|
■戦慄の必殺技Vol.2■ブルーザー・ブロディの「オレが一番だ!ビッグブーツ」 ブロディ&ブルックスVS長州&谷津
元新聞記者。2mの巨体でありながら、ビルドアップされた肉体を駆使し、100mを11秒00で走る。メルボルンで、アンドレザジャイアントをトップロープからのニードロップで完全KO。猪木との壮絶な死闘。団体の大小に関らず、プライドで出場を決める。謎の死・・・。様々な伝説をつくってきた不世出のレスラー。
プロレスというジャンルを単なる競技やエンターテイメントでなく、インテリジェンスな駆け引き=GAMEとして、価値を引き上げたのが、伝説の男・ブルーザー・ブロディ。
スタンハンセンとの超獣コンビは、一世を風靡したが、新日本から長州力率いる維新軍が全日本に移籍したと同時に(引き抜き合戦)で、新日本へ逆移籍。確か、ワンシリーズだけ、長州力と同時に出場した期間があったのでは・・・と記憶している。そこで、実現したのが、「Bブロディ組VS長州力組」のたった一度の絡みであった(か?)。オフォーのあった団体では、No,1としてでなければ、絶対に出ない!というポリシーのもと、世界を転戦していたのだが、その時だけは、社会現象的な長州の人気で、プライドがズタズタにされていたのであろう。いざ試合になると、Bブロディは維新軍の攻撃にはまったく付き合わない。自分の攻撃はエグいポイントへ入れてくる。危険な温度がビンビン上昇する。試合中盤、業を煮やした長州がロープに振り、ショルダースルーの体制に入った瞬間、その一撃が炸裂した。今までに見たことも無いようなスピード、野獣が獲物に飛び掛かるかの如く、ビッグブーツが長州の右顔面へ!!!あれだけの身体能力で、入れてはイケナイ部分にカカトからズドーンと打ち抜いた凄まじい重量感は、長州の身体を尋常じゃないくらいに吹っ飛ばした。Bブロディの魂の叫び、「オレが一番なんだよ!喰らええぇー!!」という念が多くのプロレスファンの魂に響いた一撃だったことであろう。そのシリーズ終了後、新日本へ。ベートーベンの交響曲「運命」とともに両国国技館のコケラ落としで登場。猪木との新たな抗争へと突入していくのだった。
あの一撃は、何だったのか?ただのジェラシーだったのか?それとも・・・。勝手な想像だが、全日ファンとのそれまでの時間に「さよなら」を告げるブロディ流の儀式だったのかもしれない。
|