上山信一の『見えないものを見よう』

未来は誰にもわからない。しかし洞察を深めれば、現実が変えられるかもしれない

日記

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調査チームは、12月22日に正式解散しました。今後は特別顧問、特別参与として担当部局とともに活動します。なお、調査チームの活動を振り返って以下は12 月 21 日朝日新聞オピニオン(インタビュー)を掲載。
ーーーーーーーーーーーーーーー
東京都は変わるのか      都政改革本部特別顧問・上山信一さん 

 大阪府・市に続いて東京都でも目に見える「改革」が進められようとしている。しかも「豊洲」「五輪」と、みんながびっくりした課題を抱えて。東西の自治体トップから「特別顧問」を託された元官僚で元外資系コンサルタントは何を見て、どう変えようとしているのか。その手法に問題はないのか。
  【特集】小池都政

 ――東京五輪・パラリンピックの三つの会場について、かえるかえると言って結局かわりませんでした。小池百合子東京都知事が負けたと見られていますが。

 「大事なのはコストを抑えることです。私たちは2兆円3兆円かかりそうだという懸念からスタートしました。どう抑え込むか。その仕組みをどう作るか。日本の組織委員会と議論してもらちがあかない。そこで『3兆円かかるかもしれない』と発信したら、IOC(国際オリンピック委員会)がチャンスとばかりに反応した。今後、負担をいやがる住民の反対で招致都市がなくなることを恐れたのです。それで都、組織委、IOC、国の4者協議が出来て、とにかく総コストを早く開示しよう、都民の負担を下げようと一致した。こうして組織委に外圧がかかったのです。これが大事です」 

――でも会場変更はできませんでした。 

「目的はあくまでも最終コストの抑制です。すでに着工していたものを含め都の3施設で合計410億円、約2割強を削減できた。それに、まず隗(かい)より始めよです。IOCに対し、都は着工後でも見直す、総コストの抑制に手段は選ばないとアピールし、組織委にもコスト抑制の方法を教えた。会場変更は一石三鳥を狙ったわけです。今後の課題は個々の支出の抑制と管理です」――今でもボート・カヌーの会場は宮城県の長沼の方が良かったと思いますか。「はい。でも現実にできないものはしかたない。私はテクノクラート(技術官僚)なので『思い』で仕事はしません。でも小池さんには被災地への強い思いがありましたね。そもそも復興五輪で始まったのにと」  

 ――築地市場の豊洲移転も大変な課題です。問題の本質はどこにあると見ていますか。 

「豊洲市場も五輪の施設も極端に高価なハコもの建設の話です。特に豊洲は、いくら規模が大きく土壌汚染があったとしても5800億円もかかるのは不思議です。一つの県の年間予算の額です。どうやったら使えるのか。計画から工事までのすべてが不透明。どこかにお金が消えたと思われてもしかたがない」「もう一つは湾岸開発の視点。豊洲も五輪施設も、都は埋め立て地に建てたがった。確かに移転計画当時はトラックのために広大な場所が必要とされました。でも今やインターネットで売買できるし、物流基地は郊外でいい。民間企業なら築地は残して観光名所に改造するかもしれません」「都には、ひたすら海を埋め立てて開発事業を続けたいという衝動と組織の慣性があるのでしょう。江戸時代からのDNAかもしれない。それが豊洲市場や五輪施設を作らせている気がする。とにかく海を埋め、何かを建てる。惜しげもなく金を使うことが自己目的化しているように見えます」――豊洲の建物の下は盛り土ではなく空洞でした。でも、いつ、誰が、なぜ決めたのか、なかなかわかりませんでしたね。「石原慎太郎さん以降、歴代の知事が組織をきちんと管理してこなかった。ガバナンス(統治)と情報公開の不足です。部下に全部まかせ、議会ともなあなあで、トップが事業をチェックしなかった。お金があるから、利害調整もあまり必要なかったのでしょう。ほかの自治体では20年ぐらい前からお金がなくなり、首長が『あきらめてください』と頭を下げて調整してまわった。その中で情報公開が進み、住民の意識も上がった。でも都は違いました」 

