元・天津駐在員が送るエッセイ

中国と日本、それをつなぐ言語について、一緒に考えましょう。

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新日本人論 Part2

欧米人は、個人主義者であると一般的に言われる。

それは、彼らの道徳的な規範が「キリスト教」を基にしているからであるというのは、間違いないであろう。

キリスト教は、一神教であり、他の神の存在を認めない。
そして、各個人は神との契約において、各個人の道徳が試される。
それが何を意味するかというと、各個人の内面的な意志決定自体が、自分の欲から発する不道徳な行動を規制する効果を持つと言うことである。

日本には、「旅の恥はかきすて」などと言う言葉が存在するが、キリスト教を信仰されている方にとっては、あり得ない話である。
日本人の道徳心が、キリスト教のそれとは大きく違うのは、こういった考え方であろう。
神様と自分との契約において道徳心が試されるのであれば、どこに居ようが同じ条件である。
日本人の場合は、旅にでるとその道徳心が試されるはずの規範が無くなってしまうとうことであろう。

では、中国人はどうであろうか。
中国人は、家族主義であると言えるであろう。

これも儒教がベースになっていることは、説明の必要がないように思う。

日本人は、中国人を見て、現実主義者だとか、「なんでもあり」だとがいう人が多いが、それは、われわれの規範に対して無秩序に見えるだけの事であって、彼らには、家族主義という規範はちゃんと存在する。

ただ、共産党が中国を統一してからその伝統的な「儒教」思想や「仏教」思想を、徹底的に破壊しようと試みてきた為に、革命という名の下にこれまで何千年もの時間をかけて形成されてきた伝統的な思想や慣習、そして人々の考え方までをも「迷信」というひとくくりの悪として破壊し、作り直そうとして来たために、中国の人々の間には、伝統的で内面的な道徳心が希薄になってしまったという事実は、考慮せざるを得ない。

では、日本人はどうなのであろうか。
日本人の場合は、欧米や中国のように簡単には理解できない。
明文化され、統一された道徳規範と考えられる宗教が存在しないのである。

日本人は、欧米人や中国人よりも文化的におとっているのであろうか。
私は、そうは考えない。

一時期、日本人が人種差別の意識が薄いとアメリカから指摘された時期があった。
しかし、それは、日本には意識しなければならないほどの人種差別が存在しないからであって、決して、日本人が差別に対して感覚が鈍いということではなかろう。
むしろ、日本人の方が差別を嫌うが故に実際に日本社会は公平なのであり、差別を特別に取り立てて社会問題化する必要がなかったと考えた方がよかろう。

同じように、欧米や中国ではいろいろな民族が居るために、そういった道徳的な規範が必要不可欠であったのに対し、日本は、そんなに多くの民族も居ないし、国土も大陸ほどは大きくないので、はっきりと明文化した規範がないと社会全体が統一できないという切実な問題意識も生まれなかったのではないかと考えている。

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問題の解決には、意思が必要である。(Where there’s a will, there’s a way).
社会問題の解決には、政治指導者の意思決定が必要である。
そこで政治指導者を選出することになるが、意思のない社会においては、個人選びは個人の意思選びにつながるはずもない。
選挙は、いわゆる地盤 (組織)・看板 (名声)・カバン (資金) による選択になり、その結果は意思を離れた家畜の品評会のようなものになる。政治音痴の原因となっている。
日本人には、意思選びができない。何回選挙をしても意思決定には手間がかかる。
党員も個人の意思そのものを認めていないのだから、民主主義も形骸化している。党内野党もできて混沌となる。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/

2012/3/26(月) 午後 5:07 [ nog*1*391j* ]

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今日は〜^^またブログ覗かせていただきました。よろしくお願いします。

2013/7/4(木) 午前 4:37 [ ルイヴィトン 財布 ]


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