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昨日の写真です。 何だか分かりましたか。 清流に自生するバイカモです。 庄内平野の北端、遊佐町を流れて日本海にそそぐ月光川の支流に、全長わずか3kmほどの牛渡川があります。 約10年前、NHKテレビの特集で牛渡川が紹介されて以来、この川をこの眼で見るのが念願でした。 鳥海山の伏流水が湧水となって、透明で豊かな流れをつくっています。 ただ、今回の旅は何事も雨につきまとわれたように、さすがの清流にも、雨水が流入してしまい、本来の透明度を実感できませんでした。 7月16日の朝です。 橋のたもとに駐車スペースがあったので、停めさせて頂き、長靴に傘をさして歩き始めました。 この辺りは、どこにでもあるようなコンクリ側溝になっていて、興ざめです。 雨水も相当量が流れ込んでいるようです。 晴天であれば、田園のむこうに鳥海山がドカン!とみえる筈ですが、残念!! 2,3百mほど土手沿いに歩くと、鮭人工孵化場があります。 写真は、孵化場への水の取り入れ口です。 バイカモの緑がとてもきれいです。 秋から初冬には、ここまで鮭がのぼってくるそうです。 とはいえ、ほとんどの鮭は、月光川のもっと下流で捕獲して、ここまで輸送しているようです。 構内にも立ち入りできるようですし、孵化場の山側には、湧水の丸池様があるはずですが、とりあえずは上流をめざします。 7,8百m歩いた上流の様子です。 植林された杉林ですが、そのわりに水辺の植生は豊かなようです。 山菜のミズ(ウワバミソウ)もいっぱいありました。 ここまでの途中でも、湧水が数箇所で見られました。 小さなヤマメが群れで泳いでいます。 数日、降りつづけた雨のために、どれだけの雨水が川に流入しているのか、平常時の知識がないために見当がつきません。 更に5百mほど上流に行ってみました。 流量が少なくなってきたような気もしますが、その流れの源が上流の湧水であるのか、あるいは雨水であるのか、結局、不明のままに探索を終了。 もう一度、晴天時にチャレンジしてみたいものです。 孵化場裏手の取水口です。 写真ではよく見えませんが、バイカモの白い小さな花がたくさん咲いていました。 孵化場裏の林間に、丸池様がありました。 温泉のような成分があるわけではないのに、これだけの深いみどりを見せてくれます。 これが長い伏流によって生み出される、純粋な水の色、なのでしょうか。 ニジマスかヤマメが放流されているようで、数匹がゆったりと回遊してました。 この牛渡川探訪で、やっと今回の東北遠征の愁眉を開けた気がしました。 ばあばも喜んでくれました。 その神秘的な雰囲気が、じいじの拙い写真と文章では伝えられないのが、残念です。 さて、 もう、これで遠征の報告を終わりにしてもいいのですが、それでは尻切れトンボとなりますので、多少はしょっていきましょう。 遊佐町では、海岸にある、十六羅漢岩も見学しました。 江戸時代、修行僧が海岸の、荒波洗う大岩に羅漢像を十六体彫った、というものです。 ライトアップ設備もありました。 例によって、罰当たりなじいじの感想は、「長い間、お疲れ様でした」です。 別に、茶化しているわけでも、馬鹿にしているわけでもありません。 創作の喜びというのは、どんなものにもありえますし、その達成感を味わえるのは創作者の特権です。 修行として長期間、この作業に没頭し、自然がもたらす試練も乗り越えて難事業を成し遂げた高揚感は相当なものでしたでしょうし、それを尊い行いとしてひれ伏した信者もたくさん居たと思います。 宗教上では賞賛されるべき行為であったのでしょうが、現代では、じいじのような罰当たりに、構図が平凡で迫力が足りない、などと、ひと言でオトシメられてしまうのです。 長い間、信仰の象徴であった十六羅漢像も、つらい受難の時代にあるわけです。 さて、ここからは帰宅コースです。 相変わらず、小雨時々曇天ですが、大雨の恐れはないようなので、日本海沿いに南下して関越自動車道で帰ることとしました。 酒田市にはいったのが、11時ごろ。 まだ、昼食には早いので、本間様の旧本邸を見学しました。 本間家は江戸時代の豪商です。 この辺りで、観光バスに乗っていると、ガイドさんに必ず聞かされるのが、 「本間様には及びもせぬが、せめてなりたや殿様に」 というフレーズです。 案の定、見学の美人案内嬢にも聞かされました。 むしろ、このフレーズが出るのを、心待ちしてたので、おもわずニンマリしてしまいました。 事前にネットのグルメ情報をチェックしたところ、蕎麦、ラーメン、フレンチが候補に。 山形市の寿司で懲りたので、フレンチはパス。 蕎麦も昨日、済ませましたから、今日はラーメンに決定です。 選んだのは、超有名店の「満月」、ワンタンメンが評判です。 情報どうり、行列ですが、20分ぐらいで席につけました。 頼んだのは、もちろんワンタンメンです。 じいじは大盛に。 