――そこも改革しますか。

 「いずれ東京も人口減少に転じます。超高齢化社会の時代に合わせて、当然、変えていかないと」  

――ところで、都庁に来て、見て、聞いて、感じたことは。

 「最初の印象は『現状肯定型ばかり』です。五輪の問題で言えば小池さんから『一体いくらコストがかかるのか、本当にあれだけの施設が必要か』という問いが与えられました。それで都の担当部署をヒアリングすると、答えはいつも同じ。『IOCとの協約で守秘義務があって話せない』『資料は出せない』『議会に説明したことは変えられない』……。公務員が保守的なことには驚きませんが、都民への負担や情報公開の意識が薄いと気づきました」――それでどうしましたか。「IOCとの協約を見せて下さいと言ってもなかなか見せてくれない。小池さんが『知事室に持ってきて下さい』と言って、やっと知事室に届けられました」――そもそも、特別顧問とは、どんな仕事をするのですか。「知事の求めに応じ、職員とともに政策や業務の評価や見直しをし、改善策を提案します。都政改革本部には11人いて、私はその統括をしています」――条例など法的な根拠は。「設置要綱があります。改革本部のホームページを見て下さい」――実際にはかなり踏み込んだ仕事をしていますね。これが顧問かと思った人も多いのでは。「五輪の問題はかなり特殊でした。都には組織委の出費を管理する権限がない。ところが赤字は全部負担させられる。IOCとの協約の中でゆがんだ構造になっている。その中でコストを下げるには、タフな交渉と積極的な情報公開が必要です。ですから、知事の指示で国際会議に出て交渉したり、必要な時には記者会見したりしました」「その他の案件も含め、知事と相談して行います。言われていないことは一切やりません。言われたからやる」 

――知事に言わせることは。 

「個別案件で、こういう状況です、次はどうしますかとキャッチボールする中で、はありますね。知事から電話がきて『これやって』と言われることもあるし、断ることもあります」

 ――今の立場は官僚と政治家に分けたら、どちらが近いですか。
 「もちろん官僚です。霞が関出身の感覚でいうと、省庁の局長クラスの審議官の仕事に近い」 

――役所内を調査するそうですが、どういうことを。
 「例えば納税者の視点から質問を各部署にぶつけ、データや根拠を出してもらう。それを過去や民間、他県の実績などと比べて課題を洗い出す。政策評価といわれる手法です。役所の職員は優秀だし情報量も多い。でも仕事が大きい割に、何が本来の目的かわかっていないことがある。なぜ建てるのか、なぜこの広さなのか、基本的な問いに答えられないことがよくある。素朴な問いを発して一緒に考えていきます」――具体的には。「五輪施設の海の森を例にあげると、都の資料には年間35万人が来てにぎわうとある。でも本当に年間30回も大会が誘致できるのか、他の競技会場と競合しないのか。過去の事例と今後の計画を出して下さいと言う。すると、あれは競技団体側の努力目標だったとわかった、といった具合です」  

――調査チームは脚光を浴びました。こうした手法は、演出先行の劇場型、メディア活用型の改革に陥る恐れがありませんか。

 「あるでしょうね。あるでしょうが、劇場って何でも利用しますね。観客を演者にすることもある。五輪の予算は知事のガバナンスがきかない特殊な案件でした。だから、何でも情報公開するしかないと考えた。過去に起きたこともいま起きつつあることも。するとメディアが小池さんや森喜朗さんを演者のように仕立てた。我々も評価にさらされ、週刊誌などで悪役にされました。みんなで劇場を作って関心が高まりました」「そうしたら『2兆も3兆もかけるのはおかしい』とみんなが合唱し始めた。そうだそうだと私も言うし、客席の人も言う。大改革だから、最初のうちはこういう場面があってもいい。これくらいやらないと東京都は変わらない。でもずっとやるのは変だし、続きません。今まで起きたことは全部正しいと思っています」 

