白野慎也のフィリピン・サリサリ・トーク

『旅の指さし会話帳』の著者、白野慎也がフィリピンの庶民生活への理解の深まる情報をお届けします。コメント大歓迎。投票もよろしく。

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*写真上:たしなみ深いフィリピーナたち(ミンダナオ島北サンボアンガ州ダピータン市のビューティ・ページャントのひとコマ)。写真真ん中:コーラの大瓶を買って帰宅途中の女の子。このビンが凶器に変わる瞬間が来るのか?(セブ市)。写真下:フィリピンのコンドームの代表的ブランドの一つ、TRUST


Sさんは、私の古い知人の一人。昔はシャイなロマンティストだったのですが、会社員となって、バンコク赴任になってからは、天賦の才能(?)が開花、今では札付きのスケベ中年男になりました。

 sさんは、日本人の妻子のある身ながら、バンコクでは遊興を三昧(ざんまい)。キックボクサーのカレシのいるタイ人女性とも関係を持って、まともに顔を出して外を歩けないため、外出時はいつもサングラスをかけているとか。

 そんな彼も、勤め人の身、赴任が明けて、泣く泣く日本に帰国となったわけですが、バンコクの酒池肉林のバラ色の日々が忘れられないらしく、今でもしばしば、仕事にかこつけてバンコク桃色行脚を続けているそうです。

 感心したのは、そんな行脚を繰り返しているうち、バンコク行きの見え透いた言い訳などみんなお見通しの奥さんは、
「変な病気だけは気をつけてね」
と言って、コンドームを一箱渡してくれたそうです。
 力なく、それを受け取ったSさんは、そのとき強い妻の愛情を感じたということです。
 それで、Sさんは自分の行動を悔い改めたか・・・と言うと、決してそんなことはなく、
「俺の女房は最高に理解があるから・・・・」
とますます遊びはお盛んだとか。

 このSさんの奥さんには、心の広さというか、懐が深さみたいなものを感じるとともに、フィリピン人の奥さんなら・・・絶対ありえないよなあ、と思った次第です。

 なにしろ、フィリピン人奥さんは、旦那さんの浮気をきびしく管理するのは『良妻』の義務と思っているようなフシもありますから。当然秘密の夜はおろか、仕事のあと同僚と一杯というのも中々許されません。何の罪がなくても、疑いを持たれただけでひどい目にあいますからね。

 それにしても、Sさんの行く末も心配です。タイ人女性も、気性は激しいと聞いています。また、タイでは死因の上位に『事故死』があると聞きました。客観的に見て、Sさんは、まともな死に方(天命を全うする)はできないかもしれません。只々、無事を祈るばかりです。

 他人事ではありませんよ。パロパロ癖のあるあなた、ご用心、ご用心。

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*写真上はロハス大通りのマラテ地区、付近の信号。『HINTO(ヒント)』はフィリピノで『止まれ』。写真下は、同地区の車の往来。2005年5月、著者撮影。


もうずい分前の話になりますが、マニラで暮らし始めた頃、1993年7月、何が怖いのって、交通事故が一番怖かったです。当時、確か片道4車線のエドサ通りにも数えるほどしか、信号がなかったんですから。

 治安がどうのこうの言う前に、道路の横断が、命がけでした。何しろ、数少ない信号でさえ、フィリピン人のドライバーは従いません。一挙に3レーン分の車線変更なども当たり前、信号無視も当たり前、ホスピタリティの国フィリピン人が、ハンドルを持つと人が変わってしまうのです。日本では、車の運転が大好きな日本人の方も、フィリピンでは絶対運転したくない、という話を何度聞いたことか。

 それだけ、マニラでの車の運転は熾烈を極めていました。ある日、タクシーの乗った僕は、ドライバーに少し皮肉も込めて言いました。
 『これだけ熾烈な環境で運転できるマニラのタクシードライバーは、世界一の運転テクニックの持ち主じゃないかと思うよ』と。

 運転手は、言葉どおりに受けてニヤッと笑いました。
 私は続けました。
「日本では信号が絶対で、、みんな守るからもっと安全だし・・・・」
 そのとき、彼は私をさえぎりました。
「ちょっと待った。信号はsuggestion(サジェスチョン:提案)で、ジャッジするのは、ドライバー各自だよ。信号を信じてたら、命を落とすよ」

 私はしばしあいた口がふさがりませんでした。それまで私は、信号は絶対で、信号という共通の約束事があるからこそ、日本の道路の横断や、車の運転も比較的安全なのだ、と。
 またしても、フィリピンの、というか、マニラのドライバーの常識を学んで大きなカルチャー・ショックを受けたのでした。

 でも、確かに彼の言うとおり、信号を真に受けていたら、もう私はこの世の中に存在していないでしょう。
 交通警官は増え、信号も増え、歩道橋も増えてマニラは昔よりは、ずい分と安全になりました。しかし、今でも私はアノ言葉『信号はsuggestion』を忘れていませんし、多分一生忘れないでしょう。また、忘れてはならないとも思っています。ですから、マニラ空港の構内から出て道路を目にした瞬間に、心のギアをチェンジするようにしています。
 

