白野慎也のフィリピン・サリサリ・トーク

『旅の指さし会話帳』の著者、白野慎也がフィリピンの庶民生活への理解の深まる情報をお届けします。コメント大歓迎。投票もよろしく。

フィリピン社会

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写真上:マニラ湾沿いのベイ・ウォーク(2006年5月 白野慎也 撮影)
写真下:ケソン・シティ、クバオ地区の一角(2006年5月 白野慎也 撮影)

 フィリピンの町の概観は都市部を中心に近年見違えるほど、きれいになってきています。
 マニラ首都圏を例に取ると、マニラ湾沿いはベイウォークという遊歩道が整備されて、ライトアップもされ、危険な感じが大分なくなりました。観光客のみならず、地元のフィリピン人の憩いの散歩道、デートコースとして人気が高まっているようです。
 街全体に信号も増え、交通事故も減っているようですし、街灯も増えてともかく明るくなりました。いかにもアブナっポい路地が減った気がします。
 また、街のモール化も進んでいます。かなりの田舎に行っても、モールという名のショッピングセンターがあり、これはフィリピン全土の画一化のシンボルのように思えてちょっと違和感を感じざるを得ません。
 しかし、モール好きのフィリピン人。この流れは押しとどめようもない時代の潮流という気がします。ただ、地方都市でモールを見た時は、以前日本で新幹線に乗った時、停車駅が全部同じ概観をしていてぞっとした時と同じような変な気分になったことを思い出しました。

 それはさておき、最近変わった場所として印象に残るのは、ケソン・シティのクバオ地区です。以前はクバオと言えば、バスやジープのターミナルとして、人が群れかえって雑踏と喧騒と渋滞というイメージが強かったのですが、MRTができ、LRTの2号線が通るようになってからでしょうか? ショッピング・モールの見本市とでも言うべき様相を呈しています。
 街の概観も整然として、信号も多く、街灯が明るいのはもちろん、さらに驚いたのは、真新しいゴミ箱が設置され、ゴミがまったく落ちていないんですねえ。以前からケソン・シティは、ゴミ捨て禁止で、警察に現行犯で捕まれば罰金刑というのは知っていましたが、ゴミ箱なんてほとんど見かけませんでした。あってもボロボロにさびて、ゴミ箱自体がゴミじゃないかと思うほどだったんです。
 この街の変わりようには驚きました。
 しかし、街の概観の変化はともかく、人々の暮らしはますます厳しくなっているようです。うわべの概観だけを見て、フィリピンは変わったと判断するのは早計ですが、この整然としたクバオ地区のように、フィリピンの政治や社会・経済のシステムも整備されるといいなあ、とふと思ったのでした。

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写真上:99ペソショップ(ロビンソン・エルミタ:マニラ市、2006年5月 白野慎也 撮影)
写真下:88ペソショップ(スターモール:マンダルーヨン市、2006年5月 白野慎也 撮影)


 日本に在住するフィリピーナのお気に入りのひとつといえば100円ショップ、彼女たちの安く買うことへの快感とか、執念にはちょっとびっくりするものがありますね。
 日本帰りのフィリピン人が持ち込んだか、日本人がアイデアを与えたのか、フィリピンでも廉価・画一価格の商品をそろえた、いわゆるフィリピン版、100円ショップが姿を見せ始めました。
 コンセプトそのものはフィリピン人に受け入れられると思うのですが、私が見つけた2つは、99ペソショップと88ペソショップでした。まず、給与水準が日本の15分の1ほどのフィリピンではそもそも価格設定が高すぎる(どちらも日本円で200円前後)のが第一の問題だと思いました、加えていずれの店もも品揃えが不足しているのと、例外商品(高価格商品)が多すぎるのが、現状の課題に見えました。はっきり言って日本の100円ショップに言った時のワクワク感はありませんでした。
 「100円ショップ」という日本の商文化が今後フィリピンでどうなっていくのかウォッチングを続けたいと思います。

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 フィリピンにはみなさんご存知のとおり、たくさんのショッピングモールがあります。今年の1月にはアジア最大と謳ったモール・オヴ・エイジアもオープンし、モール建設の波はとどまることを知りません。
 フィリピンのショッピング・モールにはそのスケールの大きさやテナントの多様性だけでなく、個人的にはもうひとつ楽しみがあります。フィリピンでも一人で行動することが多い私には、いろいろなプロモ・ガール(キャンペーン・ガール)に出会うのも大きな楽しみです。
 住宅・不動産、食品、健康食品、携帯電話、インターネット、実演販売・・・プロモ(キャンペーン)の対象はさまざまですが、プロモユニフォームに身を包んだ彼女たちは凛々しく、キュートで、文字通り目の保養にもなりますし、試食やちょっとしたおしゃべりも楽しみの一つです。
  片言のフィリピン語会話でプロモガールと結婚したという例もあります。あなたもフィリピンでのフリータイム、特別な用事がなかったら、ショッピングモールでプロモガール・ウォッチングなど、いかがですか? 
 単なる目の保養だけでなく、あなたのその後の人生を変える出会いもあるかもしれませんよ。

