まだまだつづくから。

このブログは、僕が心惹かれたり気になったモノ・コトをフォーカスしたツブヤキとボヤキです

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3年に1度、開催される現代アートの国際展も今年で5回目。
横浜美術館、新港ピアとヨコハマトリエンナーレ2014を観て来ました。
 
華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海があるをテーマに森村泰昌さんをディレクターに迎えた今回、危うい現代を予見したかのようなレイ・ブラッドベリの小説"華氏451度"をモチーフに、シニカルな作品がつづく。
 
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木村浩 - "言葉"
 
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トラ・ガルシア - "華氏451度(1957年版)"
 
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エドワード&ナンシー・キーンホルツ - "実用芸術 No.1 (整理箪笥とテレビ)"
 
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エドワード&ナンシー・キーンホルツ - "ビッグ・ダブル・クロス"
 
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Temporary Foundation - "法と星座・Turn Coat / Turn Court"
 
人々の多くは、他者との相違を恐れ、面倒なことは考えない。
バラエティ番組から人間関係を学び、刷り込まれたイメージに豊かさを求め、表面的な快楽に身を費やす生き方に溺れている。
国家は、情報誘導で真実を隠蔽し、国民に不利益な法案を可決しつづける現代社会に警鐘を鳴らすかのよう。
 
壮大なテーマを充分理解した上で、会場での序章と11の挿話からなる忘却巡りの旅を楽しまれた方はそう多くなったなのでは?
僕もそのひとり。もう一つ、展示の仕方、見せ方などの工夫が欲しかったですよね。
 
3年後は一体、どんな時代を迎えるのか。
2017年もヨコハマトリエンナーレに出かけてみようと思う。
 
 
 
■YouTube SOHN - "Artifice" (3分49秒)
 
 
幕張メッセでは、宇宙開発における過去・現在・未来を紹介する"宇宙博 2014―NASA・JAXAの挑戦"がおこなわれていたようですが、僕は、"ミッション [宇宙×芸術] コスモロジーを超えて"を観に東京都現代美術館へ行って来ました
 
ここには、何度も来ているけれど、予想外のご家族連れにチケットカウンターの長蛇の列!驚き。
 
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最初の作品は、大平貴之さんの自主開発によるスーパープラネタリウムMEGASTAR-Ⅱによる" 幻夢宇宙"。
星像が飛躍的に明るさで、従来の比の数百倍。恒星数は1.000万個で、12.5等星までの星を正確に再現できる高輝度タイプ。
 
中に入ると皆さん、仰向けになって上を見上げる。
僕も靴を脱ぎ、作品を観ていましたが、星々に包まれていくとても不思議な気分になりました。
 
ヘッドフォンをかけ、リクライニングシートに座り体験する作品、"内的宇宙"はあまりの待ち時間に断念。
 
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壁一面に現れたチームラボの映像作品、"Cold Life / 冷たい生命"は、圧倒的な映像美に釘づけになりました。

書家・紫舟さんの書いた「生」という文字から、枝が伸び、花が咲き、蝶が舞い、春夏秋冬を通して生命が溢れだす様子をCGで表現したまるで森羅万象の物語。
 
 
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僕が、特に好きだったのが、逢坂卓郎さんの作品"Fullness of Emptiness Integral"。
 
地球外から降り注ぐ宇宙放射線と、地中からのガンマ線を検知し、キャッチすると床一面に並べられたLED500個の光に変換するこの作品は、人智を超えた宇宙空間の存在を光に変えて顕在化する試み。

青色って、気持ちを落ち着かせ、時間経過を遅く感じさせる効果があるようですが、静けさに満ちた少し怖い作品でした。
 
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記念撮影コーナーでは、地球をバックに月面探査機と写真が撮れるサービスぶりでしたが、人工衛星やロケットの部品などの宇宙領域資料の展示も興味深々。
 
クリエイティブディレクターの高松聡さんは、視力が弱いために宇宙飛行士の夢を諦め、広告の世界に入ったそうだ。
史上初の宇宙空間で制作したカップヌードルのテレビコマーシャル"NO BORDER"、ポカリスエット "GOES TO SAPCE"は、コンセプトも高松さんの熱意も感動的でジーンときましたね。
 
 
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人工衛星陸域観測技術衛星だいち2号に降り注ぐ、高さ19mので滝を表現したをチームラボのデジタルインスタレーション"憑依する滝、人工衛星の重力"は、圧倒的なスケール感。
 
 
重力によって引き込まれていく水は、宇宙の法則には抗えない、人類も自然の一部に過ぎないことを思い出させてくれるかのようでした。
 
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帰りはいもやで天丼を食べたくて、神保町で下車。
日曜は休みだったのをすっかり忘れていた。
 
