白野慎也のフィリピン・サリサリ・トーク

『旅の指さし会話帳』の著者、白野慎也がフィリピンの庶民生活への理解の深まる情報をお届けします。コメント大歓迎。投票もよろしく。

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 今回は、愛を語るちょっと激しいフレーズをご紹介します。愛って時に奪うものですね。と言うわけで、「僕は君の心を奪いたい」、「僕は君のすべてを奪いたい」と言うフレーズを紹介します。

「僕は君を奪いたい」は、
"Gusto kong angkinin ang puso mo."
(グスト コン アンキーニン アン プーソ モ)

「僕は君のすべてを奪いたい」なら
"Gusto kong angkinin ang lahat ng sa iyo."
(グスト コン アンキーニン アン ラーハットゥ ナン サ イヨ)
となります。
 angkininは「自分のものにする」という意味の動詞です。

 時に激しく愛を表現したい時に使って見てください。ただ、期が熟した時に限定して使ったほうが無難ですので、使用上は少々ご注意を。時期尚早で使ったら、単なる冗談で笑い飛ばされてしますか、デリカシーを疑われるだけになって逆効果になることもありますから。

 では、また次回までさようなら。

 今回も、フィリピン語学習経験者や真剣にフィリピン語学習に取り組もうと行く方が、さらに知識を深めるために役立つフレーズをご紹介します。
 同義語かどうか確認するための「AとBは互いに同じなの?」という意味のフレーズです。

"Magkapareho ba ang A at B?"
(マグカパレーホ バ A アットゥ B)というシンプルなものです。
*magkapareho:互いに同じ

 もちろん、AとBの部分には単語も句も文も何でも入ります。似たような意味の言葉が本当に同じなのか、確認したい時に使ってみてください。

 では、次回までさようなら。

 先日、しばらくぶりに日比カップルの子供の誕生パーティーに呼ばれて参加した。スバゲティー、パンシットゥ、カレカレ、シニガン・ナ・ヒーポン、フルーツ・サラダ、フライド・チキン、ムンゴ、ビーフカルデレータ、などなど、祝いの食卓は、豪華で華やいだ、お馴染みのフィリピン料理で彩られていて、見ているだけでも楽しかったが、下のほうでもしばらくぶりにフィリピン料理を満喫した。

 誕生日はいいが・・・私はまた、このファミリーの、普段の食生活が気になって、当の小学校5年生になる誕生日の男の子本人に話を聞いてみた。

「今日は、たくさん種類があって豪華な食事だね。いつも1日3回食事してるの? ママはいつもちゃんとおいしいご飯作ってくれる?・・・」
など、矢継ぎ早に質問した。
「ママは朝寝坊することが多いから、そんな時はパンだけ食べて学校にいくか、時間がないと何にも食べないで学校いくこともあるよ。でも朝何にも食べないと、お昼にお腹がすいてるから、学校の給食がいつもよりおいしく感じるんだ」
それはよかった、なんていってられない。子供に朝食を食べさせないで学校に送り出すのは問題だ・・・などと考えながら、さらに聞いてみた。
「土曜日とか、日曜日とか学校のない日はママはどんなものを作ってくれるの? やっぱりフィリピン料理とか、カレーとか、ハンバーグとか?」
「作ってくれる時もあるけど、ままは面倒くさがりやだから、カップラーメンとか、できあがってて温めるだけで食べられるカレーとか、そんなのが多いよ。この前の日曜日は1日3回、カップヌードルのシーフード味で、僕もう飽きちゃったよ。でもママがあれ大好きで。パパの方が仕事が忙しくない時なんか、よく作ってくれたりするよ」
「ああ、そうなんだ。いいおとうさんだねえ」
 おやおや、ひどいおかあさんだなあ、こんな食生活じゃ、子供たちの健康を心配だなあ、と思いながらもそんなことは言えないので苦し紛れにお父さんをほめたわけだ。 

 そんな気持ちを知ってか知らずか、その男の子は話を続けた。
「お父さんは怖いけど、いろいろ勉強教えてくれるんだ。っていうか無理やり教えられてるっていう感じだけど。ママが『ドアをオープンして』とか『子供に悪いのことばは教えないで』とか変な日本語を使うと教えてあげてるよ。それから、僕は国語と算数が苦手なんだけど、宿題が分からないと、ママも算数がぜんぜんできないから、パパが帰ってくるまで待ってて、パパに教わるんだ。パパは遅く帰って来てもちゃんと教えてくれるよ。ママには内緒なんだけど、ママは足し算も引き算もよく間違えるし、そうだよ、掛け算も割り算もダメかなあ・・・でもパパが僕たちが9時に寝る前に帰ってこない時は、わからないところはやらないんだ。しかたないもんね」
 話をしているところに、小学校2年になる次女が
「お兄ちゃん、お誕生日おめでとう」
と言いながら、男の子に後ろから抱きついてきた。
「やめろよ」
と言いながら、男の子は女の子を振り払って、頭をポンと叩いた。かなり強く叩いて、いい音がしたので、女の子が泣き出すかなあ、と思って見ていたら次女の女の子は、顔をしかめて
「お兄ちゃん、痛いよう。痛いくしないで」
と変な日本語を使っている。
「こらこら、お兄ちゃんの誕生日なんだからけんかするんじゃないよ。それから正しい日本語は『痛いくしないで』じゃなくて、『痛くしないで』だよ」
とお父さんが登場がてら、子供たちをしかって、次女に日本語指導している。
「ご飯召し上がってますか?」
と、一見してまじめなサラリーマン風のお父さんは、来客への心遣いも忘れない。
「それにしても豪華でバラエティに富んだ料理ですねえ。楽しませていただいてますよ。奥様は、今日はお料理の準備で大変だったでしょうねえ」
と、ちょっとフィリピン人奥さんを持ち上げた。帰ってきた日本人夫の答えは意外な(予想通りの)ものだった。
「うちのやつは料理はほとんどできないから、フィリピン人の友だちが朝からいろいろ料理を持って来てくれたり、手伝ってくれたんですよ。私も今日は会社を休んで、手伝いでした。料理は毎日のようにやってますし、もともと好きだからぜんぜん苦にならないんですけどね」
「それはご苦労様でした」
心から出てきた言葉を私が口にすると、その旦那さんと私は顔を見合わせて苦笑し合った。
「食事も準備だけじゃなくて、お子さんの勉強の面倒も見て、お仕事以外にもお忙しいですねえ」
 同情交じりの言葉が思わず私の口から出てしまった。
 そのいかにも人のよさそうな日本人の旦那さんは、また苦笑しながら
「本当に大変だと思うこともありますねえ。でも今はその大変を楽しんでますよ」
『大変を楽しむ』という境地。そこに達するまでにはそれなりにきっと本当に大変な道のりだったのだろう。

 食事だって、フィリピン人の奥さんに任せきりなら、毎朝朝食抜き、毎食シーフードヌードルになってしまうかもしれない。子供が成人病になるか、栄養失調になる日も遠くない。また、次女のように日本語もかなり壊れた日本語が染み付いてしまうかもしれない。
 フィリピン妻を持った場合、日比ファミリーでは、食生活でも、算数・国語を始め、子供の教育でも、日本人のお父さんの果たす役割は重大だなあ、ということも否が応にも再認識させられたあるパーティの1日だった。

 私自身、自分の問題として結婚を考えているこのごろ、その思いはより切実だった。

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