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ハン・ソッキュ、イ・ジェフン主演の「パパロッティ」を見てきました。
ハン・ソッキュも、イ・ジェフンもかなりいい演技をしていました。2人ともうまいし、2人のコンビネーションもなかなかよかったです。
オペラを題材にした韓国映画って今まであまりなかったですよね?まったくなかったのかどうかはわかりませんが、個人的には新鮮なアイテムでした。予告編でイ・ジェフンが歌ってるシーンを見たときは、やはりイ・ジェフンの声ではないので、なんか違和感があって、感動にかける!!ちょっと引く!!と思ってたんですが、映画を見てみると、演技が伝わってくるので、そのような違和感はなかったです。
オペラ歌手を夢見る孤独なヤクザ高校生と、夢にやぶれた元オペラ歌手で、今は田舎の芸術学校でオペラを教えている口の悪い教師。誰にも恩師という存在はいるわけで、いい恩師に出会えた人は、その恩師のことを思い出すことができて、再び感謝の気持ちが生まれる。もし、心に残る恩師がいない人たちは、こんな教師に出会いたかったなと思うはず。自分は、忘れられない恩師が2人いて、今でも連絡を取り合っているので、そんな恩師への感謝の気持ちを再び思い出すことになりました。
そういう学生と教師という感動と、オペラを歌うシーンの感動はあります。
しかし、ストーリーがひねりがなくて、普通すぎるんですよ。誰もが思い描く成功物語。予想したとおりの結末になる。この部分が見ていて、ちょっと退屈で、残念でした。
単純なストーリーで分かりやすい感動物語ということで、公開前は、大ヒットした「7号室のプレゼント」からバトンを渡されて大ヒットする!!と映画界では言われていましたが、公開してみると、いまいちに成績。。。公開週はゾンビのラブコメ「ウォーム・ボディーズ」に1位をとられましたし、2週目は、イ・ミンギ、キム・ミニ主演のラブコメ「恋愛の温度」に1位をとられました。普通すぎるストーリーのせいで、感動はするけど、人に見に行くように伝えるほどでもないと思われたのかもしれません。もうすぐで100万人の観客を動員しますが、最初に思っていたほどのヒットはもうないでしょうね・・・。週末の劇場状況を見ても、すでにスクリーン数が減っていたり、小さなスクリーンのみでの上映だったりでした。
助演のキャラクターは、かなり面白かったです。学校の校長役のオ・ダルスは、かなり笑わせてくれますし、この人、やっぱりうまいなーと思わせてくれます。
イ・ジェフンを可愛がるヤクザの兄貴役には、チョ・ジヌン。かっこいいおいしい役を演じていました。最近、主役級の役もやるようになってきたチョ・ジヌンが助演を演じているということで、映画に重みが少しでていました。いいキャスティングでした。
高校で、イ・ジェフンとの軽いロマンス担当は、カン・ソラ。田舎の女子高生!!的な面白い役でした。印象はかなりよかったですし、2人のエピソードもなかなか爽やかでしたね。
学校の英語の女教師役のイ・ドヨンと、学生主任のイ・サンフンは、気持ち悪い!!と言われそうな、外見的な強烈なインパクトで笑わせてくれましたし、さらに、この2人が恋愛関係にある!!という設定まであったので、多いに笑わせていただきました。
結構、笑えるシーンも全体的にあり、大声で笑っている観客もいました。まじめな感動物語に、笑いをちりばめたところは、よかったと思います。いいバランスでした。やりすぎでもなく。田舎の学校という設定が、その笑いを自然なものにしていたように思います。この写真ではあまりそのインパクトは伝わらないかもしれませんが、映像を見たら、度肝を抜かれます!!笑。
ハン・ソッキュは、「ベルリン」では、あまり魅力がでていなかったように思うんですが、今回は、ハン・ソッキュ健在!!って感じでした。この人は、「ベルリン」みたいな役よりも、今回のような一般人っぽい役のほうが良さがでますね。外見的にも、どこにでもいそうなおっさんなので、かっこいい役をやるよりは、親近感を感じられる役がいいですね。今回の役は口は悪く、自分のやぶれた夢に対する葛藤があるけど、代わりに生徒への愛情に変えて、生徒の夢を叶える手伝いをするという、しっかりした成長が演じられていました。
イ・ジェフンは、孤独で悪な生活をしているけど、根は優しい青年。孤独だったから、ヤクザの世界にはいったような人物。でも、オペラ歌手になりたいという夢を捨てることができずに、ヤクザの世界と夢の間で、かなり葛藤するという役どころ。ヤクザから爽やかな青年役になっていくところは、難しくなかったんじゃないかな。爽やかさを充分にもっている役者さんなので。最初、どれだけ悪に見せれるかという部分で、結構がんばったんだろうと思います。あと、オペラを歌う場面が3つほどあったと思うんですが、歌の練習もがんばったと思います。この映画は、イ・ジェフンが歌うシーンがメインと言ってもいいですからね。そこが嘘っぽく見えたら、この映画は何もない映画になると思うので。その点は、成功していたと思います。
でも、個人的に全体的な感想としては、やはり笑いの部分が生き生きしていて面白いとしても、先が読めてしまう単純なストーリーはかなりマイナスでした。あと、ヤクザな高校生がオペラ歌手になるという部分は、あまりにもあり得ないなー、と思ってしまいました。どこまでが実話かはわかりません。本当にヤクザな高校生が、オペラ歌手になったのかもしれませんが、それが実話だとしても、純粋に映画だけを見たとき、あまりにも映画的なスペシャルすぎるストーリーだと感じられてしまい、なんかしっくりきませんでした。実話だとしても、スペシャルすぎると、引いてしまうということです。ま、個人的な意見ですが。
ちなみに、ネイバーサイトの映画ページを見てみると、予約ランキングでは1位になっています。だから、もう少しは粘るかもしれませんね。
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