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2006年03月31日
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この「人生の達人」では、私の半生を自伝としてご紹介しています。 バックナンバーは、下段に置いていますので、ぜひご覧ください。 事務局を出てグラウンドへ出た。ここからの眺め、実は素晴らしいものだった。。。 あの頃、ここから見える景色がこんなに綺麗だなんて、思ったことが無かった。 小高い丘の上にある母校から北へ視線をやると大分市内から別府、、、その向こうには、 うっすらと由布岳が見える。東京に比べれば遥かに空気が澄んだこのあたりでは、 スーッと視界が広がり、空の果てまで見えそうだ。あの空の…。 私は、借りて来たレンタカーに乗りこんだ。次の夏、ここから新たな戦力募集をすることを 確信しながら。ハンドルは、駅から近くの面接会場となるホテルへと向けられた。 「あ、すいません。」 しっかりした可愛らしい女性の受付の方が出てきた。 「○○の義兄です…。いますか?うちの…?」 「あ、はいぃ!いつもお世話になってます!あの〜私、Y子さん(妹)の後輩なんです。」 「あ、どうもどうも!その節は、いろいろとお世話になりまして。」 「いえいえ…。」 「あ、Nさん(義弟:妹の旦那)2Fにいらっしゃいますので、どうぞ!」 「はい。ありがとうございます。」 妹と義弟は、このホテルで先輩-後輩の間柄であった。簡単に言えば、その後、 社内恋愛から結婚ということになった。数年前に行われた結婚式では、 なぜか新郎新婦が司会を務めるという前代未聞の挙式を上げている。 私の両親は、当然のごとく反対した。しかし、私は、『このホテルで結婚式の司会を ペアで行っていた二人が結婚するのだから、彼らの世界がある。好きにやれば いいのではないか』と肯定もした。 「あ、お義兄ちゃん!」 「その”お義兄ちゃん”って、止めんかな?」 「えっ、なんで?」 「だって、オレとKちゃんは、同い年。学年で言えば、オレはひとつ下。 そんなんで、お義兄(にい)ちゃんって…。」 「だって、Y子(妹)のお兄ちゃんだから、いいんだよ。」 「そっか…(笑)」 「それと〜、、、来年の面接会場、こっちの部屋を使うように準備するからね。」 義弟の準備は、万全だった。 彼は、私より背が高くスラリとした体系。ベッコウのメガネが本人の優しさ、 柔らかさを現わしているようだった。ただ、少し寂しげな陰というか、 線の細さは、感じられた。といのも彼が子供の頃、ご両親は離婚していた。 そして、二人が結婚する直前には、お母さんが急死していた。そのことを 自分の責任ではないかと責めていたようだった。そんな心の傷が滲んでいる…。 いや、、、それは、ただの私的な偏見だったのかもしれなかった。 「うちには、寄って行かないの?」 「いやぁ〜もう仕事が詰まっているんで、東京に戻らないと。」 「じゃぁ、またゆっくり帰ってきてね。」 「そうだね。ありがとう。じゃぁ!」 私は、その足で大分空港へ。 そして、過酷な戦場:東京へと向かった。 ― 翌日 東京にて ― 出張が終わり、それなりの成果を上げた。 そのことを含めて、久々に出社した。オフィスのドアを開けると、聞きなれない声があった。 すると、社長が、 「お、ちょっと来てくれ。紹介したい人がいる。」 「あ、はい。」 「こちら、俳優の○○さんだ。オレの同級生。これから、うちの営業を手伝ってもらおうと 思っている。いやぁー今の業績は、悪いから、こいつの人脈をなんとか利用しない手は、 無いなって!」 「あ、君がぁ〜。。。Tです。よろしくね!」 妙に軽々しいノリだった。 「あ、はい。こちらこそ…。」 「それと、もう一人紹介したい人がいる。」 「はぁ〜…」 「女性だ…。」 「いよいよオレにも女でも紹介してくれるんですか?」 「いや…。いいから、夕方からあけといてくれ。」 「はい…。わかりました。」 地方をまわっているうちに展開が変わろうとしていた。 そんな予感がした。 夕方になり、社長と待ち合わせをした。 そして、連れられたある居酒屋に入ると、、、。 白いスーツを着た、細身の女性が現れた。 「こちら…。」 それは見覚えのある姿だった。 「あ、わかりますよ。○○さんですよね?」 「あ、はい。」 「一度、何年か前に駅前のパブで…。」 「はいはい。そうです。なんで覚えているんですか?」 「いや、チークを踊れ!って、ワイワイ騒がれて断ったの…あれ、オレです。」 「あぁ〜。」 この夜、用意された時間がなんだったのか? すでに私の中では、検討が着いていた。 それは… つづく ■序章 第1話:2億円の誘惑http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/3140709.html■第2話:決断はスローモーション〜13年間のエピソード1〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/3358487.html■第3話:天職の落とし穴〜13年間のエピソード2〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/3678824.html■第4話:神戸に消えた3億円〜13年間のエピソード3〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/3770491.html■第5話:All or Nothing〜13年間のエピソード4〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/3953827.html■第6話:この世の果て〜13年間のエピソード5〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/4163667.html■第7話:FINAL COUNT DOWN 12時間〜13年間のエピソード6〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/4195608.html■第8話:ピンチを凌いだ者だけが〜13年間のエピソード7〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/4225623.html■第9話:世界への扉〜13年間のエピソード8〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/4487875.html■第10話:我ニ奇策アリ〜13年間のエピソード9〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/4607604.html■第11話:お台場の公約〜13年間のエピソード10〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/4699984.html■第12話:幻想と現実〜13年間のエピソー11〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/4970448.html■第13話:結束の動機〜13年間のエピソード12〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/5195770.html■第14話:体質改善〜13年間のエピソード13〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/5496023.html■第15話:期待されてこそ〜13年間のエピソード14〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/5754433.html■第16話:月光〜13年間のエピソード15〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/6321978.html■第17話:師弟再会〜13年間のエピソード16〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/7309340.html■第18話:品川の乱〜13年間のエピソード17〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/10883170.html■第19話:あるべき正義〜13年間のエピソード18〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/27266082.html■第20話:傷つけしモノ〜13年間のエピソード19〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/29589060.html■21話:来る者は拒まず〜13年間のエピソード20〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/29887477.html■22話:凱旋〜13年間のエピソード21〜http://blogs.yahoo.co.jp/shinnochan1965/30107508.html |
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