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『じゃぱゆき』という言葉を聞いてみなさんは何を思うだろうか? 単に日本のパブなどで仕事をするために出稼ぎに来ているフィリピン人女性、それとももっとダークなイメージのものを思い浮かべられるだろうか?
私にとっては、日本のパブなどに出稼ぎに来たフィリピン女性に対して、ある蔑視感を含んだ表現で、ひたすら使うことを避けてきたし、また、自分の気持ちの中でも10年くらい前には完全に死語になった言葉でもあった。実際フィリピンパブなどによく行く、あるいは行っていた読者の方も、『じゃぱゆき』という言葉を使うことはほとんどなかったのではないかと思う。
しかし、この"JAPAYUKI"という言葉、フィリピンではしっかりと行き続けているし、日常語としてフィリピン語のひとつになっている。
フィリピン人にとっての"JAPAYUKI"への印象は、ずばり『蔑視と羨望』だ。
『蔑視』というのは、多くのフィリピン人たちは、日本に出稼ぎに行くエンターテイナーたちが、日本で売春していると思っている。したがって、JAPAYUKI=prostitute(売春婦)と思い込んでいるフィリピン人が多いのだ。だから、JAPAYUKIを見る目も、汚いものを見るような蔑視感をともなったものになるのも無理からぬことだ。
『羨望』は言うまでもなく、彼女たちが稼ぎ出すお金に対する羨みである。スラムの中にドデンと豪華な家が建っていて、『なぜこの家だけがこんなに豪華なのだろう?』と思っていると、ご近所さんがPalasyo ng JAPAYUKI(パラーショ ナン ジャパユキ:ジャパユキ御殿)だよ、何て解説してくれたりする。そしてほとんどの場合、
「どんなことして稼いできたんだか?」
というような非難めいたコメントがおまけでついてくるのだ。ご近所さんたちの気持ちは『蔑視と羨望』そのものだ。
JAPAYUKIという、ちょっと堂々と口にするのもはばかられる言葉が、フィリピン社会に深く定着していると実感をさらに深めたのは、私が3年ほど前、フィリピン人女性と外国人男性の出会いの場を提供するマッチングサイト(不本意だが日本語だと、出会い系サイト)のメンバーとなり、女子大生や会社員、デパートガール、教員、医師などの専門職、すなわち日本語を一言も話さない『普通のフィリピン人女性』と直接交流する機会を持つようになってからだ。
彼女たちとのチャットの中で、
「日本にはたくさんJAPAYUKIがいるんでしょう? 同国人として恥ずかしいわ。私はそんな生き方はイヤ。お金のためなら何をやってもいいとは思わないわ」
という女性が多かった。私は「何か変だな」と思い、
「JAPAYUKIなんていう言葉は日本ではほとんど使っていないよ。それに彼女たちの仕事は、クラブで日本人客のお酒や話し相手になるだけで、ほとんどの場合、売春してるわけじゃないんだよ」
と説明すると、ほとんどの女性がびっくりした様子で
「本当に? 私はJAPAYUKIって、みんな売春してるのかと思っていたわ」
と答えるのだった。物凄い誤解がフィリピン全土に蔓延しているのを身をもって実感したわけである。
私は、わずか4年に過ぎないが、素顔のフィリピン人に出会うために、マニラであえて日本人を避け、生活してきた。その過程で、いろいろなジャパユキ(あえてこの言葉をこの記事内では使うが御了承いただきたい)を見てきた。
今まで勉強一筋で、彼氏がいたことのないような箱入り娘から、小学校の先生、弁護士秘書、SMなどのデパートガール(スーパーガール?)など、風俗営業にはまったく縁のない女性から、置屋やゴーゴーバーで、日々、体を張って肉体営業してきた筋金入りの売春婦まで、彼女たちの生い立ちは実に様々で、一言では語れない。
ただ、私の知る限りでは、ジャパユキの多くが、もともとは、ごく普通のフィリピン人女性だと思う。
日本とフィリピンの相互理解はまだ浅く、大小さまざまな誤解もたくさんある。JAPAYUKIに対するフィリピン人の認識と日本での実体ひとつとってもこの有様である。
日本とフィリピンの文化についてた小なりとも知る人々、また知ろうとする人々が、正しい相互理解のため、説明する手間を惜しまず、語りある努力を地道に続けていくことが大切ではないだろうか。
