元・天津駐在員が送るエッセイ

中国と日本、それをつなぐ言語について、一緒に考えましょう。

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品格と武士道

品格っていうのは、「謙虚さ」「礼儀正しさ」?



そういえば、私も「国家の品格」という本を読んだな。

早速、品格という意味を調べたが、「品位」とか「気品」といか言う意味しか書いてなかった。

そこで、ネットで調べてみると下記のような記事を見つけました。

日本人が元々持っている品格・道徳観は「謙虚さ」「礼儀正しさ」がトップ
「日本人が元々持っている品格・道徳観」をあらわす表現としてふさわしいと思うものを挙げてもらったところ、「謙虚さ」「礼儀正しさ」を挙げた人は70%を超える結果となった。これに続いて「情緒を重んじる」,「思いやりの気持ち」がともに60%以上で、「恥ずかしいことをしないという考え」,「忍耐」を挙げた人も50%以上となった。

イメージ 1


そうなのかな?
私は、全く納得できません。

テレビドラマで、「ハケンの品格」というのをやっていました。篠原涼子さんが演じる大前春子。
あれこそが品格と言うものだと思います。
品格は、厳格さや威厳から生まれるものではないのだろうか。


藤原正彦は、国家の品格の中で、これからの日本は、武士道精神を取り戻さなければ、いけないと書いておられます。
資本主義が矛盾だらけというのは、納得できます。
しかし、武士道精神を取り戻すというのは、全く納得できません。
納得できないというより、無理だと思います。

なんか今の世の中、勘違いだらけのように思えてきました。

武士道精神とは、武士が殺し合いをする中で育てていった考え方なのです。
そんな考え方を今更私たち現代人ができるとは、さらさら思えません。

刀で相手を切るというのは、大変勇気がいる行為だと思います。
一発でしとめられれば、いいですが、腕だけを切り落とす事もあるでしょう。
腹を切って、内蔵が飛び出してくる事もあるのではないでしょうか。
顔を切って、皮が剥げたりするかもしれません。
それでも、死なずに向かってくる相手を更に、斬りつけて殺さなければ、いけないのです。

そして、逆に自分がそうなるかもしれない。

その恐怖を私たちは、どれくらい想像する事ができるのでしょう。

外を歩いていてもいつなんどき、そういう壮絶な現実と向き合わなくてはいけないかもしれない。
その為に、小さい頃からそういう教育を受け育ったものだけが、なせる業なのです。
だから、

敷島の大和心を人問はば
朝日に匂う山桜花

なのです。

そういう精神を、今の私たちのように、小さい頃からなまぬるい環境で育った人間がもてるとは思えません。

私も武士道精神には、尊敬の念を持っておりますし、日本人として誇りに思っております。
しかし、自分がその精神をもてるとは思えない。

そういう厳しさが「品格」を持つには、必要と言うことを理解しない限り、私たちが「品格」を手にすることはあり得ないと、私は感じます。

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そう。。「武士道」は、今となっては・・ファンタジーですね。
「ハケン」もまるっきりフィクションですが、
<潔さ>という点では、同じじゃないでしょうか?
(決して、生死の問題ではなく)

2007/9/12(水) 午前 0:55 [ 陣内 ]

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<もんとれーさん>ご賛同ありがとうございます。
「品格」というのは、厳しい人生を生き抜いてきた人に与えられる勲章のようなものかな。
とも感じます。

私を育ててくれた祖母は、初婚の旦那を戦争でなくしました。
再婚で私の祖父と結婚したのですが、ずっと自分の子供がいませんでした。
それで、私を自分の子供と思いこもうとしていたのではないかと、私には思えました。私が見ていても、祖母の人生は、幸せそうには見えませんでしたが、一生中国を憎み、しかし、恨み言も言わず、質素にその生涯を終えました。

