北朝鮮問題

硬軟、落差の激しい不思議なブログ

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これが幻のPEPEカレーか!

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 先日、ブログの盟友『ミニシュナ太郎もも自転車音楽大好きメタボ中年毒舌帳』を運営していらっしゃるdoctor.bietaroさんが、大阪から遠路はるばる訪ねて来て下さった。そのとき、お土産に頂いた一つが、このカレー。

 doctor.bieさんがよく行かれるレストラン「PEPE」のカレーで、よく氏のブログにも登場する。doctor.bieさん曰く、ここのカレーは天下一品。他の追随を許さないほど美味いそうで、ときたま企画される「訪問者○○人(たとえば77777人目)突破記念」などに賞品として登場したりする。そうした企画には必ず応募していたのだが、当たったためしがない。かといって、大阪へ行く用事もないし‥‥。半ば諦めていたところへ、このお土産! やった〜! 

 我が家はみんなカレーが好きで、特に女房などは朝昼晩と三食カレーでもいいというほどカレーが大好きである。doctor.bieさんが「このカレーはとても辛いので、ナスなんかを入れて辛さを抑えてもいいですよ」とアドバイスをしてくださったが、女房は激辛大好き人間。bieさんのアドバイスなど耳に入っていないようだ。女房はワサビ系の辛さは苦手なのだが、唐辛子系統の辛さにはめっぽう強い。「CoCo壱番屋」というカレーチェン店でも「6辛」(かなり辛い)を平気で平らげるくらいの猛者なのだ。

 さて、フリーザーバックに一人前ずつ入ったPePeのカレーをさっそく湯煎。煎ること約5分。鼻を鍋に近づけてみると、封を開けているわけでもないのに、カレーの咽(むせ)るような濃い匂い。「こりゃ思ったより辛いぞ〜」と思いながら皿に盛り付ける。わっ、肉が大きい! 牛肉(和牛)の大きな塊が5つ入っている。倅(せがれ)文太(小4)もこのカレーを楽しみにしていたのだが、doctor.bieさんからとても辛いと言われていたので、別に甘口カレーを用意する。

 食卓にカレーを運んで、さあ、「いただきま〜す!」

「あれ、ボクだけカレーが違う。ボクにもbieさんから貰ったカレー頂戴よ」

「いや、だめ。これはすご〜く辛いとおっしゃっていたから、お前にはムリ」

「そんなこと言わないでボクにも頂戴よ!」

「ダメ」

「じゃあ、一口でいいから頂戴よ」

と言うので、スプーンに一口分だけとって、倅(せがれ)の口へ‥‥。

「な〜んだ、ちっとも辛くなんかないや。甘いくらいだ」

と言い終わるやいなや

「かっかっかっかっかっかっ辛〜〜い。水 水 水 ‥‥」

と言ってのたうちまわる。「ほらみたことか、言わんこっちゃない」と言いながら、自分の口へ。うん、辛くなんかない。むしろ甘いくらいだ。と、その次の瞬間、「かっかっかっかっ辛〜い!」。深い甘みが口の中に広がった後から、辛みが容赦なく押し寄せてくる。私は女房と違ってワサビ系の辛さはへっちゃらなのだが、唐辛子系の辛さはやや苦手。私の許容範囲ギリギリの辛さであった。女房は表情一つ変えず、美味しい美味しいといいながら食べている。辛さにまだ物足りなさを感じているような雰囲気すらある。香りもよく、かなり煮込んでありスパイスも何種類も使ってあるという感じの、濃厚なカレーであった。doctor.bieさんがご執心なのも分かるような気がした。

 doctor.bieさん、ごちそうさまでした。


※ 尚、ただいま上記ブログに、doctor.bieさんの「飛騨探訪」の記事が連載中です。



shiraty5027

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「スターリン、 朝鮮戦争はアメリカが参戦を誘導」という記事の解釈の誤り

           [ヤン・ヒョンスコラム] 「意図的な誘引」ではなく「事後の合理化」

 私たちは1970年代と1980年代に'解放前後の歴史認識'という本を通じて、私たちの歴史認識が左偏向に歪曲されていたことをよく指摘するが、それとは反対に右偏向の歪曲の危険があるということにも常に注意しなければならない。

 朝鮮戦争58周年を迎え、25日付の中央日報に出た記事'スターリンがアメリカの朝鮮戦争参戦を誘導'は、そうした右偏向の歴史歪曲の危険性を見せる事例だった。この記事は新しく発掘されたスターリンの秘密文章を引用し、スターリンが意図的にアメリカが朝鮮戦争に参加するようにしたと主張している。

 歴史を振り返ると、1950年1月から7月末まで、ソ連は国連安保理事会の参加を拒否していた。当時、中国共産党を支持していたソ連は、アメリカなど西方の国家が張介石の国民党政府に、国連安保理の参加の権限を与えるという立場に対して反対する意志を明らかにするために、安保理会議自体を全面拒否していたのである。