 昨年の5月、3週間の取材旅行に続いて、ほぼ10ヶ月のインターバルをおいての今年の取材旅行は81日間に及びました。久々に「フィリピンに暮らす」という感覚を味わいました。
 まず、今回は新しいところを借りたので、最低限の家具、身の回り品を買い揃えることから生活が始まりました。最大の買い物になるはずだった冷蔵庫は、昔の大家さんが貸してくれたので大変助かりました。そしてものを書くテープルも昔使っていて大家さんのところに預かってもらっていたものを引っ張り出してきました。フィリピンではおなじみのプラスチックのいすも借りました。唯一、背もたれのついたいすを来客用も含め3客買い足したくらいです。
 そして情報収集用にラジカセ買い、朝はセブン・イレブンに新聞を買いに行きます。大体2日間くらいで最低限の生活の体裁は整いました。
 朝はタホ(砕いた豆腐にシロップをまぶし、タピオカ:フィリピン語ではサゴをトッピングした朝のおやつ)売りから、ワンカップのタホを買うことから始まり、今急成長の洗濯サービスに洗濯物を預け、マーガリンをぬった2枚の食パンに牛乳、そしてヤクルトそんな朝食。そして昼は焼き飯やさんでの40ペソ前後の充実した昼食。そして取材や執筆、夜7時から9時にはまた、焼き飯やさんで40ペソ程度の晩餐。やはりフィリピンの食事は相当割安感がありますね。同じものを日本のフィリピンレストランで食べたら15倍位くらいかかるでしょうから。
 それはさておき、お米でも1キロ10ペソ台のものが店頭から消え、最低でも20ペソ(44円:円換算すると安く感じますね)以上になりましたし、ともかく驚くのが、ガソリンの高騰です。2〜3日おきに0.5〜1ペソは高くなっていく感じで、私の帰国間際には、最高クラスのガソリンはリッター42ペソ台に跳ね上がっていました。去年の今頃は20ペソ台だったと思うんですが・・・
 給料は上がらない。しかし、物価はどんどん上がっていく。あちこちにどんどん巨大モールができ、街のモール化は急ピッチで進み、社会の外観は発展・近代化しているようにも見えますが、庶民の暮らしはどんどん苦しくなっているのを実感しましたね。
 5月には、高騰する原油価格の抑制などを懇願にアロヨ大統領が、主要原油輸入国のサウジアラビアを訪問したのですが、効果はゼロ。彼女が左氏を訪れたあとも原油価格は高騰を続けました。
 ちょっと失礼な言い方かもしれませんが、力のない国の国家元首が動いても国際経済の大きな流れはまったく変わらないのだな、ということを再認識したしだいです。
 日本とフィリピンの人材交流に関しても、たとえばフィリピンパブへのタレントの供給も厳しく締め付けられているようで、なかなか明るい話題を見つけにくいこのごろですね。

 もうすぐ学校では卒業シーズン、会社などでも人事異動のシーズンで、お別れパーティの機会も増える。となると各種パーティなど交際費も増えるシーズンとも言えるかもしれない。
 しかし、フィリピンだと大分状況が違う。despedida(デスペディーダ)/dispedida(ディスペディーダ)と呼ばれるパーティでは、パーティの主役も去っていく人本人なら、支払いもまた去っていく本人なのである。選別という発想は普通フィリピンにはない。日本とはまったく逆なのである。
 去っていく本人がお別れ会を主催し、思いっきり楽しみ、親しかった友だちや知人たちを招いて飲み物や食べ物を振舞い、歌や踊り、あるいは男同士ならちょっとHなショーを楽しみにいっしょにクラブに行ったりする。
 だから、フィリピン人の友人たちとの別れの前には、旅支度の他に、お別れ会の主催とそのためのお金も準備しておかなければならない。去っていく人がけじめのお別れパーティをやらないと、『義理を欠く』ことになって、『なんだコイツ』と後ろ指を差されたり、友だちをなくすことにもなりかねない。
 それでなくてもお金のかかる旅立ちの時に、なぜ旅立っていく人が費用を負担するのかはまだ私にとってはなぞである。しかし、こうした出費のスタイルもまたフィリピンの常識であるのはまぎれもない事実だ。
 誕生日もまたしかり。楽しむのも誕生日を迎えた本人が主役なら、飲み食い、その他のお楽しみすべてにかかった費用の支払いも本人負担が大原則だ。もちろんプレゼントはある。
 
 それにしても本当にところ変れば、すべてが変る。みなさんもフィリピン社会に入ったら、フィリピン流の『律儀な人』になっていただきたい。

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