白野慎也のフィリピン・サリサリ・トーク

『旅の指さし会話帳』の著者、白野慎也がフィリピンの庶民生活への理解の深まる情報をお届けします。コメント大歓迎。投票もよろしく。

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写真:マニラ市内を歩く看護学生(2005年5月 白野慎也撮影、本文とは関係ありません)

 昨日、私のフィリピン人の看護学生の友人が、国家試験に合格したというメールをもらいました。僕は早速電話をかけて、『おめでとう』と言いました。いろいろと話している中で僕は気になっている疑問をひとつ彼女にぶつけて見ました。
「君はこれから注射とか採血もするわけだけど、自分の血液型は知ってるよね?」
 彼女は何でそんなこと聞くのと言う様子で、
「知らないわよ。何で?」
 と平然と言ってのけます。唖然として言葉の出ない僕の気持ちをよそに彼女は続けます。
「学校では血液検査なんかしなかったし、病院で検査してもらうとお金もかかるし・・・」

 そうなんです。フィリピンでは義務教育過程で血液検査がないことは私もよく知っていました。ですからいい大人でも大病したりして、血液を採取する検査でも受けた人でもない限り、自分の血液型を知らない人が非常に多いのです。しかし、私にとっては人の命を預かる看護学生、いやこれから看護婦になることが決まった国家試験合格者ですら自分の血液型を知らないとはちょっとショックでした。

「何で血液型を知らないと困るの?」
 彼女は僕の驚きをどうしても知りたかったそうです。
 僕は、「救急患者で急な輸血が必要になったりした場合、患者の血液型を知らなかったらそれだけ対処が遅れて助かる患者も助からなくなることだってあるよね」
 とひとつ例をあげて説明しました。
「あー、確かにあなたの言う通りね。私も今度自分の血液型検査してもらおうかなあ」

こんなところにも『万が一を考えない』と言うフィリピン人の国民性が見て取れるような気がするのは私だけでしょうか?

 ただ、日本への出稼ぎのフィリピン人などは、メディカルチェックの中で血液検査も含まれているので、フィリピンパブなどでお知り合いになってご結婚された日比カップルのフィリピン人配偶者の方は自分の血液をご存知のはずです。

 今、まったく日本社会の表の話題に上ってこなくなったフィリピン人を始めとする日本の外国人看護士・介護し受け入れ、言葉の問題うんぬん以前に、看護や介護をめぐる日比の意識の差をまた、ひとつ見つけたような思いがした出来事でした。

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そう言えばフィリピン人と話していても血液型の話題に成らないですね。 なるほど私は、家の嫁の血液型知りません。

2006/7/21(金) 午後 6:51 Ampalaya

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一般のフィリピン人は本当に血液型を知らない人が多いんですよ。みんなが血液型を知れば、血液型占いとかのページも雑誌や新聞に出来たりして・・・

2006/7/21(金) 午後 7:35 [ jessie ]

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占い好きのフィリピン人ですが星座や干支が多く、そういえば血液型占いって見ないですね。輸血は高いしスクリーニングの精度が高くないので身内や友人でマッチする血液を探すことが多いようです。健康診断って習慣もあまりないようですし病気になってから考えるってことでしょうか・・・。糖尿病や喘息、多いですね!

2006/7/22(土) 午前 9:16 [ BabyShun ]

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そうですよね。健康診断もやっていないし、予防接種もやっていない。だから日本人の多くが子供の頃にかかっているおたふく風邪やはしかなどにかかったら大騒ぎです。でもこうした配慮はフィリピン人配偶者を持つ日本人にとっては必須の注意事項ですね。

2006/7/22(土) 午前 9:39 [ jessie ]

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喘息も多いですね。都市部の排ガス、パンパンガやタルラックならピナツボ火山噴火時の火砕流の巻き上がる粉塵、ゴミ捨て場なら、生ごみから出るメタンガス。フィリピンの空気は多くの場所で汚染されていそうですね。

2006/7/22(土) 午前 9:44 [ jessie ]

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私はフィリピンのスモーキーマウンテンという今はなき東洋最大のスラムでボランティアをしていたことがありますが、ゴミから出るメタンガスなどで自然と涙が出てきて、いつでものどの調子が悪かったのを思い出します。また、呼吸疾患も多く、汚れた空気のせいか子供たちが一様にハスキーな声をしていたのも印象に残っています。

2006/7/22(土) 午前 9:45 [ jessie ]

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日本で健康診断したら最新鋭の機械があるし医師が丁寧に説明してくれるって驚いていました。胃炎の症状があったので胃カメラを飲ませたのですがもちろん生まれて初めて、ずーっと目を閉じてお祈りしている姿に思わず笑ってしまいました。本人には大変な出来事だったようです。

2006/7/22(土) 午前 9:48 [ BabyShun ]

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なるほど、なんとなくわかる気がします。フィリピンのクリニックレベルだと、1日や2日検収受ければ自分でも医者になれるんじゃないかと思うくらい適当な診療ですからね。ただ、マカティメディカルを始め、いくつかの高等医療機関では先進国顔負けの最先端の医療サービスが受けられると聞いています。全般的レベルは低いが、医療従事者のレベルの格差もものすごく大きいということなのだと思います。胃カメラなどの存在など知らないフィリピン人は多いかもしれませんね。

2006/7/22(土) 午前 10:05 [ jessie ]

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