 その後、6月25日に朝鮮半島で戦争が勃発して、安保理は会議を召集して国連軍の派兵について議論する事にし、当時ソ連政府は従来の会議拒否の方針を貫いて安保理会議に参加せず、ソ連が不参加の状態で安保理は国連軍の派兵を議決した。

 国連の旗を掲げて米軍が入って来ると、朝鮮半島の戦争状況は米軍側に有利に展開され、ナクドン川の戦線で危険に陥っていた韓国政府は危機を兔れて、米軍と韓国軍は仁川に上陸してソウルを取り戻し、北進することができた。もしその日の安保理会議にソ連が参加して拒否権を行使していたら、国連軍の派兵は挫折したはずで、そうなっていたら朝鮮戦争がどのような方向に向かうのか分からなかっただろうが、ソ連が参加しなかったことで、アメリカの意志通り国連軍の派兵が貫徹されたのだった。

 ところが中央日報の記事はあたかも、スターリンがアメリカを朝鮮戦争に引き入れるためにわざわざ安保理に参加しなかったかのように記述している。'派兵を容易にするために、安保理拒否権を行使せず'という小見出しがそうだ。これはこの記事が引用しているロシアの文件の記録を、拡大解釈しすぎたものだ。

 中央日報の記事はロシアの文件の一部を直接翻訳して、“アメリカに(朝鮮戦争参戦のための)安保理の多数決議を容易に得させるためのものだった”と述べているが、これは明白な拡大解釈であり誤訳である。ロシア語は読者の多くが理解しにくいから、その部分を英語にしたら次のようになる。“to give American government a free hand to gain the majority vote in the Security Council, make more mistakes, and show its true colors to the public.”

 これを訳して見よう。“アメリカ政府に行動の自由を与えて、国連安保理事会の多数をアメリカ政府が活用して、新しい愚かな行動を犯すようにすることで、(全世界の)社会の世論がアメリカ政府の真の姿をはっきりと見ることができるようにすること”となる。

 つまり、アメリカが自分勝手にするようにさせ、本色が現われるようにするという意味だ。私たちが会議に参加せず、その会議の主導権を持つ人たちが愚かな間違いを犯すことになる時があるが、まさにそのような場合だと言えるだろう。だがこの場合、私たちは“主導権を握った人たちが”どのような過ちをどのように犯すのか、事前に知ることはできないのではないだろうか。

 スターリンが意図的にアメリカを朝鮮戦争に引き入れようとして国連安保理に参加しなかったというのは、度を越えた想像である。いくらスターリンが世界の情勢を詳らかに知っており、世界赤化の野望を抱いていたとしても、そのようにすべてを精巧に事前にこしらえることはできなかった。スターリンを共産党の悪魔と見る立場を取る右派の歴史解釈でもこれは甚だしい。ロシアの原文にない言葉をむりやり作り上げて右派の本能を満足させることは、真の歴史研究の方法にはなり得ない。中央日報の記事を見ると、この部分でロシアの原文まで取り出して見せながら、まるで最大限正確に書こうとしているかのようだが、実際は明白な拡大解釈である。実に重大な問題と言わざるを得ない。

 中央日報の記事を見ると、“スターリンは朝鮮半島で戦争が起れば、アメリカが介入するはずだと十分に予想した後戦争を始め...”となっている。だが、ロシアの原文にはそのようにスターリンの意図と事前の予想をはっきりと伺うことができる句節はいくら探してもみあたらない。スターリンは“悪の化身”という点にはある程度同意することができても、彼がこのような驚くべき予測能力を持って、すべてをあらかじめ予想して操ったとは到底信じられない。時折私たちは、ある人を悪い人だと仮定した場合、そのすべての行動が事前にある悪を実行するための計画と陰謀によるものだと解釈しがちだ。だが、たびたびそうした解釈は事実を歪曲することになる。

 結局この文章は、“事前のデザイン”を説明した文件と言うよりは、“事後の合理化”の文章と見る方がより穏健で安全な解釈ではないかと思う。朝鮮戦争が勃発して、撤収した米軍が再び朝鮮半島に入って来ることになり、戦争が急速に激しくなると、かえってソ連が国連安保理に参加して拒否権を行使し、そのように戦争が拡散する可能性をもとから封鎖していたらよかったという意見がヨーロッパの共産主義者の間で提起され、これに対してスターリンが一種の自己弁護の次元で発送した文章ではないかと思う。ロシアの文献を読むとそのように感じられる。英語の文章を読んでもそのように感じるが、スターリンによる“事前のデザイン”や“事前の計画”、あるいは“意図的なアメリカの誘引”とは思えない。

 朝鮮戦争の勃発で、相対的にヨーロッパでの共産化が順調に、そして平和に進むだろうというスターリンの言葉は、額面そのまま受けとればよいのであって、拡大解釈してスターリンがそのような目的を持ってわざわざ朝鮮戦争を起こしたとみなすことはできない。

 私は個人的には、スターリンが朝鮮戦争を起こしたと信じている。だが、確証があると主張したくはない。今回発見された文献も、中央日報の記者が主張しているように確証ではないというのが私の論旨だ。

