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先日、大学のEssayで勝手にイラク情勢とアメリカの政策を研究したのですが、
もしブッシュ政権中に米軍が撤退を開始すれば、
イラクは南ベトナムのようになるのではないかとの結論に達しました。
もちろん、イラクにはNational Liberation Forntのような組織化された正規軍規模の兵力が無く、
イラクに現在出来つつある政権を倒すことは出来ないでしょう。
しかしながら、イラクの武装勢力はシリアやイランからの武器援助を受けており、
もし米軍が大々的な撤退を敢行すれば、まさにイラクは総崩れになるのではないかと思いました。
その先にあるのは、軍閥が跋扈するソ連撤退後のアフガンや1900年代初頭の中国大陸のような状況でしょう。
アメリカが現在積極的に行おうとしていることは「Vietnamization(ベトナム化)」
、と70年代に呼ばれた政策です。
つまり米軍を段階的に撤退させ、その補填として南ベトナム軍を増強するというものです。
最初、南ベトナム軍が弱いからこその米軍投入だったのに、それを引き上げるという自分勝手な政策で
アメリカはベトナムだけでなく、ラオス、カンボジアまで失います。
そして僕は「Iraqization」も進んでいると感じます。
新イラク軍は大隊単位(米軍の戦術単位)で確実に増えていますがその質には疑問符が付きます。
先日のNYTimesのリポートではイラク軍の士気、装備ともに低いレベルにあります。
特に装甲を施した車両が少ないことと、個人用のアーマーが行き届いていないことにより
イラク軍の士気は上がりにくいようです。
ただし、ブッシュ政権時には全面的に撤退するということはないでしょう。
2003年から続くイラク戦争、その後の占領政策、そして民主主義の提案は、
「Rogue State(ならず者国家)の解体+民主主義政権の樹立=米国の安全保障向上」
という新しいNational Security方程式の確立でもあります。
近年、紛争の「解決」として兵力を使ってきた米国が、
積極的に、そして「予防」的に、他国に討って出て、
民主主義という口触りの良い思想を広めることにより、自国の安全を高めるという壮大な
むしろ暴挙にも等しいくらいの大きな試みです。
これは俗に「ネオコン」という結社的な派閥が企てたアメリカの世界制覇だ、という人もいます。
しかし、完全保障の向上に世界制覇(敵の消去)は避けられないのです。
それを諦めているからこそ、日本はアメリカに隷属しなければ生きてはいけません。
イラクは、壮大なテストケースです。
ここでアメリカが退いたら、世界の覇権はアメリカから他の国に移るでしょう。
そう、か(華)の国に。
<参考ページ>
共同通信「早期撤退なら「信用失墜」 米大統領が演説」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051219-00000099-kyodo-int
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shinkaさんの周辺ではチョムスキーとかははやってますか?
2006/1/18(水) 午後 0:11
書き込みに気づかなくて申し訳ありませんでした。チョムスキーですか。不勉強ですので詳しいことはわかりませんが、確かに教授たちの中にも名前を出す人たちはいますね。ただ、僕の思想とは毛色が違うと感じます(それに無政府主義に共感を持てません)ただし僕自身も日本人ですので、アメリカ主導のグローバリズムには抵抗があります。
2006/2/6(月) 午前 8:39 [ shinka526 ]