――「改革屋」を自称する上山さんが目指すことは。 

「官から民へ、そして国から自治体への分権化です。役所の仕事のうち、株式会社や財団など独立した経営組織に任せた方がいい分野はまだまだ多い」 
――なぜですか。 

「独立したら、当事者もやる気が出るし、楽しいからです。効率もサービスも良くなります」「分権化とは、中央集権体制の見直しです。産業構造も各地域に合ったものにしていく。だから、私は一番自立できそうな大阪の改革を手伝ってきました。中央政府が全国を引っ張る仕組みは、もう時代遅れです」
 (聞き手 編集委員・刀祢館正明) 
*うえやましんいち 57年生まれ。運輸省、マッキンゼー社などを経て慶応大学教授。大阪府・大阪市特別顧問も。著書に「『行政評価』の時代」など。

(参考)日刊スポーツ
五輪見直し、小池知事で東京は破たんを免れた➡石原都政だったら…いくらでもポンって出してたかも (上山信一インタビュー)http://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/1755976.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp @nikkansportsさんから




 都政改革本部の仕事とその情報公開に関し、最近の新聞取材で述べた話を共有化します。
1、私は知事の委嘱で、東京都の顧問および都政改革本部の特別顧問の2つの役職についています。
 特別顧問の役割と権限は明確で以下に根拠規定があります。
 これによると特別顧問の使命は「政策的見地から都政の課題についての実態調査及び評価、並びに課題の整理及び改善策の検討を行う」というものです。
➡どこかの知事が「有識者会議」の委員と混同されていましたが、特別顧問の仕事は会議の委員ではありません。仕事の形態は、顧問弁護士や検事、監査法人、経営コンサルタントに近く、会議出席よりもヒアリングや調査、首長などへの助言が中心です。
 なお、都政改革本部の設置要綱は、