確か日曜はお休み、だったはずだけどもしやと思い向かうと、ミラクル。
以前から気になっていた水道橋駅高架下のらぁめん店、旨辛ラーメン表裏で"あんかけDX"を堪能。
 
ピリ辛豚骨スープに餡かけ、メガから揚げに野菜のトッピングが魅力的だったのですが、意外にあっさり。
今度は、鷹の爪拉麺を食べてみようかと。
 
 
 
■YouTube Ben Watt - "Golden Ratio" (5分19秒)
 
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会期中、"アンディ・ウォーホル展:永遠の15分"を観に森美術館へ行って来ました。
 
 
会場に入ると自画像と称された作品が展示され、アンディが迎えてくれた。
 
国立新美術館でのアメリカン・ポップ・アート展後ということで凄く楽しみにしていたのですが、アンディ・ウォーホル美術館の所蔵品から、絵画、シルクスクリーン、ドローイング、フィルム、彫刻、写真などの約400点と日本では過去最大となる回顧展だったようですね。
 
ペンでで紙にイメージを描き、上から別の紙を押し当てインクを転写させる。
インクが滲んで独特の線描を可能にした"ブロッテド・ライン"と呼ばれる技法は面白かった。
 
大学卒業後、シューズメーカーの広告イラストレーションなどを手がけていたらしいのですが「靴と脚」・「手」・「足」は、その後アンディが多用するシルクスクリーンにも通じる当時は革新的だったのだろうけど全然古くない。

"死と惨事シリーズ"では、母体から逆さ吊り取り上げられた赤ん坊、身投げをする男性や刑務所の処刑椅子、人種暴動などが描かれている。

テレビや雑誌を通じて目にする悲惨な光景を見慣れ、痛みや生死に鈍感になっていく人々やメディアをシニカルに捉えた作品だったのだろか?
 
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アンディのアトリエが再現された"シルバー・ファクトリー"の展示横のモニターには、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコのリハーサルの模様。
凄く楽しみにしていたのだけれどできれば、エクスプローディング・プラスティック・イネヴィタブルでの演奏が観たかったですね。
 
 
バスキアとの共作の作品も良かったけれど、スクリーンに映る美しくも破滅的な人生を駆け抜けたイーディーの姿がとても印象的でした。

作品もそうだけど、彼や彼を取り巻く人々のことなどもとっても考え深かくてちょっとため息が出ました。
 
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帰りにお腹が空いた僕。

蒼龍唐玉堂の黒ゴマ担担麺にするか、麺屋武蔵 虎嘯のつけ麺にするか迷いましたが、帰りに八幡山で下車。
最近お気に入りのらぁめん店、麺屋 狢で"豚つけ麺"を堪能。

太麺に良く絡む、とろみの強い魚介系豚骨の濃厚つけ汁に酢を入れていただきましたがここかなり旨いのですよ。

 
             
■YouTube The Velvet Underground and Nico - "Femme Fatale" (2分36秒)
 
 
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もう随分たっちゃいましたけど、"六本木クロッシング2013展 アウト・オブ・ダウト - 来たるべき風景のために"を会期中、森美術館で観て来ました。
 
 
会場に入ると、小林史子さんの"1000の足と始まりの果実"と題された椅子と洋服を積み上げた壁が待ち受けていた。
かなりの労力だったろうが、どうやって積み上げたのか気になる?
その過程のパフォーマンスが既にインスタレーションなのだろうけど、マルセル・デュシャンさんぽいなぁっと。
 
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つづく、歴史的・社会的なテーマに強くこだわった風間サチコさんの木版画作品。
 
渋谷のスクランブル交差点を舞台に弾圧や抑制が描かれた"人外交差点"。
福島第一原子力発電所の事故後に制作された"獄門核分裂235"等の作品には、風間さんも含めた民意の怒りに満ちていた。
 
 
国民の原発への意識は増税で隠蔽され、我が身を守れと消費に走らせる始末。
憲法改正の手続きを定めた国民投票法改正案も公務員の組織的活動が認められ、一括投票のみでおこなわれれば危うい事態。
国家戦略特区も人口減少を解消するため、2015年から毎年20万人の移民受入れ計画の序章なのだろうか。
 
国民よりも、国家の体制を維持することばかりに奔走する政治家や役人たちにはうんざりだ。
 
社会風刺的視点から制作されたルポルタージュ絵画、中村 宏さんの"基地"、"聖火千里行"。
パロディや風刺を込め、赤瀬川原平さんが朝日ジャーナルに連載した"櫻画報 1971 三里塚版"など、戦後の美術をみつめながら、曖昧で不誠実な社会の状況に苛立ちを憶えながらもアートを通じて真実が明らかにされていくことに希望を感じました。
 
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つづく、小泉明郎さんのビデオインスタレーション"Death Poem For a City 最後の詩"は、あまりにも衝撃的だった。
 