JAPAYUKIという何か暗くて薄汚れたイメージの言葉が1日も早く死語になって、お酒の席での楽しい話し相手として、また、看護士・介護士として日本の人材不足を補うための専門・技能職など、あらゆる分野で日比の垣根のない人的交流がスムーズに進む社会環境が整ってほしい、と心から思うこの頃だ。
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chucky684さんの言われる「JAPAYUKI=Pna=売春婦」、日比どちらでも同じだというご意見は極論で、賛同しかねますが、考え方は人それぞれですので、なるほどと思いました。
2006/2/16(木) 午後 4:00 [ jessie ]
Mint Carさんの彼氏の遠戚の女性、普通じゃないですよね。金づるにされたと知った日本人が、すべてのフィリピーナやタレントが同類なんだと思わなければいいのですが。
2006/2/16(木) 午後 4:05 [ jessie ]
でも、騙した、騙されたなんて話、よくありますよね。
2006/2/16(木) 午後 4:23 [ pinoy ]
そうですね。どうしても仕事で来ていますから、多くのお客をキープするために、多くのお客に期待を抱かせるのは、当然だと思います。
2006/2/16(木) 午後 4:31 [ jessie ]
フィリピンパブで将来の伴侶を本気で探す方々には、真贋を見極める目が必然的に求められることになりますね。ある意味で、タレントはその点、「みんな大なり小なりうそつきだ」と思います。お客さんから「彼氏はいるの?」と聞かれたタレントは、もし彼氏がいたとしても、ほぼ100%、「彼氏はいない」と答えるでしょうねえ。当然、とんでもない本当のうそつきもたくさん、タレントの中には混ざっているので、確かな判断力を磨いておく必要があるのでしょう。
2006/2/16(木) 午後 4:32 [ jessie ]
「極論」?とんでもない! 実状ですよ。フィリピン人である妻と一緒にボランティア活動で彼らに接し14年間私が見てきた実状です。また「イメージ」と書いたはずです。彼女達を十羽一絡げにはしませんけどネ。 またこれからどうするかを問うための場でもないでしょう。現場を見てきた者として言わせて貰います。Pナタレントは当人達も含め両国でジャパユキと呼ばれています。「じゃぱゆき=売春婦」のイメージは彼女達が作り上げたものです。
2006/2/16(木) 午後 5:03 [ chu*ky6** ]
実際にお店に行ったことがないので、サイトやブログの体験談からしか知ることが出来ないのですが、単にお酒やカラオケの相手をするようなスナック的なお店から、それこそきわどいお触りも全然OKなお店までいろいろあるようですね。働いている女性も素人から元々プロの方まで幅が広いようですから、男性側のタレントさんに対するイメージや意見も、すごく美化する人と悪く捕らえる人と極端に割れる場合が多いように思いますが、きっとどちらも的を得ているんでしょうね。
2006/2/16(木) 午後 6:10 [ Mint Car ]
もう死語だと思っていました。私もその頃は差別の目で見ていました。でも彼女達の頑張りを見ていると、そんな目で見ていた自分が恥ずかしくなります。
2006/2/16(木) 午後 6:17 [ まろ ]
Mint Carさんはよくご存知ですね。いずれにしろ、ほとんどの場合、自分がお店などで知り合ったフィリピーナの印象がフィリピーナの平均像だと思い込んでしまったようなコメントが多い気がしています。すごく美化する人、すごく悪く捕らえる人、どちらの方々もそれぞれにある部分は的をとらえ、ある部分的をはずしてるんだと思います。
2006/2/16(木) 午後 6:49 [ jessie ]
てっちゃんさん、私もです。私も日本でのエンターテイナーの仕事など、思いも及ばない『普通のフィリピーナ』と定期的に交流するようになる前までは、もう10年位前には死語だと思っていました。でもそんな普通のフィリピーナの口からジャパユキという言葉がでてくるので驚いたのです。そのままフィリピン語になっていると言えます。
2006/2/16(木) 午後 6:53 [ jessie ]
また、普通のフィリピン人が日本に持つ印象が非常に偏っていることに気づくこともよくあって、そういう時は「それは違うと思うよ」と訂正しています。異文化交流、言うはやすし、行なうは難しだと思います。
