白野慎也のフィリピン・サリサリ・トーク

『旅の指さし会話帳』の著者、白野慎也がフィリピンの庶民生活への理解の深まる情報をお届けします。コメント大歓迎。投票もよろしく。

日本社会におけるフィリピン人

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 在日フィリピン人は、日本の生活を日本人のようにとことんエンジョイしているだろうか? 日本の生活や各種社会サービスについてよく知っているだろうか?
 たとえば、フィリピン人配偶者のいる方々、みなさんの奥さんやだんなさんは、仕事を持って日本人のいる職場で活躍しているだろうか? また、ほとんど何を買っても消費税がかかることなど、一般の日本人なら誰でも知っている常識を認識しているだろうか?
 
 答えはほとんどNOのケースが多いと思う。だからいけない、ということではない。せっかく日本の住んでいるのだから、在日フィリピン人の方々にもとことん日本生活のおいしいところを味わってほしいのだ。

 私の知る限りでは、多くの在日フィリピン人の交友範囲は、身近なフィリピン人とその家族などきわめて限られた人間関係の中だけに限られ、10年日本に暮らすフィリピン人主婦のほとんどが消費税というものを認識せずに買い物をし、書店などで本が注文できることも知らない。

 愛する人が日本でさらに快適に暮らせるよう、日本人配偶者などのさらなる努力が望まれるところだと思う。

 そうした中で、とかく限られた人間関係の中にこもりがちなフィリピン人の地元のコミュニティを作ろうとしたささやかな試みに先日参加させていただいた。

 東京府中市のフィリピンレストラン、MALASAで去る7月2日に開催されたフィリピン人によるタガログソングコンテストである。日比親善という趣旨もあって日本人のOPM(オリジナル・ピリピーノ・ミュージック=フィリピン・ポップス)愛好者の参加も認められて、開催当日は、レストランは非常な活気に包まれた。
 フィリピンに長期に暮らした経験を持ち、フィリピン社会の一端を見てこられた方なら、フィリピン人コミュニティ作りのきっかけとして歌が有効な手段の一つであることに誰も異を唱える人はいないだろう。
 参加者は9人とこじんまりとしたイベントだったが、応援団やら、そのイベントの意義を知っている地元のケーブルテレビ、さらにパライソマガジンなどの取材なども入って、なかなかの盛り上がりだった。
 日本人参加者は3名。みなさん、歌詞の意味を完全には理解していないようだったが、しっかりした音程と歌心でなかなか聞かせてくれた。
 私は審査員の一人という役をおおせつかったが、結局参加者の実力に大差なく、全員めでたく、10月1日、府中市で開催される決勝大会にめでたく進出となった。

 このイベントを主催した、レストランMALASAの嶋本夫妻のドキュメントは地元ケーブルテレビの1時間枠で近々公開されるということだ。
 なお、決勝大会では、やはり日本国内のフィリピン人コミュニティーでは有名な劇団 Teatro Kanto(テアトロ・カント=街角劇場、横丁劇場)などのゲスト(いつも笑わせてくれます)も参加し、グレードアップして府中の森会館で開催される。
 興味のある方は、主催者の嶋本さんあてに直接ご連絡を(042−336−5362、12:00pm〜2:00am)
 私もフィリピン人の日本社会でのさらなる活躍のためこのイベントをあたたかく見守って生きたいと思っている。

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