白野慎也のフィリピン・サリサリ・トーク

『旅の指さし会話帳』の著者、白野慎也がフィリピンの庶民生活への理解の深まる情報をお届けします。コメント大歓迎。投票もよろしく。

コラム

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全2ページ

[1] [2]

[ 前のページ ]

 つい1週間ほど前、このブログを見たといって、ある出版社から、旅行会話集シリーズのフィリピン語版の原稿執筆依頼があった。すぐにすでに発売になっているそのシリーズの中国語版もサンプルとして送られてきた。

 ざっと見て私には、鼻歌とまではいかないが、軽い仕事だった。書くことが私の仕事だから、請けて当たり前。しかし私は仕事を請け負うにあたってためらいがあった。みなさんご存知の通り、私個人としてのベストセラーは『旅の指さし会話帳』である。そしてこの本を出したおかげで、テレビの映像翻訳・各種の翻訳以来・フィリピン語教室の開講・フィリピン大衆文化研究家としての知名度の向上・いろいろな仕事の広がり・いろいろな人々との出会いがあった。それだけに私は同著の版元の情報センター出版局には一方ならぬ恩義を感じているのだ。
 そんな私が、他社から同じジャンルであるフィリピン語の旅行会話集を出していいものか、ちょっと悩んだわけだ。情報センターと取り交わした契約書に改めて目を通すと、「極端に似たものでなければ書いても構わない」と明示させていて、契約上は何の問題も無い。しかし私は何か同義的問題があるのではないかと気になった。

 時代のヒーローだったホリエモンが、実はとんでもないルール違反をやって逮捕されてしまったことも私の心に影を落とすひとつの原因にはなっている。彼と私のちっぽけな原稿仕事など比べるだけ彼には申し訳ないかもしれないが、ルールや筋というものが軽んじられている世の中だからこそ、自分はそうありたくないとこだわってしまうのだ。アルバイトのつもりで自分の名前を出さずに仕事を請けるかもしれないし、仕事そのものを断るかもしれない。

 売れれば何をやっても勝ち、他の出版社のマネ本を出しても、売れてしまえば勝ち、見たいな風潮が出版会にもある。私もその被害にあったことがあり、今でもその被害を被っている。裁判沙汰にまでなった『イラストと外国語を直接組み合わせた指さしシリーズの手法の独占的使用権の有無』に関しては、今のところ独占的使用権を認める、という司法の判断は下っていないようだが、私は後発のまねっこ出版社にはもう少し、先人のアイデアに敬意を払ってほしいし、あそこまで似せたものを出すのは、人間として恥ずかしくないのか? と言いたいのが正直な気持ちだ。
 
 いつの時代にも正義があり、個人のアイデアはきちんと尊重されるべきだし、そのアイデアを勝手に使って漁夫の利を得るのは、たとえ著作権法や意匠登録権の観点から裁かれることは無くても、やはりフェアじゃないと思うのだが、みなさんはどう思われるだろうか?
 個人のオリジナリティを尊重するのは、社会のルールではないだろうか?

開く トラックバック(1)

 昨今の個人情報の流失・不正使用など、クレジットカードへの信頼感は著しくゆらいでおり、実態も危険が一杯なのだと思う。

 実際、私は一昨年、飲み屋でカードホルダーの入った上着を置きっ放しにしている時に、スキミングの被害にあった。それは、ある早朝カード会社の電話で発覚。

「○○カードですが、今朝午前5時に台湾で卑猥なビデオをお買い上げになリましたか?」
日本の自宅の自分のベッドですやすやと眠っていた私には寝耳に水。

「私は自宅でその時間は眠っていましたし、台湾なんて行ったこともありません」
○○カードのセキュリティ担当と名乗る話し相手の男性は、落ち着いた様子で
「白野様のカードは、どこかでスキミングされた恐れがあります。公の場で、カードホルダーをおきっぱなしにして席をはずされたことなどご記憶にありませんか?」
私は頭がちょっとパニックだった。台湾? 卑猥なビデオ? ・・・・ぼんやりした頭の記憶を準じに搾り出した。
「そういえば、1人で居酒屋で飲んでいて、トイレに立った時、カードケースを胸ポケットに入れたまま、置きっ放しにしました」

