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マニラなどフィリピン都市部でタクシーに乗るとき、みなさんは、どんな気持ちでしょうか? ちょっとドキドキしませんか? 私がボランティア活動でマニラに住み始めた1993年当時、『タクシーに乗ること』=『恐怖』でした。当時、日本で販売されていたタガログ語の参考書30冊ほどを読破し、乗り込んだマニラでの生活だったものの、本場の乗りは、不完全な文法知識や、フィリピンパブ会話が多少できるくらいでついていけるものではありませんでした。中でも、タクシーに乗るたび、どう見ても日本人にしか見えない私の外見と、下手なタガログ語で外国人であることをすぐ見抜かれてしまうのです。外国人=カモ、という悪しき方程式がいまだに蔓延しているフィリピンのタクシー業界では、フィリピン語が不完全なよそ者外国人が、まずメーターを使わせることから始まり、行き場所をきちんと伝え、遠回りなどインチキされずに目的地にたどり着くことは容易ではありません。ちょっとボラれるくらいならまだしも、天国へのドライブにもなりかねません。 |
フィリピン社会
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今日は、日頃フィリピンの最新情報を届けてくれる現地アシスタントに謝礼を支払いにメトロバンクの東京支店に行ってきました。確か100万円までの(私はそんな大金を送金することはないので上限は確かめていません)振込みまで受け付けていて手数料は2,000円です。アシスタントはセブ市内の大学2年の女子大生です。メトロバンクの東京支店から振り込んで、相手が口座を持っている場合、窓口職員が送金処理をしたその瞬間にお金が受け取れます。相手が口座を持っていない場合、over the counterといって、ID(身分証明書の類)を持ってカウンターの取りに行きます。マニラ首都圏なら1日、地方なら2日で相手が受け取りたい支店に届きます。ご存知の方も多いかと思いますが、フィリピンは本当にID社会です。オフィスワーカーから空港の清掃係まで首からIDをぶら下げています。それだけセキュリティに気を配らなければいけないのでしょう。私もフィリピンに述べ4年以上滞在していますが、渡航するたびに『安全は努力して手に入れるもの』と入国時にはいつも気を引き締めなおしています。話がそれましたが、送金した相手がお金を受け取るとき、当人が携帯電話を持っていれば携帯電話宛にテキスト(携帯電話番号を使ったメールのようなコミュニケーション)で「お金が着きました」という連絡が来て銀行に取りに行くわけです。その時もIDは必携。以前はIDは1つでよかったのですが、それが前回は2つ必要だと言われ、今回は最近厳しくなって3種類のIDを提示しないと送金相手はお金を受け取れないと言うのです。前日、IDのことでは送金相手と話しをして「学生証」と「出生証明書」の2つしかないことがわかっていたので、なんとかその2つで受け取れるようにしてくれと掛け合いましたがラチがあきません。そんなところに古株の顔見知りの職員が通りかかったので呼びとめ、事情を話したところ「今回は2つのIDで受け取れるようにしましょう」とあっさり決着。いやーフィリピンでは、縁やコネが生活のいろいろなレベルでモノを言うのです。そもそも1つのIDでは用が足りないと言うのではIDとは言えないような気もしますが。1つより2つ、2つより3つIDを持っていたほうが本人である可能性が高いと言うところでしょうか。・・・いやそうなんです。メトロバンクの中はもう日本ではないのです。ID社会、されど・・・まあ、いいか? Bahala na(バハーラ・ナ:何とかなるさ) |