2006/2/16(木) 午後 6:56 [ jessie ]
日本人の中にも未だにフィリピン人のいるお店=売春行為をするお店というイメージしかない人がいます。それだけならいいのですが、そこから尾ひれがついて、まったく事実無根のうわさまでたてるようになり、恐ろしい思いをしたことがあります。
2006/2/16(木) 午後 7:21
そうですね。人の意見について、どうしろこうしろなどとえらそうなことを言うつもりはまったくありませんが、憶測でとんでもないことを言う人がいると本当に腹が立つことがあります。私の母の長野県のある都市では、1980年代後半に、『フィリピン人が入ったプールに入ると性病が移る』といううわさがまことしやかに流れてちょっとした騒ぎになりましたし、今では、『社会悪、フィリピンパブを追放しろ』などという看板が建っています。そこまで言われてしまうと、もう何も言うことはありません、という感じです。
2006/2/16(木) 午後 7:31 [ jessie ]
皆さん、PPの昼間をどれだけご存知なのでしょう?仕事柄遅くまで寝てるのは仕方が無いとして部屋の掃除はしない、ゴミだしマナーは守らない、午後には男がアパートの前に迎えに来る。最初の来日なら解らないでもない、しかし2回目からはリピーターですよ。店が何を要求してるのかもわかった上での来日です。15年前の方がフィリピン国での彼女達への見方は酷かったけど皆解った上で来てるし送り出しているんです。確信犯です。「性病うんぬん」は別としてPPなんて両者にとって無いが良い。
2006/2/16(木) 午後 10:26 [ chu*ky6** ]
私は日本ではほとんど使われないし忘れ去られていると思っていました。でも現地ではテレビ放送でよく耳にしますね あと凄い家だねと聞くとジャパユキハウスだよ言われました。私はこの言葉を作った原因は日本人、フィリピン人両者にあると思います。
2006/2/16(木) 午後 10:28
夜蝶さん、この言葉自体は、日本人は普通使わないのですが、フィリピンではマスコミも使いますね。ジャパユキハウスを作った原因は仰るとおり日本人にもあるのでしょうねえ。
2006/2/16(木) 午後 10:41 [ jessie ]
chuckyさんのおっしゃるとおり、みんなタレントとは実際はどういう仕事するのか百も承知で覚悟してきているんだと思います。ただ、お店によってその「要求していること」に結構差があって、いざ来てみてから「えっ、ここのお店ではここまでするの?前のお店と違う。」ということがあるという話はお店に詳しい人から聞いたことがあります。
2006/2/17(金) 午前 0:18 [ Mint Car ]
Mint Carさん、タレントが、みんな仕事の中身を百も承知で覚悟しているというのは少し違う気がします。ある程度の部分は説明され、彼女らなりに覚悟してはいると思いますが、意外と肝心なことは知らないまんま、日本に来て「あれっ」という思いをしていると思いますよ。
2006/2/17(金) 午前 1:05 [ jessie ]
特にファーストタイマーはそうではないでしょうか? 2回目以降になればそれなり腹もくくれてくるから対応力も増してくると思いますが。また、お店のスタッフでもフィリピンやフィリピーナに関する基本的理解もまちまちで、どちらについてもまったく知らない人が結構多いし、フィリピンパブ通ぶっている人は、自分の知っている狭い世界の中だけの知識がすべてだと思っている人も多いから、話は鵜呑みにできないと思います
2006/2/17(金) 午前 1:41 [ jessie ]
現地(フィリピン)の所謂ナイトクラブは 連れ出し(バーファイン)ありで、つまり売春を意味します。すなわち日本での比国人タレントの出演店もショーのためではなく ホステスとして雇い入れている訳ですが 殆どは現地のような売春業ではありません。しかし残念ながら極一部は明らかに売春と断定せざるを得ないケースもあります。加えて男女のふれあいは当然LOVEへと発展しSEXともなりましょう。これも含めて売春業であると判断するか、否かはお上の胸先三寸ということになります。
2006/4/27(木) 午前 11:53 [ purikin146 ]