 セキュリティ担当氏は、さも納得と言った口ぶりで
「白野様。多分それです。その置き去りにされたわずかな間に、白野様のカード情報がスキミングされたと思われます。白野様のご名義の私どものカードはすぐに使用停止にさせていただきたいと存じますが、それでよろしいですか?」

 意外な出来事と、冷静で場慣れした様子のセキュリティ担当者の話のテンポに乗って
「じゃ、よろしくお願いします」
と私は力なく答えた。その後は、担当者の指示に従って、同じカードケースに入っていたクレジットカード10数枚と銀行のキャッシュカードなど、すべて破棄したり、暗証番号の再設定をしたり、それはそれは大変面倒な思いをした。

そのスキミング事件以来、私は、クレジットカードを15枚から2枚に減らした。どうしても減らせないものだけを残したのだ。
 
 そのうちの一枚が、シティバンクとノースウェストの提携カードである。貧乏作家の私にとって、年会費18,900円は決して安くない。しかし、スキミング事件の時に真っ先に連絡してくれた信頼感とそれにもまして何よりも、『マイルをためて1回でも多くフィリピンに行きたい』という一念で、危ないと思う場合意外はシティカードを使っている。

 飛行機のチケット代、大きな買い物はもちろん、コンビニエンスストアのおにぎり2個の買い物まで私はカードを使っている。

 今日もタクシーで降車時にいつものようにクレジットカードで支払おうとした。しかし、運転手の顔が曇る。クレジットカードOKと書いてあるタクシーでもクレジットカードの機械処理の仕方を覚えていない人が多いので、またそのケースかな、と思って私は言った。
「運転手さん、クレジット処理の仕方が分からなかったら、現金で支払いますよ」
それに対して帰ってきた運転手の返事に私はかなり驚いた。
「クレジットカードの処理の仕方は分かってるんだけどね。正直言って、クレジットだと手数料を取られちゃって水揚げが減るんだよねえ」

 そんなバカな。個人タクシーならまだしも○△交通は関東では有数のタクシー会社だ。だから私はクレジットカードの手数料は、タクシー会社が負担するものだとばかり思っていた。私はその素朴な思いをそのままタクシー運転手にぶつけた。

「でも、運転手さん。運転手さんは個人タクシーじゃないから、会社がクレジットカードの手数料を負担するんじゃないんですか?」
 私の問いに対する返事もまた、意外なものだった。
「それがねえ、お客さん。本当は会社が負担するべきものだと思うんだけどねえ。会社はそういうのは全部運転手に負担させるんだよ。だからカードで支払いされるとその分、ウチラの売り上げが目減りするんだよ」

 私はショックだった。タクシーの運転手の仕事はかなり過酷な肉体労働で、精神的にも疲れる。しかもお客を乗せて走らなければ売り上げも立たない。そんなこともあって、いつも私はタクシーの運転手には温かい気持ちで接してきた。
 「それなら、是非現金で支払わせてください」
と一転、私は現金で支払おうとしたが、今度は運転手が気を遣ってクレジットでいいといって聞かない。少し押し問答したあと、結局、シティカードの支払いということで一件落着した。
 しかし、私の心の中にすっきりしないものが残った。
 
 運転手がうそをついているとは思えなかった。でも実際すべてのタクシー会社で、クレジット払いの手数料を運転手の売り上げから差し引いているのだろうか? そうだとしたらちょっと気の毒すぎる。

 マイルはためたい。タクシーにしょっちゅう乗るというわけでもない。でも、もし乗る時はクレジットカード是非使いたい。高い年会費を払って使っているカードだからなおさら利用したい。でも使っていいものかどうか? 

 タクシーに乗るたび、マイレージと良心の痛みの板ばさみになってこれからも悩みそうだ。

 それはさておき、フィリピンへの空の旅にも選択肢はたくさんある。どの選択肢を選ぶにしろ、マイレージはそれぞれに大事だと思うのだが、みなさんはどんな手段で、有効にマイルをためておられるのだろうか?