 
真っ暗な部屋に、表裏2面のスクリーン。
 
強いストレスを感じるスピードで東京の繁華街、交差点、電車の中といった景観が投影され、反対側では、フェイスブックの募集を通じて参加した覆面姿の一般の男女が、報酬と引き換えにダークな告白を繰り広げる。
 
「もっと自分をさらけ出しなさい!」との声に急き立てられた彼らは、恋人や友人への裏切りに始まり、人間不信、選民意識、性的倒錯、強姦幻想、殺人衝動と普段、無意識にある感情が徐々に吐露されていく様は、恐ろしくも誰もが理性で押さえている狂気なのだろう。
 
人は相手の中に自分を発見し、自分の中に相手を発見するというが、自分は違うと否定しながらも語られるその生々しさに根深い人の業を感じた。
 
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日本共産党は、労働者階級をはじめ、独立、平和、民主主義、社会進歩のためにたたかう世界のすべての人民と連帯し人類の進歩のための闘争を支持する。(日本共産党網領三 世界情勢 二〇世紀から二一世紀へより)
 
真っ赤な部屋にマルクスのポートレイトと拡声器。
日本共産党のスローガンが書かれたいくつものパネルに投影された映像。

丹羽良徳さんのパフォーマンスアート"日本共産党にカール・マルクスを掲げるように提案する" のインスタレーションに釘づけになった。
 
 
今や、国政で11議席を獲得し、党首討論や議案提案権も持ち、都議会でも17議席を獲得し、第3党・野党第一党の座に立った日本共産党。
党名はもちろん、対米、脱安保、天皇制廃止、資本主義解体などその主義・主張に対するアレルギーは強いものの政党交付金も受取らず、弱者の労働、生活改善に尽力する姿に僕は希望を感じている。
 
自民一強の危機感の中、野党再編が進められる過程でみんなの党のような潰し合いも始まっている。

現状のシステムが機能していない以上、100年後1/3になる総人口で国が成り立たなくなる事態に新しい家族の在り方や生活、教育や働き方など考え直す必要があるのではと思う。
 
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柳幸典さんの作品"ユーラシア"は、日本も含めた世界91カ国の国旗をひとつひとつが砂で固め並べたもの。
遠くからは鮮やかな国旗も、近づいて見てみると放されたアリによって浸食されて崩れかかっている。
近視眼的で楽観視しすぎたグローバル社会の危うさを見事に視覚化していた。
 
現在、71億7000万人の世界の人口が、85年後には108億5000万人に達する。
爆発的な人口増加で、温暖化による水や食料の不足、枯渇していく資源の確保が急務になるほか、高齢化や社会保障費負担の世代間格差、労働力不足などの問題が世界規模に広がりそうだ。
 
世界の人々が分かち合い、争いが起こらないことを祈るしかない。
 
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最後は、福島出身の遠藤ミチロウさん、10代を福島で過ごした大友良英さん、在住の和合亮一さんが発起人となり有志がが立ち上げた"プロジェクトFUKUSHIMA"。
 

放射能汚染が危惧される会場の芝生、総面積60000㎡を全国から寄せられた色とりどりの布を縫い合わせた大風呂敷が再制作され、展示ブースの床に敷き詰められていた。
震災2年半を経て、パネルややぐら、イベントの模様がスクリーンに投影され、インスタレーションとして構成されていましたが僕は床に座り映像をしばらく見つめていました。
 
アートを通じて過去から現在を辿り、来たるべき未来を考える意義ある企画展でした。
 
 
 
■YouTube Nico - "60/40" (4分38秒)
 
https://www.youtube.com/watch?v=eXOCeJwz6iY
文化庁が若手芸術家を海外に派遣し、研修の成果を発表する"未来を担う美術家たち 16th DOMANI・明日展"を観に国立新美術館へ行って来ました。
 
企画展の後半で展示されていた吉本直子さんの作品に僕は夢中になった。
 
 
吉本さんが求めたのは、形や模様といったデザインや染色技術による作為的な"染め"ではなく、生きる過程で無作為に生じた"染め"。

無数の古着の白いシャツは、屍のようにも見えたが、身体の内側から滲み出た時と命の痕跡。
まるで所有者達が残した、精神と身体の静寂と喧噪が聞こえてくるような生々しさを感じました。
 
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白い古着をかためて作られ、無数の腕が伸びる"白の棺"は、何を求めているのか?何を欲しているのか?
所有者達のが何かを必死に掴もうとする息遣いが聞こえてくるようでもあった。
 
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一方、壁一面に白い古着が敷き詰められた"鼓動の庭"は、所有者達の記憶と思いの墓標のようにも感じました。
なんだか、"沈黙は語る"の一言につきましたね。
 
 
 
■YouTube Howler - "Don't Wanna" (2分23秒)
 
http://www.youtube.com/watch?v=50QFJJQGTrs

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