分たちの飛行機は何故飛ばない?
かなり遅れて案内があったんですが、自分らの飛行機がインチョンからキンポに来る必要があるのに、インチョンからまだ到着してない。いや、まだ出発すらしてない状況に!!そこで、この飛行機を待ってた人たちの中には怒りまくる人もいたりして、空港内の待機場はパニック状態。罵声が飛びまくってました。日本で重要な契約があるんだ!!と怒鳴るおっさんたち。
ほんと、飛行機が来るのが遅れるとかなら、ちゃんと言ってくれれば、他の飛行機を予約するとかできたはずなのに、航空会社の対応はかなり最悪なものでした。
結局、自分たちがキンポを出発したのは、確か12時半とかだったかな。レコーディング会場に着いたのは、4時近くだったはずです。ずっと楽しみにしていたレコーディングを最初から見ることができなくて、ほんと残念でした。監督もかなり落ち込んでいました。でも、レコーディングの後半を見ることができたので、よかったですよね。思っていたとおり、感動しましたね。この生音が、自分たちの「無名人」をリアルにしてくれる感じ。西島さん演じる「石神」、キム・ヒョジンさん演じる「ジウォン」の感情がこの音楽に乗って、100%以上に観客の心に届くことになると思います。
「美しき野獣」の時よりも、かなりパワーアップした音楽になっています。迫力満点で、オープニングとかエンディングとかは、ハリウッド映画のようなスケールがあり。アクションシーンは、さらに緊張感が増し、感情シーンは、さらに悲しかったり、つらかったり、やるせなかったり、感動だったり。
レコーディングした音や、その他の音をそれぞれ細かく調整してトラックダウンする作業にも監督と一緒に参加しました。調節して仕上げた音楽を最後に監督がチェックする。川井さんのスタジオで作業したんですけど、ここで聞く音が世界で一番なんですよね。このスタジオに合わせて調節されてるわけだから。劇場では劇場それぞれの環境があるから、微妙に変わったりすると思うし、台詞はいろんなサウンドと一緒に聞こえるわけだから、音楽だけが純粋に聞こえるわけではないですよね。だから、この「無名人」の音楽を、音楽だけで、純粋に100%感じれるのは、自分と監督だけなんだな!!と2人でミーハーっちくに喜んでいました。笑。
トラックダウンが終ってから、監督と川井さんと川井さんの事務所のスタッフのみなさんと乾杯したんですけど、本当に心から楽しい時間を過ごすことができました。また川井さんと作業ができる機会がありますように!!川井さん、最高の音楽、ありがとうございました。
CG作業は95%が完成しました。最後、細かーい修正のみです。そして、明日からサウンドの最終作業です。ファイナルミックス。サウンドチームが作りこんだサウンドをいよいよ明日聞けます!!楽しみでしょうがないですね。ワクワクしてしまいます。今まで長かった分、このワクワクが凝縮されている感じです。映像と音楽と台詞と効果音がどのように調和されているのか。今回は、今までにないようなサウンドにしたいねという目標があるので、想像できない感動が明日、待っているように思います。
自分みたいなスタッフがサウンドにどうのこうのと言うもんじゃないかもしれませえんが、自分もこの映画に愛着がありまくり、自分の映画だと思っているので、後悔なく最後の最後まで、自分の意見を監督にぶつけて、最高の状態で仕上げたいと思っています。
では、明日も楽しんできます。
この「韓国映画スタッフブログ」は2007年3月28日に始めました。今日が2013年4月4日。タイミングよく、ちょうど6年ですね。さらに、最初始めたのはシン・ハギュンさん主演の「ザ・ゲーム」の時でした。ちょうど、今日シン・ハギュンさん主演の「ランニングマン」が公開され、午前中見てきたところです。これも、タイミングが合いますね。不思議です・・・。
ちょうど6年たって、このブログネタが1000個目です。記念すべき1000個!!いつも、ブログを読んでくれてるみなさん、ありがとうございます。全然、書けてないときでも、アップされてるかなー?と訪れるみなさんには、本当に本当に感謝しています。
これからもいろいろと韓国の映画ネタと自分が関わる映画ネタを書いていきたいと思いますので、お付き合いよろしくお願いします!!