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大きな活字でご覧になるにはこちらをクリックしてください。 三代目が家を潰す?北朝鮮:金総書記、長期政権を宣言 後継者論議タブーに 北朝鮮の最高指導者、金正日(キムジョンイル)総書記(64)が昨年10月の核実験実施後間もなく、北朝鮮指導部に対し、今後も長期間にわたって最高指導者として実権を握り続けることを宣言、後継者論議がタブーになったことが3日、北朝鮮の政権に近い関係者の話で分かった。‐中略‐
この関係者によると、金総書記は昨年10月下旬、朝鮮労働党幹部らに「私は今後も長期間、最高指導者としてやっていける。80歳も90歳も可能だ」と述べた。発言を聞いた幹部らの多くが「金総書記は少なくとも80歳まで、つまり、あと15年は第一線で活動する。それまでは後継者問題を口にするなと総書記が意思表明した」と受け止め、その結果、後継者問題が語られなくなったという。 これまで金総書記の後継者に挙がっているのは、映画女優だった成恵琳(ソンヘリム)さん(02年5月死亡)との間に生まれた金正男(キムジョンナム)氏(35)▽愛人で大阪生まれの帰国者、高英姫(コヨンヒ)さん(04年6月死亡説が有力)との間に生まれた金正哲(キムジョンチョル)氏(26)▽その弟の金正雲(キムジョンウン)氏(23)の男性3人。他にも、金総書記の義弟、張成沢(チャンソンテク)氏(60)の名前も浮上している。‐後略‐ (『毎日新聞』電子版1/4) 次男の金正哲は1996年頃にスイスのインターナショナルスクールに「Pak Cheol」(パク・チョル)という名前で留学していたことが確認されている。スクール内ではバスケットボールを好んでいたとの証言がある。友人の話から温和な性格であると伝えられているが、北朝鮮の指導者になるには少し線が弱い。三男の金正雲はその詳細が伝わってこないし、金正日の妹である金敬姫の夫である張成沢は、一度失脚しており、金正日の信頼に足る人物とは考えにくい。 いずれにせよ、北朝鮮は世襲をタブーとする社会主義国と考えるのは間違いで、「封建社会主義」と考えるのが正しい。したがって、間違いなく後継者はクーデターでも起こらない限り「世襲」と考えるのが常識なのであるが、なぜ金正日はこの時期にあえてこのような発言をしたのであろうか。 「三代続けば末代続く」という諺があるが、一方で「三代目が家を潰す」という諺もある。どうも金正日は後継者と思われる人物を見渡して、後者の不安に駆られているのではないだろうか。丁度、李氏朝鮮最後の王純宗(スンジョン)皇帝のような心境なのではないか。健康状態が思わしくないと噂される金正日のこの強がり発言が、我々の想像をはるかに超える北朝鮮の予期しない展開を見ることになるかも知れない。 |
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