中国恐るるに足らず
中国海軍のフリゲート艦が先月、東シナ海で海上自衛隊の護衛艦に射撃管制用のレーダーを照射したことについて、中国外務省の報道官は「報道によって初めて知った」と述べ、外務省としては、事実関係について直接知らなかったという立場を示した。おそらくそれが事実なのだろう。軍の一部が日本を威嚇するために軽い気持ちでレーダーを照射した。まさか軍当事者も、こんなに大問題になるとは思っていなかったのではないか。中国軍には以前にもそれに類した、国際ルールの無知から出た軽率な事件があった。
中国は、党と軍がバラバラだという。対外的に国家としての意思統一がなされていないというのが、多くの中国専門家の見解である。その党や軍の内部でさえ、権力闘争の陰謀詭計に明け暮れているのだから滑稽である。従って、今回の一件で中国が対日強硬策を一段と強めたと考えるのは拙速であり、間違いである。
そもそも、中国に我が国を軍事的に攻撃する能力と意志が本当にあるのだろうか。中国の軍隊は、建前として徴兵制をとっているが、農村部などの志願者で定員が足りるため実質的には志願制である。なぜ志願者が農村部に多いのかといえば、大都市に暮らす一部の富裕層や特権階級と違い、相変わらず農村部は貧しく、いわゆる「口減らし」のために軍隊へ志願する者が多いからである。そんな軍隊に愛国者はおらず、まして特権階級と富裕層の為にのみ存在する軍隊に、忠誠心などあるはずがない。
かつて日中戦争時代、中国の兵隊は有無を言わさず強制的に軍に徴集され、最前線に配置されたという。前方から敵(日本軍)の攻撃を受け、その猛攻に耐えられず後退しようにも後ろには味方の督戦隊が銃口を自分たちに向け待ち構えている。もし後退しようものなら、味方であるはずの督戦隊に射殺されてしまうのである。進むも地獄、退くも地獄である。
そんな中国の兵士たちは、日ごろ脱走ばかりを考えていたという(『脱走千里』陳登元・昭和13年)。このまま軍隊にいて絶望的な死を徒に待つよりも、脱走して匪賊の道を選んだ方が生きる未来があると考えていたという。匪賊というのは徒党を組んで略奪・殺人・強姦などを行う盗賊である。略奪や殺人、強姦などが当然のように日常的に行われていた中国では、国家に忠誠心などあるはずもない兵士たちが(そもそも支那など国家などではなかったが)そう考えても不思議ではない。その匪賊が大きくなったものが袁世凱や張作霖のような軍閥(属国北朝鮮の金日成もその典型)なのである。
中国の歴史は弾圧と虐殺、内乱と暴動の歴史である。その繰り返しが今にいたる中国のまさに歴然たる事実である。近代以後を見ても、大きなものでは太平天国の乱で人口の約五分の一にあたる5000万人が殺され、日中戦争では、同じ中国人による中国人の殺戮が数多くあり、文化大革命では1000万人以上が殺された。ちなみに日中戦争は、日本側の人道的・道義的介入が中国の内戦のカオスに巻き込まれたというのが真実である。現代の中国でも、内乱とまではいかなくとも、年間約10万件から20万件の暴動が各地で恒常的に起きているという。
ではなぜ中国に内乱や暴動が絶えないのか。それはひとことで言って貧富の格差である。持てる者と持たらざる者の格差は、我々の想像を絶する。大都市や沿岸部はますます富み、農村や内陸部はますます貧する。スイスに中国共産党幹部五千人の秘密口座があることは周知であり、また党幹部や軍幹部の資産の多くはアメリカにあると言われている。失脚した薄熙来は5000億円もの賄賂を受け取り、その多くは海外へ送金したと言われている。また、温家宝首相は一族で少なくとも2200億円もの資産をため込んでいると報じられ(ニューヨークタイムス)、さらに習近平主席も親族が数億ドルの資産を保有しているとブルームバーグに報じられた。そうした者たちへの大衆の不満が、やがて暴動となり内乱に発展するのである。
支那で権力を握った者は、何を犠牲にしようとも私腹を肥やそうとする。またそれを維持するためには、あらゆる弾圧と虐殺・粛清を行使する。それに対する大衆の暴動。暴徒はやがて匪賊化し一部軍閥となって権力を奪取する。その繰り返しが支那の偽らざる歴史であり、構造的腐敗のメカニズムなのである。
愛国心など無縁な中国軍に、ましてアメリカの資産凍結を恐れる権力層や特権階級・高級軍人に、対日(米)戦を本気で考える者など一人もいない。今回のレーダー照射の件で、さぞ中国上層部は身の縮む思いをしたことであろう。
shiraty5027
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自分達が逃げ延びるために堤防を決壊させ人民を見殺しにする匪賊など恐るるに足らず、ですね。
日本のメディアは騒いでいますが、こっちが有事を煽っているかのようです。
先生のこういう記事が拝読できて嬉しいです。
転載したいですがボタンがないので諦めますw
まさに正論、ナイスクリックです。
2013/2/7(木) 午後 7:00 [ nadarechan1113 ]
nadarechan1113さま
日本のメディアが有事を煽っているというのはその通りだと思います。いったいどこの国のメディアなのか、分からなくなることが多いですね。
久しぶりに真面目な記事を短い時間の中で書いたので、内容的に整合性に欠けるところがありますが、その辺はご勘弁をw
言わんとしていることだけ咀嚼してくださいw
ナイスありがとうございました。
2013/2/7(木) 午後 7:54
これに比べ、我が国の自衛官は、100%志願兵ですものね!敵じゃ無いでしょう。でも、尊い日本人の血を流す事のない様に、マスコミと世論の監視は怠れません。残念ながら「本当の敵は、内にあり」と言うのが、一番の問題ですね。
貴重な見解ありがとうございます!
ナイス☆
2013/2/7(木) 午後 9:26
so-kei♪さま
お久しぶりです。
支那の兵隊はハリボテみたいなものです。儀仗隊には身長2メートルもある兵士を揃え、展示用のレンジャー部隊はまるで中国雑技団のようにすごい。ところがほとんどの兵士は、相変わらずマーマーフーフーというのが現状らしいです。いざ戦争になればw
ところで自衛官に対しては、我々はもっと尊敬すべきであり、誇りを持ってもらわなくてはならないと思いますね。やはり日本の多くのメディアの責任だと思います。
ナイスありがとうございました。
2013/2/7(木) 午後 9:49
しっかしまあ、言うに事欠いて
日本のでっちあげ!て
まああああああーーーーー呆れるって言葉の見本事案です。
報道官の目が激しく泳いでましたね。
2013/2/14(木) 午後 11:06
カンナ姐さん
やはり支那も朝鮮もそういった意味では同じですね。同じ穴のムジナw かつてソ連もそんな感じでしたが、やはり一党独裁国家のやることはこんなんばっかり。
呆れますねw
2013/2/15(金) 午前 9:12