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この“ラプター”がすごいのは何といってもそのステルス性能にある。ステルス機の代名詞として知られるF-117戦闘爆撃機よりもさらにレーダーに捉えられにくいという。レーダー上の航空機の大きさはRCS(Radar Cross Section:レーダー断面積)という値で示される。F-22のRCSは0.0001平方メートルと言われ、レーダーで捕捉するのは事実上不可能なのだ。ちなみにF-117ステルス戦闘爆撃機のRCSは0.0004〜0.0006平方メートル、F-15Eは6平方メートル、中国がロシアから導入しているSU−30MKKは4平方メートルだという。 昨年夏アメリカのアラスカ州で、この“ラプター”と、現在のアメリカ主力戦闘機F-15・F-16・F-18による模擬空中戦(ドッグファイト)の訓練が行われた。その結果、一週目の訓練では“ラプター”は無傷で相手を144機撃墜。訓練がすべて終了した結果“ラプター”は相手を241機撃墜したのに対し被害は2機だけであったという。その他にも、アフターバーナーを使用しないでマッハ1.7の速度を出す性能や推力性能、旋回性能などにおいてもF-15を上回るレベルの機動性を備えているという。 防衛省は現在、空自のF-4EJ改に代わる次期戦闘機(F-X)を選定する作業を進めており、このF-22が有力な候補に挙げられている。現在アメリカは他国にこの最新鋭機を売却する予定はなく、2006年に米連邦議会に提出され、下院を通過した日本・オーストラリア・イギリスに対するF-22Aの輸出解禁法案は上院で否決され、実際に輸出される見通しはまだ立っていない。しかしそれはおそらく時間の問題だろう。いずれ近い将来“信頼に足る同盟国に限って”輸出が解禁されることは間違いない。 だが、たとえ輸出が解禁されたとしても、ライセンス生産の問題や搭載兵器の問題等で詰めなければならない問題がたくさんある。アメリカは超軍事機密満載の最新鋭機を容易く日本には教えないだろうし、したがって完成機輸入ということになるだろう。また、搭載兵器も既存の物のほとんどが使えないということで、新たに調達しなければならない。 そうしたことは別にしても、やはり問題は一機当たりの価格である。完成機を輸入するとなると一機あたり200億円は超えるだろうと予想される。ちなみに現在日本の主力戦闘機F-15J/DJの調達価格はライセンス生産を含め一機あたり100億〜120億円ほどである。F-15J/DJの価格も高価であったため、当初アメリカ以外にこの戦闘機を主力戦闘機として採用する国は日本・イスラエル・サウジアラビアのみであった。そのことを考えてみても、いかにこの“ラプター”が高価であるかが分かる。参考までに、現在は最新鋭機の登場によりF-15の価格が下落、改良型を採用している国が増えてきている。 わが国は次期主力戦闘機にこの“ラプター”を採用すべきである。もしそれよりも優秀な戦闘機候補が現れれば別だが、たとえ高額であってもこの最新鋭戦闘機を購入・配備すべきである。北朝鮮がその配備を恐れ、ともすると東アジアにおける軍事バランスが壊れる危険性があるかも知れない。特に韓国はその特有の“ひがみ”から軍国主義復活だ何だと因縁をつけてくるに違いない。目に見えている。しかし、誰が何んと言おうと、わが国は通常兵器でしか自国を防衛できない以上、その最先端兵器を購入していかざるを得ないのである。北朝鮮や中国のみならず、主敵を日本だとする韓国がわが国に対する軍拡を推し進めている以上、それはやむをえないのである。 余談ではあるが、数年前海外から帰国した際、「小牧空港」で最新鋭機F-15Jが、雨の中外に放置してあるのを目撃したことがある。意図的にそこに置かれていたわけではなく、明らかに放置してあった。そのとき、120億円もする高価な戦闘機を無造作に放置してあったことに無性に腹が立った。国民の血税を使って購入した高価な戦闘機である。自衛隊員も襟を正して国防の任にあたってもらいたい。 |
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おそらくはF22の採用が数年後に決まることと思われます。その時には極東情勢はもっと悪化していることでしょう。
2007/2/18(日) 午後 3:20 [ 太郎ともも ]
太郎ともも様、アメリカに期待できない以上、わが国としてはもっと強力な防衛システムが本当は欲しいところです。せめて有効な攻撃手段を持たないといけません。ミサイル防衛システムもいいですが、お金がかかるばかりで信頼性に欠けます。もっと安価で効率的な方法があるでしょう‥‥と政府に言いたい気持ちです。
2007/2/18(日) 午後 4:33
安価で有効で確実・・・、核武装・・・。ただ、その覚悟も、運用思想も、政治システムも無い・・・
2007/2/18(日) 午後 9:36 [ ぬくぬく ]
nukunukupower様、できることからコツコツと。そのうち憲法を改正してしっかりした国を作らなければならないと思います。
2007/2/18(日) 午後 10:33