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父親殺しの嫌疑をかけられたドミートリイの裁判がはじまる。公判の進展をつうじて、ロシア社会の現実が明らかにされてゆくとともに、イワンの暗躍と、私生児スメルジャコフの登場によって、事件は意外な方向に発展し、緊迫のうちに結末を迎える。ドストエフスキーの没する直前まで書き続けられた本書は、有名な「大審問官」の章をはじめ、著者の世界観を集大成した巨編である。


この「カラマーゾフの兄弟」は、作者の言葉を借りれば、この後に第二部が存在するはずだった。
しかし第一部を完成させた三ヵ月後、ドストエフスキーは他界した。これは未完の作品ということになる。
しかしこれは「およそ続編というようなものがまったく考えられぬほど完璧な作品」になっている。

この小説では、神はあるか、罪とは、魂の救済とは何か、などさまざまな問題が考察されている。
作品の核となる「大審問官」でドストエフスキーは、登場人物を通して語っている。

『罪のないこれらの子供の苦しみと涙は何のためにあるのか、と問いかける。もし未来の永遠の調和のために、この子供の苦しみが必要であるとするならば、自分はそんなに高い入場料を払わねばならぬ未来社会へ入場券は突っ返すだろう。幼い受難者のいわれなき血の上に築かれた幸福など、自分は絶対に受けれることができない。自分は喜んで神を認めるし、神が世界を創ったことも認めるが、罪なきものがいわれなく苦しむ不合理にみちた、神の創ったこの世界だけは絶対に容認することはできない』

この言葉はまさに俺の信条・思想と一致するところである。


「神を愛するがゆえに、神を責める」


この世界の不条理を解く術を、もしかしたらないかもしれない解答を、この本を読んでまた心を新たに探す決意を固めることができた。



最高部類に入る人類の宝です、この小説は。

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