北朝鮮問題

硬軟、落差の激しい不思議なブログ

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ネガティブ・アドこそわが命

韓国政治は「仁義なき戦い」

イメージ 1 『Sankei Web』に<緯度経度>というコーナーがある。7/21の記事は「韓国政治は”仁義なき戦い”」と題して、黒田勝弘氏の記事が載っていた。韓国人の国民性を書いたもので、それが国内政治はもとより外交にまで及んでいるという分析である。

 日韓比較経営論をやっている韓国人の話として、新入社員研修で長距離走をやらせた場合の日米韓の比較。まず日本人はお互い「ガンバレ!」などと励まし合いながら走るので落伍者は出ず、平凡な記録でほぼ横並びでゴールインする。米国人は他人にかまわず走るのでトップの記録はいいが、落伍者が出る。韓国人はどうか?「米国人に似ているが、遅れたものが前の走者にいじわるして足を引っ張ろうとするかも知れない」

 また、在日韓国人の本国ビジネス体験者の話として「日本人は頑張って人の上に立とうとするが、韓国人は他人を引きずり下ろして上に立とうとする」とその国民性の違いを引用、紹介している。「韓国は猛烈な競争社会だ。学校、企業、官界、政界、芸能界、その他‥‥みんな“何が何でも勝たねばならぬ”と必死に競争している。この情熱とパワーが現代韓国の発展の原動力になった‥‥(従って)必ずしも否定的に考える必要はない」とリップサービス(?)気味に書かれている。

 確かに、他人の足を引っ張って自分が優位に立とうとする意識は、どこの国にも多かれ少なかれあるだろう。日本でもアメリカでも、政敵のスキャンダルを暴くことによって、自陣を有利にしようとする動きは過去にもあったし、今もどこかで画策されていることは想像に難くない。だが、韓国のようにそれが決定的なイシューにはなり得ない。どこかにそうした戦法に対する「うしろめたさ」があるからだ。「潔さに欠ける」というのは、恥ずべき事としてわれわれの意識の中に潜在する。

 黒田氏は韓国の大統領選挙をめぐる具体的な動きから、さらにそれを立証する。世論調査で現在1、2位を走る野党ハンナラ党の有力候補、李明博(イ・ミョンバク)氏と朴槿恵(パク・クンヘ)氏の激しい足の引っ張り合である。氏はそれを「大統領候補としての道徳性の検証」といい、双方の陣営が相手方の不正・腐敗疑惑や経歴上の問題点、人脈疑惑など、あらゆるマイナス点をほじくり出して批判、非難合戦を繰り広げていると解説する。特に「金の問題」(不正蓄財や不動産・資金疑惑)に国民の関心が高く、それは一種の「やっかみ」からきているのだという。

 「不正にしろ何にしろ他人がもうけたとなると“道徳性”を持ち出して“ケシカラン”と非難したくなる」というのである。確かにそうした感情は韓国人だけのものではなく、われわれ日本人にもある。われわれ日本人も、政治家にまつわる金の流れにとりわけ関心を持ち、もしそれに疑惑が発覚した場合、その不正を追求しようとするのは、ある意味同じ心理(政治家の道徳性を追求するという反面やっかみ)によるものである。ただ両者の違いは、どちらに比重がかかっているのかということであるように思う。韓国人は後者すなわち「やっかみ」に比重がかかり、日本人は前者すなわち「政治家の道徳性」に比重がかかっているのではないか。日本人は、お金のことをある意味とやかく言うのは「はしたない」という意識がある。あまりお金の話ばかりするのは卑しくみっともないという潜在意識がある。ところが韓国人にはそうした美徳?が備わっていない。露骨なのである。

 韓国の与党は、こうした野党ハンナラ党の内紛を静観しているようである。つまり「漁夫の利」を得ようという魂胆があるわけで、内紛が熾烈であればあるほど自陣にとっては有利になる。こうしてみると、韓国の政権与党や大統領は政策論争といったポジティブなイシューによって政権や大統領の座を勝ち取ってきたのではなく、きわめて陰湿な、ネガティブ・アド(negative advertising:中傷宣伝)によってその座を得てきたということがよく分かるのである。

 黒田氏はこのことから「“過去”を中心にした相手の疑惑や弱点の執拗な追求、そして相手に対する“道徳性”の強調」は「日韓関係における“過去”をネタにした韓国側の執拗な日本非難・追求」に似てはいはいまいかと示唆する。「相手を非難することで民族心理として自ら優位に立とうとする外交」も同じ文脈の中にあると結論づけているのだが、まさに言い得て妙である。

 韓国(朝鮮)人に、まともな議論をしようと望むのは無理である。ならば韓国(朝鮮)人に対しては彼らと同じようにネガティブなかたちで議論や外交を推し進めればいいように思うが、悲しいかなわれわれには教養と常識、美徳がそれの邪魔をして、そうした邪道な議論や外交に感情が馴染まないのである。日本人の国民性がそれを潔しとしないのである。恐ろしく馬鹿げた国が隣国であることを、あらためて迷惑であると認識した次第である。






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