フィリピン人との約束

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*笑ってごまかしてもダメ!! 約束は守ってね!!(写真は著者の友人、本人の同意を得て掲載)


 先日、しばらくぶりに、あるテレビ番組の英文のインタビュー素材から英文を書き取り、日本語の要約をつける、という仕事の依頼がありました。いわゆる『映像翻訳』というジャンルのテロップ作りの依頼です。テレビ局のスタジオに行って作業し、1晩で○○万円のちょっとしたいいアルバイト。断ったのは、知人の経営する会社で行うキャンペーンの現場監督の先約があったからです。日本人的には、一度約束したら、後からもっと美味しい(条件のいい)仕事が入っても、先約を優先するのは当たり前のこと。先約の方を断るのなら、何かよっぽどの理由があって、筋の通った説明とお詫びが必要だと思います。それが私の考える従来型の日本の常識。もっとも若い世代の間では、必ずしも当てはまらないようですが・・
 
 さてフィリピンでは? これは一部の例外を除いて、あっさり、後から来た美味しい仕事に乗り換えてしまうのが常識化しているようです。しかもなんのことわりもなく。

 かつて、大阪で、フィリピンでは超ビッグな女性歌手兼、女優Sのコンサートが企画されていましたが、どこでどうことが転んだか、Cはドタキャン、東京から新幹線でコンサートの駆けつけた在日フィリピン人などから、主催者に苦情が殺到した。文句の一つや二つ、言いたくなるのを通り越し、チケット代の返却でも、収集できない大変な混乱だった言います。

 かのスターは、日本の別の場所で、コンサートを開催。大阪のコンサートよりも美味しい条件のオファーが後から入り、あっさり何の連絡もなく、美味しくない先約の方を蹴った、というのが真相だと言われています。
  
 彼女ほどメジャーではなくても、同様の話は何度も聞いています。また、これは何もコンサートや有名人の招聘(しょうへい)にとどまらず、一般のフィリピン人でもありがちなことです。

 なぜそうなってしまうのか? 一つには、目先の利益優先主義で、『不義理』したことが自分のキャリアや社会的信用など後々への影響を考えない、という思考回路と「すべての問題は時が解決してくれる」という生来の根拠のない楽天主義が大きな原因だと思う。

 まだ、明日のお米を買うお金もないフィリピン人がこういうことをするならまだわかるが、スーパースターでもこんなことをやっているから困ったものだ。

 もっともこのししい仕事への乗り換え法則は、日経や欧米系の企業人、ビジネスシーンでしっかりと成功を収めているフィリピン人には当てはまりません。彼らはしっかり、約束は守り、時間厳守で仕事をします。フィリピンには本当にたくさんの『基準』があるものですね。

 話は変わりますが、フィリピンと付き合いの長い人は、2つのタイプに分かれていくようです。
一つは、自分もフィリピン人化して、約束にもいい加減になっていくタイプ。もう一つは、フィリピン人のいい加減差にあきれて、日本人的な几帳面さがますます研ぎ澄まされていくタイプです。

 私もかつて、『いい加減タイプ』になってしまって、遅刻常習者になり、知人を怒らせて『絶好』されてしまったことがあります。この一件は、私にとってはある意味すごくいい経験になり、一般のフィリピン人と普通の日本人と付き合うとき、はっきりと心のギアをチェンジするようになりました。日本人と接するときは、フィリピンスタイルになれた人であっても、必ず、日本式に『時は金なり』、『先約優先』の原則に立って行動するようにしています。

 幸い、絶交されてしまった知人からも、私が心から悔いて、自らを改めたことが通じたのか、恩赦を受け、再び復縁することができました。

 みなさんは、フィリピンとの交流の中でどっちのタイプに変身していくのでしょうか?
 

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*彼女たちも、子供たちもフィリピン人なりのたしなみを心得ている?!(セブ市にて、著者撮影)

 フィリピンでは、狭い家に大勢に家族が住んでいます。

 特にスラム街では、本人と兄弟、両親、おじいさん、おばあさん、そしておじさん、おばさん、いそうろうなど、一族プラス・アルファーが、折り重なるように、暮らしている家もあります。ひどい家では、工場の3交代制のように、大勢の家族が、時間交代で、すみかを分け合っています。夜8時から午前4時まではグループAが寝床に使い、以降8時間刻みで基本の睡眠時間帯シフトを決めて1つの家を24時間交代で分かち合う。食事ももちろん同様に、というような具合です。

 こんな一般庶民の家庭で、夫婦のプライバシーはどうなるのでしょうか? 
 どうにかなるんです。というより、どうにかしているんです。お互いに知ってちゃいけないことは知らないふりをする、という方法で。

 当然、お父さんとお母さんの愛の営みを子供たちが目にする機会も多くなりますが、何でも知っている子供たちはしっかり知らないふりをするのです。それで家族の中のプライバシーがまあ、一応保たれているわけなのです。