 

 書類やら本が散乱している部屋を掃除していたら、懐かしい写真を見つけました。情熱的できらりと知性の輝く、黒目がちの瞳で見つめるフィリピン美女。彼女の肌を覆うのは一枚のダークブルーのブランケット。うっすらとほほ読みを浮かべる、ほんの少しだけ挑発的なそのショットを見て私の思考は、昨年11月までさかのぼったのです。
 当時私は、オーストラリア人の主催するフィリピーナと出会うための『結婚サイト』のメンバーでした。女性会員はすべてフィリピン人、男性会員はアメリカ・オーストラリア・ヨーロッパ諸国・アジア・アラブ諸国と多彩。日本人は言葉の壁があってか、ほとんど皆無。私はそのサイトにはじめ2003年の11月に会員になり、結局2005年の3月まで会員でした。
 日本にいながらにして、フィリピンの普通の結婚適齢期に女性とチャットができるのは、非常に刺激的なこと。フィリピンの有名スーパー店員や有名銀行・有名ホテルのスタッフ、現役女子学生とのチャットなんて、日本の日常生活では想像だにできません。英語とフィリピン語をこなす日本人の作家というのが、多くのフィリピン人女性会員の興味を引いたようで、チャットの誘いやメールもたくさんもらいました。そして私は取り付かれたようにチャットに興じます。中には初回のチャットで『今学費がなくて困ってるの。スポンサーになって』なんていうスポンサー探し目当ての女性会員も混じっていましたが、なかなか刺激に満ちた毎日でした。
 そして2004年11月、私はAnne(アン)と出会いました。話のテンポのよさと、電話で話したときの甘ーい天使のような声、私はたちまちAnneのとりこになってしまいました。彼女も私と知り合ってすぐ『この人だ』と決めているようでした。初めてチャットしたその日、私たちは、結婚の時期、結婚後の家庭生活(子供の数、子供の教育、日本での彼女の生活)などについて詳細に語り合いました。
 そんなある日、アンが聴きました。あなたは私のほかにチャット相手はいるの? 私は正直に『実は君のほかに2人。全部で3人。君は花嫁候補の一人だよ』と正直に答えました。僕は嘘をつきたくなかったのです。『あっ、そう』彼女は明らかに少し失望した様子で答えました。そしてそれから彼女とのコミュニケーションは途絶えました。そして何の引き合わせか今日彼女からメールをもらいました。同じサイトで知り合った、アメリカ人と今年のクリスマスに結婚するということでした。私は彼女に短い祝福のメールを送りました。彼女からすぐ返事がありました。『あなたは私の運命の人ではなかったけど、それでも私たち友達よね』と彼女。『もちろんさ』と心の涙をこらえて返事を送った私。「三又男に傷つく資格なんてないさ』とも思うんですが、あの時、『チャット相手は君だけだよ』と言っていたら・・・でも『正直は最良の方策』と自分に言い聞かせ、Anneの写真も思い出の彼女たちのアルバムにしまいました。
 いつになったら独身生活にさよならできるのかわかりませんが、『正直は最良の方策』をモットーに、自分にとっての、この世でたった一人の『フィリピン撫子』を探したいと思います。

どうなるノース?!

 こんにちは。白野です。ご存知の方も多いと思いますが、東京、名古屋などからマニラ直行便を就航しているノースウェスト航空が先日破産法を申請しました。私が知っている限りでも2回目の破産です。毎年の渡比の際、いつも東京からの夜の便を利用しているので今後の動向が気になります。まあ、会社が破産しているのに今のところ何事もなかったように飛行機が飛んでいると言うのが少し理解できないところですが。
 毎日の積み重ねが大切と、少しでも早く得点旅行をゲットするため『すべての買い物はマニラに通ず』をモットーにクレジットカードが利用可能なあらゆる状況でシティ&ノースウェストのマイカードを使っています。おにぎり1個、1マイルをためるためにもクレジットカードを使うほど一生懸命マイルをためております。一利用者として会社の存続、マイレージサービスの存続を切に祈っております。

