北風と南風に言葉をのせて

見えるものが全てじゃない。。。

雨の日のひとりごと

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ひとりごと

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人間だから
浮かれることも沈むことも もちろんあるのです
嬉しいことも悲しいことも 辛いことも苦しいことも 
もちろんあるのです
誰でもきっと あるのです
僕だけの世界ではないから
出会った誰かに傷付けられることも 出会った誰かを傷付けることさえ
怖いけれど あるのです
目と耳をふさいでも こどもでおとなでも おんなでもおとこでも
いつかはきっと あるのです
けれど僕だけの世界ではないから
出会った誰かに助けられることも 出会った誰かを助けることさえ
すごいけれど 出来るのです
それを知っているから あんまりがっかりせず
揺れたり 流されたりしながら
今日も泳いでいきたいと思うのです

水のある風景

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満開の桜がちらちら舞い出す頃、岐阜県郡上八幡を訪ねた。
清流、吉田川が流れる町並みは、今が盛りと咲き誇る桜にも劣らないしとやかな美しさを湛えていた。
澄んだ水は美しく、晴天とはいかない空模様だったが綺麗な青や緑を見せてくれた。
美味しい蕎麦を頂いた後、カメラ片手にぶらりぶらりと辺りを散策。
気づくと予定をはるかに超えて3時間程過ごしてしまった。
名物の長良川鵜飼いや鮎には少し早すぎる訪問だったらしく、地元の方に聞くと「鮎は六月」と返ってきた。
梅雨の雨が静かに川面をたたく頃、もう一度来ようかな。
どうしても鮎が諦められない私は呟きながら帰途についたのでありました(笑)
 
 
 

始まりの一滴

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始まりの一滴。
水の流れにも始まりがある。
たった一滴がどこからともなく集まり、ひとすじの流れとなる。
細いその流れは時をかけて膨らみ、太い束になる。
そして大きな流れへと姿を変えた一滴は強い力で辺りを飲み込み、
ゴウゴウと音を立てながらいったいどこへ行くのだろう。
目的なんかなくたって、行き先はあるはずだ。
右に行ったり左に行ったり滝を下ったり、時には空にだって昇るだろう。
そうしていつか、この僕には決して思いもつかないような、遠い遠いどこかにたどり着くのだ。
 
水の流れにさえも始まりがあるように、物事の全てには始まりがある。
目的なんかなくたって、行き先もきっとあるはずだ。
 
会ったこともないどこかの誰かが起こす出来事で明日泣くのは、この僕かもしれない。
話したこともないどこかの誰かがくれる優しさで明日笑うのは、この僕かもしれない。
聞いたこともない国の誰かが始めた何かは、この僕が受け取って終わるかもしれないのだ。
知らないどこかの誰かから始まる流れが、いったい幾すじ僕のもとへ伸びているのだろう。
そして僕から始まる流れは、どれほど思いがけない力の流れとなるのだろう。
僕には想像できないほどの時間を経て、いつかどこかの誰かを泣かすのだろうか、
それとも笑顔にするのだろうか。
 
ゴウゴウと音を立てて流れる水は、いったいどこへ行くのだろう。
やがてたどりついて潤すのは、どこで生きる誰の命だろう。

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どうということはないけれど
それでもなくしてしまいたい痛み

幾月もたてばきっと時に埋もれてしまうだろう

けれど忘れてしまう前の何度目かの夜
それは抜けない小さな棘のように私の指先で声を上げる

抱えた膝が時折気遣うように笑う

そういう全てが
無性に嫌で嫌でたまらない

残されたもの

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「君の本当の望みは何?」
小さな声が僕の耳元で囁いた。
「持たないものを得ることか、それとも今の継続と充足か。」

自分でも迷っていることに関してあまりにもストレートに質問されたことに、いささか僕は面食らった。
確かに、欲する心というものには際限などなくて、生きて動いているうちはずっと押し寄せる。
アレガタベタイ。モウネムリタイ。コレハイヤ。アアナリタイ。
大抵は生活する空間に根ざしているから、そのほとんどの訪れは予測可能で、もちろん対処も可能。たとえ満たされなくても我慢出来ないわけじゃない。

けれど極極たまに、あっと驚く場所から欲する心は湧き出してくる。
まるで突然降りかかってくる雨のように訪れる「それ」は、大抵自分の力じゃもうどうすることも出来ない。
心に正直に、自然の摂理にさえも逆らうべきか。
いや、やはり従うべきか。
概念なんて曖昧な話じゃなくて、横断歩道の赤や青のように正誤がはっきりしているのなら従えるのに、こういう時ってそれすらもあやふやで。。。
声にならない声で僕は不平を漏らす。

人は時に強いけれど、同じように、弱くもなるのだ。

逆らうべきか。
いや、やはり従うべきか。


「ねぇ、早くしてよ。君の望みは?」
固まったままの僕の耳に幾分イラついた声がおおいかぶさる。
「その質問、正解はあるの?」
ゆっくりと、けれどはっきり僕がそう言うと、小さな声の主は押し黙った。

そのまま、数秒とも数時間ともつかない曖昧な流れの時間だけが過ぎた。
やがてどこからか忍び込んできた夜の闇が色濃く部屋に立ち込めた頃、ゆるく立ち上るタバコの煙のように、さっきまでは確かにあった気配さえ、闇に溶けていった。

そして僕の部屋にはとけない疑問だけが影のように残された。

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