さて、感想は。 うーん、確かに美味しいです。 おいしいですが、遠方からわざわざ食べにいくか、となると??ですね。 ワンタンが絶妙の柔らかさ、というのですが、このワンタンが、じいじの自宅から、歩いてわずか1分の、昔からある食堂のワンタンとそっくりです。 ちなみに、この自宅から歩いて1分の大衆食堂は、カツ丼とラーメンを食べても900円未満と超リーズナブルで、ネットでも若いバイク乗りの間で評判のようです。 じいじの自宅から1分以内には、他にもネットで評判のチープな名所が2ヶ所もありますが、その紹介はまた後日。 「満月」のワンタンメン、確かに悪くはありません。 ごちそうさまでした。 酒田から、7号線を走って、道の駅「あつみ」で休憩。 自宅を出発した13日深夜、この付近の国道が、大雨による土砂崩れで通行止めになった、というニュースがありましたが、それは復旧したようです。 新潟から福島県に抜ける道では、未だに通行止めになっています。 新潟から会津若松経由で、只見川沿いに小出に出てもいいな、とも考えていましたが、君子危うきに近寄らず、この経路はなくなりました。 村上市に抜けるには、7号線の山越えと、笹川流れを通る海沿いの道がありますが、海岸をはしる爽快さを選んで、海沿いへ。 村上市内で夕食を摂るにも、市内にそのまま突入するので便利です。 ちょうど、岩場のあちこちにノカンゾウ(だと思いますが、自信なし)のオレンジの花が咲いていました。 村上市で夕食を、と考えましたが、市内の目抜き通りを走っても、それらしい店舗が見当たりません。 コンビニも、一軒もありません。 市内をグルリと回ってみましたが、とうとう見つからなくて、村上駅前に行ってみました。 駅前なら、何かあるだろう、と思ったのですが、食堂らしきお店はないのです。 駅舎に入って、駅員さんに聞いてみました。 そこで、やっと情報を得て、教えていただいたお店に。 寿司、割烹料理のお店ということで、ちょっと身構えましたが、メニューを見ると、とてもリーズナブルです。 ちょうど、北海亭や吉兆のようなチェーン店みたいな値段と品ぞろえでしたが、味がとても新鮮でGood. チェーン店の冷凍食の味気なさとは、段違いのおいしさでした。 ここが村上市のファミリーレストランかもしれません。 村上市街と国道7号とは、ちょっと離れています。 国道沿いには、それなりの店があるのかもしれませんが、市街地の商店ががっちりとスクラムを組んで、チェーン店の市街への侵略を阻んでいるのかもしれませんね。 それに、以前、新潟の方に聞いた話ですが、新潟市や長岡市に住んでいれば、違うかもしれないが、一般的な新潟県人は、つい最近まで、外食という習慣はなかった、ということでした。 家族でファミリーレストランで外食、などというのは、本当に、ここ数年のことです、とその方は話していました。 村上市では、その気風がいまだに強く残っているのかもしれませんね。 このまま、自宅まで、とも考えましたが、高速を飛ばしても、あと4時間近くはかかります。 風呂にもはいりたい、ということで今夜もP泊に決定。 行き先は、村上から30分程度の、道の駅「胎内」。 日帰り温泉「クアハウスたいない」があります。 7号線から、胎内川沿いを上流へ、真っ暗な山道を走って、本当にこんなところにあるのか、と思うころに到着です。 道の駅とはいっても、あるのは小さなホテルと、自動販売機、臭気たっぷりの水洗トイレ、日帰り温泉施設、郷土文化伝習館という建物もありましたが、午後5時で終了したようです。 つまり、日帰り温泉が閉館すれば、臭いトイレと自動販売機と森に囲まれた駐車場しかない、道の駅です。 風呂からあがって、クルマに戻るのを待ちかねたように、又も雨降り。 温泉が9時に閉まって、暫くしてから外をうかがうと、森に囲まれた駐車場にいるのは、じいじたちだけでした。 トラックがいないのは、ありがたいが、誰もいないのも不気味です。 物騒なので、ばあばと一緒にトイレを済ませ、さっさと寝ました。 17日。5時には起床。 雨はあがっています。 くさいトイレで洗面はご免、と寝たままの格好で即座に出発です。 祭日の早朝の国道はガラガラで、すいすいと北陸自動車道に。 いちばん最初のパーキングで着替えと洗面とトイレを済ませ、9時前には自宅に、無事、到着しました。 いやー、お疲れ様でした。
走行距離、840km、コンパスの燃費 8.2km/ℓ でした。 |
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川の写真、きれいに撮られていますね。
十六羅漢さんは私も見ましたが、たしかに構図が平凡で迫力が足りないような感じでした。
840kmも走られたんですね。
2011/8/20(土) 午後 0:07
コメント、すぐ気づかずに申し訳ありません
この時は雨まみれの遠征でしたので、この秋に再チャレンジしてみようかと思ってます
2011/9/5(月) 午前 8:59