|
日比カップルの数、一口に10万人くらいと言ってはいるがその根拠は? 基本データを調べてみた。
入国管理局のデータでは、2004年、興行ヴィザで入国したフィリピン人は83000人あまり、2005年は、47000人と対前年比56%。昨年8月以後に限ってみると、わずが13%ほどである。これではフィリピンパブ関係者が悲鳴を上げるのも無理はない。
それと関連して、果たして日比カップルの実数は現状でどれだけいるのだろうか? この点も押さえておきたいところだ。婚姻関係のデータは、厚生労働省の管轄で、1992年からフィリピンは国別でデータがそろっており、1992年から2004年までの合計が9万組あまり、統計が完備される前、2005年以降を合わせると10万人を越えるものと思われる。
しかし、ご存知文化の違いなどから離婚の多いのも日比結婚のもうひとつの現実だ。
近年でみると、離婚数/婚姻数はざっと40%近い数字になる。
となると、10万組あまりの婚姻カップルのその後は? というが気にかかる。
ふたたび入管の日本人の配偶者として外国人登録しているフィリピン人は、最新のデータ2004年で43817人である。その一方、日本人配偶者と離婚して子供の養育者などとして、日本の定住、または永住ヴィザを持つフィリピン人は、2004年で71000人。
日本人の配偶者数は過去5年間減り続けている一方で、定住、または永住ヴィザで日本に滞在するフィリピン人は増え続けている。
10万組の過半数の夢は結果としてはかなく散り、残された日本人配偶者が何とか日本社会で1人で生きていこうとしている現実の一端が見える気がする数字である。
もちろん、婚姻の中には偽装結婚も含まれているから、真に愛で結ばれたカップルでは、離婚率もぐっと減るだろうが、結婚に破れないために、両国の文化の違いを前もってよく理解しておかなければならないと今さらのように再認識した調査結果だった。
|