 ある夜、お母さんが出稼ぎで長期に海外での仕事に出かけたとき、お父さんは、浮気をしてしまいました。そして仕舞には、お相手の近所の女性が、夜な夜な、みなが寝静まったころ、家の中に忍び込んできて『みだらな行為』に及んでしまったのです。

 子供たちは、寝たふりのしながら、2人の一部始終を見聞きしていたのでした。
 出稼ぎの契約も切れて、晴れてお母さんが帰ってくると、浮気相手も風のように去っていき、『何事もなくめでたしめでたし』、となるはずだったのですが、「お父さんは元気にやってた?」というお母さんの質問に対する子供の答えで状況が一変してしまうのです。

 子供は悪びれることもなく、何の他意もなく、「親切なお姉さんが毎晩遊びに来て・・・」。
 嫉妬深いフィリピン人妻のこと、懸命なみなさんなら、このお父さんかどんな運命をたどったかは大体見当がつくと思います。
 
 夫は、始めは自分の非を認めて、妻になされるまま、散々平手打ちされ、殴られ、蹴られました。しかし、妻の暴力に堪忍袋の尾が切れたのか、ちょっと反撃したら、今度は、妻は包丁を取り出して、夫の体を数ヶ所刺し、夫が瀕死の重傷を負ったところで、運良く救急車がたどり着いて、一命は取り留めたということです。
 子供たちは、最後までは、お父さんのプライバシーを守り通せ中ってのですね。でも子供が大きくなったとき、このお父さんとお母さんの修羅場を見た教訓から、『シラは最後まできり通せ』というポリシーを守っていくのではないかと思います。

 こんな話も聞きました。日本人男性Pさんが、フィリピーナの彼女に会いに、フィリピンを訪れたときのこと、彼女は親友のフィリピン人女性を連れてきました。空港の出迎えから、食事、最後はホテルでのおやすみタイムまで友だちは同行してきたのです。3人でホテルのツインルームに眠る夜。Pさんは、あーあ、今晩は甘い愛の営みはないな、と覚悟したというのです。3人は、はじめツインベッドで身を寄せ合って横たわっていました。しかし、彼女はちゃんと(?)誘ってきてくれたのでした。

 意外な展開にPさんもすぐに戦闘体制になり、野獣のように雄たけびを上げながら、むさぼる様に愛し合ったというのです。友だちの女性はというと、ことが始まると、バスルームに避難し、翌朝、愛し合った二人は、バスルームで耳を両手でふさぐようにして眠り込んでいる友だちを発見したということです。当然(?)その友だちは、目覚めてからも、前夜のことについては一言も語らず、何事もなかった様に二人に接したといいます。

 狭い家・空間に多くの家族が暮らすフィリピンの庶民の世界。プライバシーを保つ生活の知恵は、『知らんぷり』というとてもシンプルな方法だったのです。

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*ビューティー・クウィーンの君も? やっぱり「ちょっとオシ○コ・・・」と言うのかな?(ミンダナオ東北西部、北サンボアンガ州の小さな町のビューティー・クウィーン)

 私がフィリピン人と接していて、よく日比のデリカシーの違いに遭遇します。
いっしょに話をしていたり、食事をしているときに、うら若いフィリピーナが、「ちょっとオシ○コしてくるから待ってて」といって中座するのです。日本人の女性なら、「ちょっと化粧室へ」、あるいは、まったくそんなことには触れずに「ちょっと用があるから少し失礼します」など、遠まわしな表現をすると思うのです。
 わざわざ「食事の席を中座して、『オシ○コ』はないようなあ。男ならまだしも、若い娘なのに色気ないなあ。ちょっとデリカシーが違うんだよなあ」とまだフィリピーナ慣れしていない頃は違和感を感じたものです。

 最近は、ずい分と慣れて、「ちょっと『オシ○コ』・・・」と言われたら、「どうぞごゆっくり、オシ○コでも『ウ○○』でもご遠慮なく」なんて、われながら下品だなあと思うようなことを平気で口にしてしまいます。そんなときも、たしなみ深い『フィリピン撫子』たちは、ちょっと怒ったような顔をして、「ウ○○なんかじゃないわよ」と、またこちらが言ったことを復唱しながら反論してくるので、思わず笑ってしまいます。

 デリカシーの違いと言えば、おトイレ関係のことだけではありません。今でも不思議に思っているのは、「ハクション」とくしゃみをしたあとで、まわりに誰もいなくても、"Excuse me."と言っているのです。くしゃみがとまらないときなどは、特に滑稽です。「ハクション、エクスキューズ・ミー。ハクション、エクスキューズ・ミー。ハクション、エクスキューズ・ミー・・・」の一人芝居が延々と続くのです。本人には気の毒ですが、私は誰もいない事務所の入り口で彼女に気づかれないように観察しながら、笑いをこらえるのに必死でした。

 フィリピン人の彼女(彼氏)や配偶者のいるみなさん、これからの長〜いお付き合いの中で、デリカシーや文化の違いなど『不思議探し』とその発見は、大きな楽しみの一つになると思いますよ。

 みなさんは、フィリピン人の彼女や彼のどんな不思議を発見しましたか?

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