2.都政改革本部の特別顧問、特別参与、特別調査員は非常勤です。毎日都庁に通うわけではなく、週に数回行きます。個室の顧問室はありません。都庁に行くと基本、会議室(大部屋)で打ち合わせ、ヒアリング、作業をします。
 各人は本務を抱えたまま、兼職で都庁の仕事をします。もともとプロの弁護士、会計士、元検事、経営コンサルタント、研究者などです。専門知識と課題解決の技法を駆使し、知事から依頼されたテーマについて課題の整理、分析から解決策の提案までを行います。
3.なお、都庁の都政改革本部では、専任の事務局職員たちが内部統制、情報公開、各局の自律改革など数多くのテーマの改革に取り組んでいます。特別顧問等が関与するテーマは全体の一部に過ぎません。
 調査は一人でやることは少なく、基本、チームで動きます。また多くの作業は職員と共同で行います。特別顧問の誰が何を担当するかは知事と特別顧問の「統括(まとめ役)」の私、各人の忙しさやスケジュールの都合などをみて当人と相談して決めます。ちなみに私の場合は9月−11月29日は、オリンピックの見直しと一部、内部統制問題を担当していました。その後は行政改革の準備のためのヒアリングに専念しています。
4、他の仕事との関係
 いうまでもないことですが私の本務は大学教授です。都庁のほかにも大阪府・市の特別顧問や新潟市、愛知県、国土交通省などで同種の役職に就いています。私はもともと経営コンサルタントでその手法を使った政策評価が専門です。各機関では、当該分野の専門家とチームを組んで政策や事業、団体、組織の課題を発掘し、解決策を提言しています。例えば国土交通省では政策評価の全体をとりまとめる政策評価会の座長を務めています。
5.情報公開、取材対応方針
 都庁に限らず、上記4の仕事については、基本、「調査が終わったこと」「やり終えたこと」についての情報公開をしています。手法は専門誌への連載や出版が中心です。(「行政の経営改革」(時事通信社)、「検証 大阪維新改革(ぎょうせい)」「自治体DNA革命」など)
 なぜ積極的に情報公開、発信するのかというと第3者による役所の事務や事業の「情報公開」が改革を進めるうえで極めて重要だからです。役所は独占事業体であり、競争にさらされません。役所組織に自浄努力を促し、有権者の気づきを喚起する以外に改革の方法はなく、そこで情報公開が必須なのです。
➡この点、非常に興味深いのは、一部の議員、彼らと癒着する記者が私のこうした情報公開活動を「不適切」「越権行為」と目の敵にする現象です。既得権益者と共存共栄の関係にある?自分だけが情報を独占して権威を保ちたい?背景は様々でしょうが議員と記者は、本来は政策評価をした結果の情報公開を歓迎するはずの存在。ところが彼らがそうした情報の公開を嫌がる場合は病根が深いことを示唆します。
 かつての大阪市、今の東京都はその典型です。
6.私は、コメンテーターや評論家ではなく、第3者の評価者であり、顧問という意味では当事者です。それに照らし、一連の情報公開活動は以下の原則に従って実施しています。
①特別顧問も第3者評価委員も公職であり、自らの作業内容や活動状況はなるべく情報公開すべき。
②しかし検討中や未決定の事項には守秘義務があり、コメントできない。あくまで決定済みの事項について検討の結果、経過、判明した事実、理由や背景を述べる。
③自らが担当していない、事実関係を把握していない事項についてはコメントしない
取材対応やTV出演は必要最小限に限って対応。TV出演は生放送のみ。新聞や雑誌の取材で名前を引用される場合は事実関係の誤りがないかどうかチェックする
⑤自らの関わった案件で未決定・未公表のことがらが報道されている場合、ツイッターやブログで「間違い」を早めに指摘し、あるいはメディアに抗議する(改革の妨げとなる世論操作や一部の議員と癒着したメディアによる政治的な印象操作を防ぐ)。
―――
以下は参考
(注)都政改革本部の設置要綱
(設置)
第1条 都民ファーストの都政の実現に向けた改革を推進するため、都政改革本部(以下「改革本部」という。)を設置する。
(所掌事項)
第2条 改革本部は、都政改革を推進するため、次の事務を所掌する。
(1)都政の課題についての実態調査及び評価、並びに課題の整理及び改善策 の検討に関すること。
(2)その他本部長が必要と認める事項に関すること。
(組織)
第3条 改革本部は、本部長及び本部員をもって組織する。
2 本部長は、知事をもって充てる。
3 本部員は、別表に定める者及び本部長が指名する特別顧問をもって充てる。
4 本部長は、必要があると認めるときは、専門的な課題を検討するためのプロジェクトチームを設置することができる。
(特別顧問等)
第4条 特別顧問、特別参与及び特別調査員は、本部長の命により、改革本部において、次の職務を行うものとする。
(1)特別顧問 政策的見地から都政の課題についての実態調査及び評価、並びに課題の整理及び改善策の検討を行う。
(2)特別参与 技術的又は専門的な見地から都政の課題についての実態調査及び評価、並びに課題の整理及び改善策の検討を行う。
(3)特別調査員 特別顧問又は特別参与が行う職務を補佐する。 
(以下略)

