北朝鮮問題

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「プエブロ号事件」の教訓は何処へ

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ゲーツ新国防長官、94年に「北の核施設破壊」論 -上院軍事委で「考え変えた」-
 【ワシントン=有元隆志】次期国防長官に指名されたロバート・ゲーツ元中央情報局(CIA)長官に対する5日の上院軍事委員会での質疑で、ゲーツ氏が北朝鮮の核施設の破壊を主張していたことが取り上げられ、同氏が「考えを変えた」と、外交による問題解決を強調する場面があった。
 レビン上院議員(民主党)は、ゲーツ氏が北朝鮮の核開発危機が起きた1994年に書いた論文を取り上げた。同議員によると、前年にCIA長官を退任したゲーツ氏は、段階的な制裁や自発的な武器禁輸は効果がないと指摘。「唯一の選択肢は、核兵器の保有が増えるのを止めることだ」と、北朝鮮国内の使用済み核燃料の再処理工場の破壊を求めた。
 同議員が「北朝鮮の核施設を攻撃すべきか」とただすと、ゲーツ氏は「北朝鮮への対処に関する考えを変えた。現時点で、最善策は外交であることは明白だ」と述べた。そのうえで、ここ数週間の「中国や日本の対応に感銘を受けた」と述べ、特に10月の北朝鮮の核実験に対し、中国が国連の対北朝鮮制裁決議に賛成するなど「強い対応」をとったことを前向きな動きとして挙げた。(Sankei web 12/7)

イメージ 1 アメリカはラムズフェルド前国防長官に代わりゲーツ氏が正式に新しい国防長官に就任する見通しとなった。ボルトン国連大使の後任もおそらく外交交渉に軟弱な、つまり北朝鮮の主張に譲歩しやすい人物が就任するだろう。ゲーツ新長官のこの上院軍事委員会での発言がアメリカの今後の対北朝鮮外交を予測する上で、大変悲観的なものになることを物語っている。

北朝鮮「瀬戸際外交」のはじまり

イメージ 2 アメリカは北朝鮮に一度たりとも外交交渉で勝った事はない。その始まりは朝鮮戦争が勃発する以前からあったが、今日のように北朝鮮が「瀬戸際外交」の成功に味を占め、その手法が恒常的になったのは「PUEBLO号事件」がきっかけであった。1968年1月23日北朝鮮東岸の元山(ウォンサン)沖公海上で、アメリカ国家安全保障局(NSA)の電波情報収集任務に就いていたアメリカ海軍所属の船(USS Pueblo,AGER-2 935トン。乗員83名)が領海侵犯を理由に北朝鮮警備艇などから攻撃を受け、乗員1名が死亡、残る乗員82名が身柄を拘束され、北朝鮮当局の取調べ-拷問-を受けた事件である。アメリカはその時プエブロ号を奪還するため、空母3隻、航空機200機以上を展開し、その奪還に備えた。しかしアメリカは当時ベトナム戦争に疲弊していて、北朝鮮と軍事的に向き合えるだけの余裕はなかった(今日イラクにかまけているアメリカの状況と酷似している)。また、北朝鮮はソ連と軍事同盟関係にあり、まかり間違えば第3次世界大戦を誘発する危険性があった。ソ連のコスイギン首相からの自制要求などもあり、結局アメリカ側から北朝鮮に交渉を提案。北側の作成した屈辱的謝罪文に署名することによって、事件発生後11ヵ月後に乗員が解放された。アメリカはこの事件を含め、何度か北朝鮮を部分的に攻撃しようと計画したことはあるが、いずれもそのときの政治判断によって頓挫している。
 この事件に味を占めたのか、その後も北朝鮮によるアメリカに対する軍事的な挑発は、あとを絶たなかった。「EC-121偵察機が日本海で撃墜され、乗務員31人全員が死亡(1969年4月15日)」、「OH-23ヘリコプターがDMZ南方で撃墜され、乗務員生還(1969年8月17日)」、「OH-58ヘリコプターおよびAGIGヘリコプターが臨津江付近で被襲されたが、乗務員無事(1974年5月9日)」、「SR-71偵察機が日本海公海上で北朝鮮ミサイルにより被襲、乗務員は無事(1981年8月26日)」等々である。これらの事件のどれをとっても北朝鮮がアメリカに謝罪したためしがない。唯一北朝鮮が謝罪したのは、1976年8月18日に起きた『ポプラ事件』だけである。しかもこのときは、金日成が謝罪とも弁解とも受け取られる発言をしたというだけである。こうした歴史を振り返るまでもなく、いかに北朝鮮は「プエブロ号事件」で味を占め、アメリカに対して横暴にふるまってきたか。それに対しアメリカは、北朝鮮に有効な手段を打つことができず、常に狼狽するだけで、どれだけ北朝鮮の暴挙を許してきたことか。他にもあるこうした北朝鮮の傍若無人なやり方に、これからも懲りずにアメリカは軟弱な対応で付き合っていくつもりなのだろうか。また北朝鮮の主張に譲歩し続けていくつもりなのであろうか。

歴史は繰り返すのか

 ゲーツ新長官のこのあきれた先祖返り発言。これは北朝鮮を取り巻く国々に直接影響を及ぼす重大発言である。この発言を聞いて、わが意を得たりとほくそえんでいる国は北朝鮮と中国だけである。アメリカに骨のある政治家はいないのか。またしても過去の繰り返し。「北朝鮮問題」はなかなか解決の兆しが見えてこないばかりか、今また、かつてのような混迷の道に逆戻りしようとしている。


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