私は、祖母を心から尊敬しております。
彼女には、最高の品位があったと自負しております。

2007/9/12(水) 午前 8:13 shi**per

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なんで、内緒のコメントなのでしょう???
ちょっと恐い気もしますが、楽しみにもしてます。
ホンネでコメント入れてくれる人は、非常にありがたいです。
でも、お手柔らかに。

2007/9/12(水) 午前 8:19 shi**per

私は新渡戸稲造の『武士道』は読んでいません。
もしかしたら違っているのかもしれませんが
新渡戸稲造の言おうとしている武士道は江戸幕府が支配体制を確立し、武士による合戦がなくなった江戸時代の武士を指しているものだと思っていました。
確かに、戦国時代の侍も武士ですが。。。
稲造の言おうとしている精神は「武士は食わねど高楊枝」」の頃の話だと思うんですよね。
だから、shinoperさんのおっしゃることにはちょっと疑問を持ちます。

たとえ、shinoperさんのおっしゃる戦国時代の武士が入っていたとしても、私は精神と言うものは現在にも十分通じるものがあると思います。
私は大学時代弓道をしていました。
弓道の精神に『真善美』『正射必中』と言うのがあります。
弓道を離れた今でもこの精神は私には大切な言葉です。
shinoperさんの考えはちょっと短絡的だと思います。

2007/9/12(水) 午前 11:40 [ わこ ]

私は、「ハケンの品格」は見ていないので
shinoperさんがおっしゃる「あれこそが品格」がイメージできません。
どんな女性だったんでしょう??
女性の品格は、厳格、威厳も もちろん大切だとは思いますが、威厳ある女性って??想像すると堅苦しく怖そうな感じがしませんか??
「女性の品格」の著者 坂東真理子さんも言われているように、私は女性は優しく、思いやりや忍耐、持続力、節制心から出てくるものと思います。
男性は、勇気、判断力、決断力、責任感に富んだ人。
両方兼ね備えているならもっと素晴らしい人間になると思います。

2007/9/12(水) 午後 0:00 [ わこ ]

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Wakoさんが言いたいことは、「江戸時代は、平和で有ったので、江戸時代の武士道は、私が言うような過酷なものではない」という理解でいいのかなと思います。
それに反論させて頂くなら、江戸末期においてもいろいろな戦争が起こっております。当時、外国人を無礼打ちにしたという話もあります。確かに江戸時代は、かなり武士階級も堕落していた面もあるようですが、決して武士道精神がなくなっていた訳ではないと私は思います。

2007/9/12(水) 午後 2:26 shi**per

そうですねぇ・・・品格という言葉は用いても、実際に「品格とはなんぞや??」と聞かれると漠然としたイメージしか出てこないですね。。お恥ずかしいです・・・

2007/9/12(水) 午後 2:35 tabisuma

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>私は精神と言うものは現在にも十分通じるものがあると思います。
私が言いたいのは、その精神的な程度の問題です。

私も学生時代、剣道をしておりました。九州の剣道、柔道のクラブは大変厳しく、1年で休みがあるのは、中間テスト、期末テスト前の1週間くらいでした。夏休み、冬休みは、合宿があり、なくても午前午後練習があります。
1月は、寒稽古があり、朝4時起きで稽古にいっておりました。

その後、私は自衛隊に入ったのですが、入隊の時に書かされた誓約書には、「国の為に死にます」と書いてありました。射撃訓練も受けました。ライフルというのは、すごい衝撃があります。下手に構えて打つと肩の骨が外れると脅かされました。発射したときの爆音、衝撃。
戦争になったら、自分が反対側にたっているのかと思うと正直ビビリました。

実際に死をかけて戦う事と、スポーツとして格闘技をやることは、全く別の事です。

2007/9/12(水) 午後 2:38 shi**per

どうも、shinoperさんのおっしゃることに異論があります。
でも、「武士道」を読んでいないのでらちがあきません。
早速、「武士道」買って来ました。
読んでみてコメしたいと思います。
shinoperさんは「武士道」読んだんですか?
読む前の私の考えは、徳川時代の武士は武力集団ではなく政治的官僚だったんですよね。
そんな背景から出来たのが「武士道」だとばっかり思っていたので、そこの所じっくり読んでみて確かめたいと思います。もしかしたら、私の見当違いなのかもしれませんが。。