(思い出にしたくないノースウェスト航空)
 ★今度こそボランティア
ノースウェストと言えば、ダブルブッキング、体格のいいスチュワーデス、必要最低限のサービス、なかよくなればスチュワーデスがすぐフリーマイルチケットをくれることなどをよく思い出します。ダブルブッキング、そういくつかの席に2人以上の予約を入れることですね。私の経験では、1度のフライトで20件以上のダブルブッキングを行っているのは日常茶飯事でした。そこで笑ってしまったのは、『搭乗の権利を放棄するボランティア』を募集する放送でした。いつもこんなボランティアもあるんだなと感心したものです。名乗り出た応募者には、翌日の同じ便に搭乗でいる権利はもちろん、その日のホテルとアジア路線のfree flight ticketが与えられるのでした。いつもぎりぎりのスケジュールなので一度もトライしたことはありませんが、ボランティア活動には人一倍関心があるので、今度チャンスがあったら是非ノースウェスト主催の『ボランティア活動』にも参加したいと思っています。
★ノースウェストのスチュワーデスは体力で選ばれている〜頑張れ飛行機の中のバッファロー
「ノースウェストのスチュワーデスは体力で選ばれている」というのは、多くの方が指摘されていますが、私もその通りだと思います。そしてもうひとつ、エコノミーの乗客とビジネス以上の乗客には接し方も明らかに違うのがわかります。
 今から5年ほど前、トイレから席に戻ろうとした私は、スチュワーデスがものすごい勢いで逆進してくるのに気づき、狭いエコノミーの通路で目一杯よけたのですが、よけきれずバッファローのようなよく超えたスチュワーデスと接触し、突き飛ばされて知るもちをついたのです。僕はとっさに"Sorry miss."と言いましたが、彼女は一言も口を利かず、刺すような視線で私の一瞬にらみつけ足早に立ち去りました。さすがにちょっとむっとしましたが、これもまた、ノースの魅力、ハイジャック犯が現れても体をはって乗客を守ってくれるだろうと思い直しました。そんな意味で頑張ってほしいノースウェスト航空。少なくとも今の手持ちのマイルが利用できるまでは。

 私の知人でマニラ在住?十年の日本レストランのオーナーの方がいます。今年5月取材旅行でフィリピンに3週間滞在したときもお邪魔しました。そのとき明らかに店内はエアコンが効きすぎで少し寒いくらいでした。オーナー氏はそれを感じ取ったのか、"Mahina erkon."(マヒーナ・エルコン)と言いました。僕はびっくり。このフレーズの意味、フィリピン語を少しご存知の方ならお分かりだと思います。「mahina」は「弱い」、「erkon」はair-conのフィリピン語つづりであり、全体で「エアコンが弱い」すなわち「エアコンを強くして」という意味になるのです。この寒いのにさらにエアコンを強くされてはたまらないなあ、と思っていたら、ウェイトレスはすぐにエアコンに近寄ってスイッチを弱に切り替えたのです。まったく逆の指示をしながら、オーナーとウェイトレスはコミュニケーションが取れているのだと逆に関心したのでした。フィリピン語の名人でも、机の上で勉強せず、ひたすら現場でフィリピン人とのコミュニケーションの中でいわば「体」でフィリピン語を覚えた人は、文法も単語のつづりも発音も概してハチャメチャで、フィリピン語でまともな読み書きもできない場合がほとんどです。しかし、面と向かった会話の場面では、フィリピン語で自分の意志を相手に通じさせる能力はずば抜けています。ですから私は、こうした現場で「体」に言葉をしみこませて覚えた人々を尊敬しています。自分の体験、そしてこうした「通すフィリピン語」の名人を見るにつけ、フィリピン語の学習はまず「慣れありき」だと実感します。文法や理屈は後付でいいのです。そして忘れてならないのは「自分の思いを通じさせようとする意欲」です。きれいなフィリピン語を話せるのは大いに結構ですが、まず通じることが第一です。「通じるフィリピン語」、「通すフィリピン語」あなたはどちらを目指しますか?

全2ページ

[1] [2]

[ 前のページ ]


.
jessie
jessie
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

過去の記事一覧

検索 検索

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事