東京都の改革にかかわり、約2か月。最近ますます、10年前の大阪と似ていると痛感します。当時の大阪市もめちゃくちゃでした。あちらの場合は、労使の癒着です。パソコン一台を買うときすら労使協議をしていたのです。合理化で職を失う仲間がいるかもという理屈です。役所側も労務管理を労組に依存していました。こうした癒着関係の上に「背広を制服と称して公費で立て替え」「から残業」「やみ年金」などの不祥事が多発していたのです。そこから職員厚遇問題がやり玉にあげられ、私は福利厚生問題の検証委員となり、市の改革に携わりました。2005年2月のことです。さらに当時の関市長は不祥事を機に市政改革本部を設置し、わたしはその本部員となります。市長と助役(大平光代さん)とともに予算、人員を見直しし、情報公開も徹底しました。こうして大阪市はとうとう情報公開度日本一にまでになるのです。やがて大阪市は外部委員からなる市政改革推進会議を作り、改革の監視体制を作ります。私はその議長をやり、地下鉄、バス、保育所など個々の事業の評価を公開の会議でやりました(関市長時代。橋下時代は特別顧問で、今も続いている)。こうして2年が経った頃、大阪市単独での改革の限界を感じ、大阪府との合併や地下鉄民営化などの提案へ至ったのです。ちなみに今の東京都の都政改革本部の体制はこれや過去の政府の行革本部の体制を参考にしています。 しかし、厚遇問題の発覚から2年10か月後の07年11月、関市長は落選。地下鉄民営化などを訴えたのですが当時の市民には浸透しなかったのです。一方、その3か月後、08年2月に橋下知事が誕生します。私は今度は橋下さんに請われ、橋下改革を始めました。さて、以下はこうした10年越しの大阪改革のひとつの成果です。都構想はいったん消えましたが、個別事業の統合は着実に進んでいます。こうした実績の上に、次回の住民投票ではいよいよ都構想を実現したいものです。
以下はサンケイです。
ーー
大阪市議会は4日の本会議で、ものづくり企業の技術開発を支援する大阪市立工業研究所(市工研、城東区)を、大阪府立産業技術総合研究所(産技研、和泉市)と統合するための関連議案2案を賛成多数で可決した。開会中の府議会でも近く可決される見通しで、来年4月に府市が共同で新設する地方独立行政法人「大阪産業技術研究所」に一元化される。
 既存施設はそのまま活用し、市工研は森之宮センター、産技研の施設は和泉センター(いずれも仮称)として双方に相談や企業などによる利用申請窓口を設置する。業務の効率化や、それぞれの得意分野や強みを生かした相乗効果により、企業への支援強化を図る。
 市議会ではこれまで反対していた自民、公明両党が、統合のメリットを認めて賛成に転じた。一方、統合後も森之宮センターの人員や研究機能の維持確保に市が責任を持って努めるよう求める付帯決議も採択された。
「一気通貫の企業支援」へようやく一歩
 来年4月に統合される見通しとなった大阪府、大阪市の工業系研究所。過去3度にわたり府市両議会に提案されながら、統合の効果が具体的でないなどとして否決されてきた。「二重行政の解消」を掲げていた府市側は「利便性、研究開発スピードの向上」を強調して議論を重ね、ようやく一元化の第一歩を踏み出した。両研究所は中小企業の研究開発や事業化を支援する公設試験所。市工研は化学やバイオ分野、産技研は機械や金属などの分野で強みがあり、研究員1人あたりの特許保有件数や業務収入は全国の公設研究機関の中でともにトップクラスだ。
 橋下徹前市長らが設けた平成23年12月の府市統合本部会議で統合構想が打ち出され、当初は27年度の実現が目標だった。しかし、府市両議会では「役割分担ができており、二重行政にはあたらない」などと大阪維新の会以外の会派が反発。昨年の知事・市長ダブル選でも争点となっていた。
 これに対し、府市側は共同研究による具体的な実績があることや、研究開発を得意とする市工研と製造支援が得意な産技研を一体運用することで「企業の開発速度向上とコスト縮減につながる一気通貫の支援ができる」といった利点を挙げた。同時に、技術開発の質を維持するため、研究員の数や府市からの運営交付金も削減しないことを説明。市議会で自民、公明の賛成を得て、ようやく実現にこぎつけた。
 吉村洋文市長は本会議終了後、報道陣に「大阪の経済成長にとって必要な一元化。可決は非常に大きな転換点だ」と歓迎した。
