この「人生の達人」では、私の半生を自伝としてご紹介しています。ご一読いただくことで、多くの皆様 にとって、今の時代を生き抜くヒントや勇気に繋がる「メッセージ」となれば幸いです。バックナンバー は、トップページに置いていますので、ぜひご覧ください。 新たなる可能性★人生の達人第30話★13年間のエピソード29地下が個室となったバーベキューハウス。 師匠(H先輩)は、そこに私を案内してくれた。 「おっそいよぉ〜!!!」 ざわめく、10数人の男性。もう…かなり出来上がっていた。。。 年齢的には、私の前後5歳〜10歳くらいだろうか?(当時、私は31歳) ただ、どの人物も歓迎の様相であった。笑顔と拍手、、、、 「どうぞ!どうぞ〜!」 「あっ、はい。。。」 「あーすいません。ちょっと聞いてぇ〜。オレの古い知り合いで、 ○○(私の名前)って言います。 これからもちょくちょく連れてきますんで、 よろしくお願いしまぁーす!」 「え?ちょくちょくって…。あ、○○です。」 「いえぇー!!よっ!新入会員予定者!」 「は?はぁ〜、、、なんですかそりゃ?」 「いいの、いいの!」 「あ、はいぃ…。」 そういえば、以前この師匠から、『市民祭りで出し物があるから原始人をやってくれ!』とか 『駅ビルの屋上で、廃品回収のダンボールで子供たちのミニ四駆大会をやるから来い!』とか、 妙な誘いを受けたことがあった。あのグループでは…? ただ、どの方も爽やかで、余裕がありそうで、楽しげな姿であった。 いや、その時の私にとっては、輝いて見えたのかもしれない。 ビールをごちそうになりながら、その会話に耳を立ててみると、、、 『まちづくりのあり方』であるとか、『青少年問題』であるとか、『指導力』であるとか、 同世代の友人や会社の中では、話題にならないようなモノばかりであった。 しかし、私にとっては、一際新鮮なモノであったし、 仕事の中で感じていた幾つかの問題点と何らかの繋がりも感じた。 ワイワイガヤガヤ…の酒宴の中、育ちが良さそうな二枚目の男性が、目の前に。 「はじめまして〜。この人(H先輩)とコンビを組んでいるのが、何を隠そうボクでして…。」 「あ、はじめまして。ミニ四駆…知ってますよ。」 「はいはい!アレねぇ〜。楽しい事業だったよね〜。」 「青少年というか子供たち向けの教育事業なんですよね?」 「いや、それだけじゃないんだよ。環境問題なんかも知ってもらってモノの大切さや、 まちのゴミ処理問題なんかの実情を伝えたかったんだよ。」 「あ、そうなんですかぁ〜。」 「それに学校が教えることができない色んなことも伝えたくてね。」 「なるほどぉ〜。」 そんな会話から、かなりの盛り上がりとなった。 環境問題、教育問題、国家像まで…。 目の前に真面目な議論が出来る同世代がいる。 それは、何モノにも変えがたい喜びでもあった。 彼らは、その所属グループを青年会議所:JCと名乗った。 「どうだ。楽しかったか?」 「はい。凄く、楽しかったです。」 「そうか。最近ではもっぱら、こんな連中と飲んでは、いろんなことをやってんだよ。」 「へぇ〜。」 「ま、気が向いたら、また来いよ。」 「あ、はい。わかりました。」 青年会議所。その名前を聞いたことがあった。 それは、社長(この頃の在籍会社:社長)が2〜3年前に入会していた団体だった。 その後、子供たちを集めた相撲大会(通称:わんぱく相撲)の挨拶文などを つくらされたこともあったため、しっかりと記憶はしていた。 帰り際に師匠(H先輩)は言った。 「どうだ。お前も業界では名の知れた会社の取締役になった。自身が想像する 以上のネームバリューも出始めている。そろそろこういった団体に 入ってみては、どうだ?」 「そうですね……。ちょっと考えてみます。」 私は、確かに取締役にもなっていた。会社の切り盛りもかなりのレベルで、 部下に預けられる状態もつくっていたつもりだった。しかし、 会社の財政・私個人の財政は、厳しい状況であるには変わりない。。。 そして、ここ最近考えていたことの答えがここにあるのでは…? そんな思いにかられた。 現代人の過去は変えられない。ならば、子供時代の教育からメスを入れなければどうにもならない。 仕事に直結する、人材研修についての最先端技術が学べる。そんなことがこの会ではできるのではないか…? 私は、この団体に惹かれていった。 仕事とは無縁、しがらみの無いつきあいという部分でも、 ここに新しい可能性を感じていた。 しばらくしたある日のこと―。 会合で、主要取引先のお客さんと同席する機会があった。 そこで、そのお客さんがいつもと違った浮かぬ顔のようだが…。 そして、私に近づいてきた。 「あ、こんにちは!いつもお世話になっております。」 「おいおい!お世話にじゃないよー。」 「え、どうしたんですか?」 「ちょっと、最近評判悪いよぉ〜」 「うちが…ですか?」 「会社!会社!事務所の連中だよ!」 「あぁ〜、、、すいません。」 「まったく、電話したらさぁー出たヤツに呼び捨てにされちゃったよ。」 「ええー!?」 「ちゃんと教育しないとまずいよ!」 「いやぁー大変申し訳ないことを…。」 「頼むよ!あんただけ頑張ってもダメなんだから!」 「はい。すぐに改善します。すいませんでした!」 社内は、以前に比べればかなりの大所帯にはなっていた。 そして、私自身が従来業務から離れていても混乱しないシステムは、 確立されていたはずだった。それが… このクレーム、、、たった1本ではあるが、その事実関係は? もし事実ならば、それも氷山の一角であろう。 いったい…何が原因なのか? 新たなる可能性を切り拓きたい…。 そんな思いが駆け巡る中で、、、、、 足元は、またグラグラと揺れ始めていた。 つづく
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2006年04月20日
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