 E.H.カー(Carr)は'歴史とは何か'という本で、“歴史は過去と現在の対話”という有名な言葉を残した。そうだ。過去と現在が互いに真の対話をすることがまさに歴史だろう。だが、現在の必要のために過去を誇張、歪曲してはならない。厳密な資料の分析と推論を通じて、正しい過去を定めることが重要だろう

 この数十年間、左派の歴史歪曲が多少あったとしても、右派がちょっと歪曲したからといってどうなのかという考えが少しでもあったら、それは誤ちである。今回の中央日報の記事にそのような右派の歴史歪曲の危険性が垣間見えたが、これは警戒すべきことだろう。
                                       ( 『 デイリーNK 』 2008-06-26 16:51  )
※ 太字は筆者

 この記事は、昨日の『中央日報』「スターリンが米に韓国戦争参戦を誘導していた…極秘文書発見」という、北京大学歴史学部のキム・ドンギル教授が近々出す論文について掲載した記事に、疑義を唱えた『デイリーNK』の記事である。

 結論から言うと、私はこの『デイリーNK』の記事に分がないと思う。確かにこの記事は、スターリンの秘密文書の原文を紹介し(もっとも英訳したものだが)、実際にはこの機密文書に書かれていない記述が記されている、つまり「拡大解釈」をしていると指摘しているのである。

 『デイリーNK』の記者は、キム教授が推論する「意図的な誘引」ではなく「事後の合理化」だと言っているのだが、両者ともスターリンに直接聞いたわけではないのだから、何をどう言おうが両者とも推論の域を超えるものではない。ただ、実際に具体的に機密文書に書かれていないからといって、拡大解釈だと決め付けるのは暴論というものである。そもそも推論とはそういうものなのである。

 また「事後の合理化」だと決めつけている点もいただけない。私はよく子どもとヘボ将棋をやるが、せいぜい相手の手を読むことが出来るのは3手から5手くらい先まで。ところが名人ともなれば、20手30手先を読むという。将棋素人の私からは信じられないような話だが、実際の棋士の頭脳はそうなっているらしい。つまり、馬鹿な自分を中心に考えれば名人の頭の中身は理解できず、「たまたま勝ったに違いない」と何らかの合理的な理由を見つけて納得しようとする。『デイリーNK』の記者も、おそらく自分の能力をはるかに超えた事象なので、読者を納得させるというよりも、むしろ浅墓な自分を納得させるために強引にそう結論づけているだけなのではないか。

 ソ連が、中華民国に代わって中華人民共和国の安保理入りを果たすために、米英仏と対立し国連をボイコットしていた。その間に朝鮮戦争が勃発した。ソ連がもし本当に米軍の、あるいは国連軍の朝鮮戦争参戦を阻止しようと思っていたのなら、ボイコットをすぐさま止めて、国連に復帰し安保理で拒否権を発動するのが自然である。中共の常任理事国入りなど、そうした急を要する緊急事態に比べれば、ボイコットを続ける理由としてはあまりにも軽すぎるのである。

 結果的にいえば、ソ連が6月25日以後の安保理事会に出席して拒否権を行使したとしても、それによって米国が出兵を思いとどまったとは思えない。おそらく、米国は国連の枠を出て単独ででも出兵したであろう。けれども、この場合には国連軍という錦の御旗を飾ることは出来なかったはずである。それは名目的なものに近かったとはいえ15カ国の参加を得て国連旗をかざし、「国連軍司令官」のもとで戦うことが出来たその後の事態とは著しく異なる状況であり、米国は、国連においても国際世論との関係においても苦しい立場に追い込まれることになったと思われるのである。このことは、従来の「ソ連の政策に誤りがあった」というように、簡単に片付けられるような話ではない。『デイリーNK』の記者は、キム教授の推論を「事後の合理化」、つまり「結果論」だ「あとづけ」だと揶揄するが、国際政治戦略というものは、むしろ「合理的」に戦略が練られるものであり、我々の想像をはるかに超えた次元で行われていると考えるべきなのである。

 記者は「(キム教授が推測するスターリンの策謀は)スターリンがあらかじめ予想して操ったとは到底信じられない」と書いているが、それはスターリンをそこまで策士家であったと信じたくない記者の勝手な希望的推測であり、人を見かけだけで判断しようとする、まさに邪推ではないのか。また、「スターリンが一種の自己弁護の次元で発送した文章」とこの秘密文書がスターリンの姑息な言い訳だと述べているが、ヨーロッパ諸国にスターリンが言い訳をしなければならないような国が果たしてあったであろうか。むしろ記者の考えの方が「事後の合理化」「自己認識の合理化」ではないだろうか。

 この記事については、まだまだ反論したいことがあるが、最後に『デイリーNK』の記者が言う「現在の必要のために過去を誇張、歪曲してはならない。厳密な資料の分析と推論を通じて、正しい過去を定めることが重要だろう」という言葉を、そっくりそのまま、この韓国人記者に贈ってこの文を終わりたい。


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