2007/9/12(水) 午後 8:38 [ わこ ]

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はじめまして♪TB&コメントありがとうございました。
「国家の品格」も「女性の品格」も読みましたが、一口に「品格とは?」と言っても難しいですね。
今カズオ・イシグロの「日の名残り」を読んでいるのですが、その中にもちょうど「品格」について議論するシーンがありました。
私は難しい事はわかりませんが、「気くばりのできる人」「自分にいい意味での誇りを持てる人」などかなぁ、と思います。

2007/9/12(水) 午後 9:37 choro

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<まず行動ありき>ですから、
shinoperさんが言っても短絡的ではないと思いますよ。
私の場合、スポーツ経験はあっても、武士道に無縁なものですから、
軽いコメントでした。
軽い立場上のTBはらせて頂きました。

2007/9/12(水) 午後 11:18 [ 陣内 ]

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Wakoさん、本まで買って読んでいただけるとは、感激です。
本を読まれるのですから、私がここでとやかく言うことは止めて、読まれた後の感想を楽しみにしてます。

参考までですが、武士道を書いた本は、もう一つ肥前国鍋島藩藩士 山本常朝の「葉隠」があります。「武士道とは死ぬこととみつけたり」というあの本です。しかし、この文にはその前後があって、必ずしも「武士道=死」という意味ではないようです。

江戸時代、戦争がない時代に武士はいかに有るべきかを規定し直した本です。Wakoさんが考えられている武士道は、この本に近いのではないでしょうか?

2007/9/13(木) 午前 7:17 shi**per

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<たび♪スマさん>武士道って結構抽象的な言葉ですよね。
日本人で、武士道をしっかりと定義できる人は、いないんじゃないでしょうか。
でも、日本人として海外にいって、外人から聞かれたら、説明してあげたい言葉でもあります。

2007/9/13(木) 午前 7:20 shi**per

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<Choroさん>「女性の品格」という本にどんなことが書かれているのか分かりませんので、私も機会があったら、読んでみないと話になりませんね。

それと、男性が考える品格と女性が考える品格は、違うのかもしれませんね。もう少し、詳しくお聞かせ願えるとありがたい。

2007/9/13(木) 午前 7:24 shi**per

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<もんとれーさん>TBありがとうございます。
「武士の掟」。確かにそういえるかもしれませんね。

2007/9/13(木) 午前 7:27 shi**per

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<Wakoさん>休み時間にコメントしていたので、時間がなく、最後の問いに返事しておりませんでした。

>私は女性は優しく、思いやりや忍耐、持続力、節制心から出てくるものと思います。男性は、勇気、判断力、決断力、責任感に富んだ人。

私は、Wakoさんが言われていることは、もっと内面的な強さがあって、はじめてにじみでてくるものだと思います。
男性の場合は、もっとしっかりとした強い心があって、それが、勇気、判断力、決断力、責任感を持たせる。そして、それを外から見たときに「品格」と感じる。と言うことなのでは....

2007/9/13(木) 午前 7:35 shi**per

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何も刀を持っていなくても武士道精神は持てると思います。
自分の死を見つめれば。

2007/9/15(土) 午前 0:32 sw5491

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私たちの普段の生活の中で、真剣に死を見つめることは中々難しいのでは。

2007/9/15(土) 午前 7:39 shi**per

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それは「生きる」(←黒澤明監督映画)か否か?だと思います。
「生きれば」必然的に「死」が身近になるように世の中なっています。

2007/9/15(土) 午後 11:54 sw5491

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「七人の侍」は、何度もみましたが、「生きる」はまだ見てないので、見てみます。

2007/9/16(日) 午前 7:30 shi**per

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