白野慎也のフィリピン・サリサリ・トーク

『旅の指さし会話帳』の著者、白野慎也がフィリピンの庶民生活への理解の深まる情報をお届けします。コメント大歓迎。投票もよろしく。

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 もうすぐ学校では卒業シーズン、会社などでも人事異動のシーズンで、お別れパーティの機会も増える。となると各種パーティなど交際費も増えるシーズンとも言えるかもしれない。
 しかし、フィリピンだと大分状況が違う。despedida(デスペディーダ)/dispedida(ディスペディーダ)と呼ばれるパーティでは、パーティの主役も去っていく人本人なら、支払いもまた去っていく本人なのである。選別という発想は普通フィリピンにはない。日本とはまったく逆なのである。
 去っていく本人がお別れ会を主催し、思いっきり楽しみ、親しかった友だちや知人たちを招いて飲み物や食べ物を振舞い、歌や踊り、あるいは男同士ならちょっとHなショーを楽しみにいっしょにクラブに行ったりする。
 だから、フィリピン人の友人たちとの別れの前には、旅支度の他に、お別れ会の主催とそのためのお金も準備しておかなければならない。去っていく人がけじめのお別れパーティをやらないと、『義理を欠く』ことになって、『なんだコイツ』と後ろ指を差されたり、友だちをなくすことにもなりかねない。
 それでなくてもお金のかかる旅立ちの時に、なぜ旅立っていく人が費用を負担するのかはまだ私にとってはなぞである。しかし、こうした出費のスタイルもまたフィリピンの常識であるのはまぎれもない事実だ。
 誕生日もまたしかり。楽しむのも誕生日を迎えた本人が主役なら、飲み食い、その他のお楽しみすべてにかかった費用の支払いも本人負担が大原則だ。もちろんプレゼントはある。
 
 それにしても本当にところ変れば、すべてが変る。みなさんもフィリピン社会に入ったら、フィリピン流の『律儀な人』になっていただきたい。

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閉じる コメント(4)

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私も最初は「えっ?!主役なのに払うの?」と怪訝に思ったのですが、考えてみると日本でもお別れするときはお礼の品物を持ってご近所や親しい友人にそれぞれ挨拶するのであまり違いは無いし、かえってまとめて感謝の気持ちを表わすことが出来るので楽と言えば楽かな。

2006/2/26(日) 午前 10:49 [ Mint Car ]

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そうですね。慣れてしまうとかえって一度に御礼ができるから楽といえばラクですね。友だちが多いとお別れかいでご馳走される機会が多いといっているフィリピン人の友だちもいましたね。

2006/2/26(日) 午後 7:58 [ jessie ]

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結婚式はもちろん、誕生パーティー、葬式などでも、顎、足付きで主役が払うのはフィリピンの常識です。だから、貧乏人は誕生パーティーはしません。

2006/3/1(水) 午後 0:06 [ Oragon ]

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おっしゃる通りですね。「誕生パーティなんて金持ちのやるもんだよ」。この言葉、私も何度聞いたか分かりません。

2006/3/1(水) 午後 0:56 [ jessie ]


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