田母神氏招致(2)
「村山談話の見解と私の論文は別物」
浅尾氏 「手続きにおいて時間がかかるから、ということだが、過去の平均日数54日。私は時間をとらなかったのは(規則が禁じる)『みだり』(に退職させてはならない)にあたると思う。鵬友という雑誌の昨年の5月号に今回の論文と同じ趣旨の意見を発表しているが、間違いないか」
田母神氏 「間違いございません」
浅尾氏 「鵬友に寄稿されたときに内局などから何から注意はあったか」
田母神氏 「注意はありません」
浅尾氏 「そうすると、昨年5月の段階では問題なかったことが、今年になって問題になってきているというのは、マスコミが本件を大きく取り上げたから問題になったと田母神参考人は思っているのか。別の聞き方をすると、内局としては昨年5月に同じことを認識していたが、注意をしなかった。本年になって世間が騒いだから注意をするようになったとの認識を田母神参考人はもっているか」
田母神氏 「騒がれたから話題になったという風に思います」
浅尾氏 「では、防衛大臣にうかがうが、なぜ昨年5月の段階でまったく注意がなかったのか」
浜田防衛相 「鵬友の雑誌の性格が部内誌あったということもありますし、そこまでわれわれとしてはそこまで目が及んでいなかったのは事実だ」
浅尾氏 「鵬友が部内誌というのは任意のサークルがつくっている。国会図書館にも出されている資料で、しかも大臣のところには100冊ぐらい届けられている。従って部内誌だから政府の見解と異なることを発表してもいいということをおっしゃっているのか」
浜田防衛相 「われわれとすると、その今回の件を含めてそうだが、自分の意見、考えを決していってはいけないということはいっているわけではない。当然、専門知識などを私どもにいってもらうのはいけないといっていない。監督不行き届きといわれても今の状況からいえば当時の同人雑誌への寄稿をチェックしていなかったのは事実だと思います」
浅尾氏 「なぜ今回はチェックをしたから航空幕僚長の職を解いたのか」
浜田防衛相 「私とすれば、さきほど来、今回の皆様方のシビリアンコントロールの指摘を受けた際に、航空幕僚長の立場で見解を通知せずに、立場において発表したのは極めて問題と思っている。その意味では、私どもの判断としておやめ頂いた、ということ」
浅尾氏 「確認ですが、政府見解と異なることを発表しても、通知があればいいと。あるいは政府見解と異なることを申し上げても気づかなければいいということか」
浜田防衛相 「そのようなことではございません。これを手続き上、こういった形で応募しました、内容はこうですということを報告いただければ適切な指摘をさせていただいて、その認識についてわれわれとすれば、われわれの考えを伝えて当然そこでどのような判断されるかを含めて、幕僚長の立場としての意見を正していかなければいけない立場であるから、ですから言わないからとか、いったからではなくて、今回の航空幕僚長の立場において極めて不適切であるという判断をした」
浅尾氏 「政府見解と異なっても思う可能性もあるので、雑誌にのせた段階で政府側がチェックをし、指摘するべきではなかったか。その点に政府に誤りがあったかどうか」
浜田防衛相 「その時にチェックできていなかったのは事実だ。そしてそれを多くの隊員に影響を及ぼしたかという可能性は否定しないが、まだその点をチェックしていないわけで、要するに影響がでたとか、でないとかについては。まだそれは今ここでお答えすることはできない」
浅尾氏 「チェックできなかった責任は」
浜田防衛相 「いま雑誌に関しての記事はチェックしていなかったのは事実でそれは問題」
浅尾氏 「その責任はどなたがとるのか」
浜田防衛相 「これはそういった場合には上司の判断をうるので、いま田母神幕僚長のそのときの地位の、あとのきは自衛隊幹部学校でしたか、ここの上司がチェックする責任があった」
浅尾氏 「そのときは航空幕僚長でありましたので、従って官房長が責任があるとの理解でいいか」
浜田防衛相 「そういうことになると思います」
浅尾氏 「官房長に対し処分するのか」
浜田防衛相 「これは昨日処分させていただいた。今回の処分でしたが、そのときの処分に対してわれわれとしては考えておりませんで、今回の件に関しての処分をした」
浅尾氏 「田母神参考人は東大で講演されている。かなり論文と異なっている。当時の講演は石破大臣が原稿をチェックしたと聞いているが、その理解でいいか」
田母神氏 「原稿は書いておりません。チェック受けていないが、石破大臣から発言には十分注意してくださいとの指導は受けた」
浅尾氏 「東大のときとアパの論文のときと内容を変えた理由は」
田母神氏 「それは大臣の指示でありますから、これには従わなければいけないということで、アパの論文に比べればやわらかい表現にした。ただ、私は村山談話の見解と私の論文は別物だ。村山談話は具体的にどの場面が侵略だとかまったくいっておりませんので、私は村山談話と違った見解を書いたとは思っていない。われわれも憲法19条、21条、23条の自由は…」
浅尾氏 「小松基地での論文は田母神参考人と同じ趣旨の論文だが、すべて中身をチェックをしたのか」
浜田防衛相 「いま調査しているところで、今回チェックした中身は同じ趣旨のものはなかったと聞いている。ただ、聞き取りの形しかとれないので、まだ調査段階」
浅尾氏 「94人のうちの小松基地所属の分については事前に読んでいたのか」
浜田防衛相 「いま調査している中では項目立て 本人に対して確認というとこまで、すべて読んでいるというわけではない」
浅尾氏 「小松基地においては提出期限をのばして、とりまとめて出したということなので、全部読んだということではないのか」
浜田防衛相 「私への報告は、全部読んだと聞いていない」
浅尾氏 「企業がメセナ活動とはいえ、主催する論文に航空の教育課長が通知するのは一般的に行われていることなのか」
浜田防衛相 「今回のような形は初めて。ただ、論文提出に応募することは禁止していない。ただ、今回のように極めて異例の、異例というかそういった状況で応募するというのは今後考えないといけない」
浅尾氏 「特定の企業が主催している懸賞論文をすすめるのは異例か」
浜田防衛相「今回の案件に関しては委員のおっしゃるとおり」
浅尾氏 「隊員にふさわしくない行為ではないのか」
浜田防衛相 「いま指摘の点は検討しなければいけないので、お時間をいただきたい」
浅尾氏 「参考人は論文で集団的自衛権や武器の使用など政府解釈と異なる見解を述べているが、その解釈を変えた方がいい。あるいは憲法改正の気持ちをもって書いたのか」
田母神氏 「その時点では紹介されておる、一般に話されていることをまとめて書いて、日本の状況はこうなっていますと書いただけです」
浅尾氏 「集団的自衛権の行使を認めるべきだという趣旨で書かれたのではないということか」
田母神氏 「とくにそこまでは訴えていません」
浅尾氏 「私が読んだ限りにおいてはそういうものがなくて大変だと書いている気がするが、気持ちが変わったのか」
田母神氏 「いまは改正すべきと思っている」
浅尾氏 「憲法をか」
田母神氏 「国を守ることについて意見が割れるようなものは直したほうがいい」
shiraty5027
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2008/11/12(水) 午後 6:46