以下の記事は全くの的外れ。
都政改革本部の初会合で、外部委員を後ろの席に移したのは私です(私は発表が長いからメインに座ったが)。当初、事務方は外部委員をゲストと考え、メインの席に据えた席順を用意してくれた。だが私は「逆ですよ、皆さんが改革の主役」と指摘し、席替え。知事も「当然」と賛同。
 ジャーナリストさんは、ちゃんと現場に取材をしてこの記事を書かれたのでしょうか?
 都政改革本部では外部委員が正しくて職員の皆さんが間違っているというステレオタイプは排除。間違っていたのは組織運営の仕組みと歴代知事(週2回しかこない、任期全うできない)。
 ちなみに国(政府)はあいかわらず例の規制改革会議に官僚たちを呼び出し、批判するが、結局、ろくな成果が出せていないように思う。私も一度呼ばれたが手法が真逆、僕は現場に出向くタイプと断った。組織の中に入り、一緒に新しい答えを出さなきゃだめでしょう。もちろん事業仕分けにも否定的だ。
 ちなみに大阪府でも大阪市でも私は職員たちとデータを分析し、未知の解決策を一緒に考えた。批判ばかりの委員はいらない。僕はいつも何かの答えを見つけ、それで成果を上げてきたつもりだ。答えが出ない仕事には最初から参加しなかった(橋下改革のエネルギー戦略会議など)。
 実務に精通しない人間が行政の現場の苦労もしらずにえらそうに「指導」する会議なんて機能しない。事件は現場で起きている。外部委員は選挙で選ばれたわけでもない。えらそうにしてはいけない。
 ちなみに小池改革では実務に精通しない著名人やジャーナリストは起用しない。全員実務家、現場に寄り添うプロだけに参加いただいている。
 都の顧問の仕事を始めました。非常勤の公務員なので守秘義務があり、調査内容は本部長(知事)や本部会議に報告した後でないと公開できません。しかし、作業の見通しや個人的印象を伝えることはできます。情報公開は、都政改革の柱ですので本部の活動もなるべく紹介すべきです。身辺雑記的なことを時々、ここで書いていきたいと思います。
さて、
 今週、始めたのはまだヒアリング以前の打ち合わせや情報収集です。情報公開の担当部署(内部通報、広報公聴)、監査部門やオリンピックパラリンピック準備局などに会いました。そこから今やっている仕事の現状を聞き、事務局とは都政改革本部の役割や位置づけなどの整理、第一回本部会議のやり方などを相談している段階です。
 来週にはおそらく本部の設置要綱が決まり、第1回会合が公開で開かれる見込みです。
 さて、今週はかなりの数の都の職員とお会いしたわけですが、全体に改革マインドは上々でした。知事が強力に方向性を示し、彼らの努力を都民が評価するといういい流れができれば、どんどん変わると思いました。
 もともと言われてきたとおり、かなり優秀な職員がたくさんいます。「保守的」「指示待ち」ともいわれるが、公務員は法律や条例に縛られ、知事からの指示で仕事をする存在。ビジネスピープルのような率先垂範は期待しにくい。しかし、知事が正しい方向さえ示せば、どんどん自ら動き出せる集団という印象を得ました。
 それで改革本部の仕事をするにあたっては、次のような原則を提案し、やり方を今、事務局と一緒に考えているところです。

1、全庁横断的テーマや難しい案件、従来にはない切り口から取り組むべき案件は、本部にプロジェクトチームを置いて職員と外部委員で調査分析し、改善策を出していく(オリパラ、情報公開がすでにそうですが)
2、知事の改革方針がでたら、なるべく具体策は本部員である局長に考え、本部会議に提案してもらう
3、局の自己点検のやり方もなるべく自分たちで考えてもらう。知事や顧問に言われたから見直すのではなく、局内の若手意見や都民、利用者などの意見を自ら聞いて軌道修正していく。
などなどです。

さて、こういうやり方は、企業でも役所でも同じです。
より詳しくは『改革力』(朝日新書)に新潟市役所や大阪府、大阪市での改革の様子が書かれているので、ぜひ、ご参照ください。


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上山信一
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