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2008年10月07日
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「日本政府が受け入れているのは、主にかつて日本から北朝鮮に渡った人々」‥‥。そう、かつて北朝鮮への帰国事業を率先して煽っていたのは、この記事を書いた『朝日新聞』を中心とする日本のメディア(産経含む)だったのである。無論、当時の帰国事業には、色々な連中の思惑が絡んでいたことは事実である。例えば、北朝鮮政府は、朝鮮戦争後の労働力不足を補う為に、在日の帰国を発意・推進していた。また、朝鮮総連は、北朝鮮政府の意向を受けて、帰国事業を実行。その際、北朝鮮に対する社会主義幻想を、在日朝鮮人差別の現実との対比の中で最大限に利用していた。さらに日本政府・日赤は、表向きは人道主義に基づく在日外国人の帰還促進支援。本音は生活保護負担軽減と治安面の不安払拭(厄介払い)の為に、帰国事業に協力(便乗)していた。社会党(当時)共産党はいうまでもなく、その馬鹿げたイデオローグから、朝鮮総連と一体になって帰国事業に積極的に協力していたのである。 このように、それぞれの思惑や駆け引きからこの事業は推進されていたのであるが、何といってもメディア、とりわけ『朝日新聞』の責任は大きい。以下に井沢元彦氏の『虚報の構造オオカミ少年の系譜』(1995年・小学館)を引用したい。 なぜ在日朝鮮人は、「凍土の共和国」へ続々と帰国していったのか。それは朝日を中心とする大新聞が、盛んに「北朝鮮よいとこ」という虚報を流し、帰国熱をあおったからである。たとえば、昭和35年(1960)2月26日付の朝日新聞朝刊では、「希望者ふえる一方」との大見出しで、
(北朝鮮への)「帰還希望者がふえたのはなんといっても『完全就職、生活保障』と伝えられた北朝鮮の魅力らしい。各地の在日朝鮮人の多くは帰還実施まで、将来に希望の少ない日本の生活に愛想をつかしながらも、二度と戻れぬ日本を去って"未知の故国"へ渡るフンギリをつけかねていたらしい。ところが、第一船で帰った人たちに対する歓迎ぶりや、完備した受け入れ態勢、目覚ましい復興ぶり、などが報道され、さらに『明るい毎日の生活』を伝える帰還者たちの手紙が届いたため、帰還へ踏みきったようだ」 こんなことを、日本で最も「信頼」されている天下の大朝日が書いたのである。しかも、これは特殊な例ではなく、この論調の記事は何度も書かれている。こういう記事を読み、自らの迷いに「フンギリ」をつけ「祖国」に渡って行き、過酷な弾圧と労働で死んでいった人々も大勢いるはずである。朝日は、一体こういう人々に、どう責任を取るつもりなのか。これは誤報ではない。明らかな虚報である。というのは朝日は戦後一貫して、共産圏の国々の真の姿を決して伝えようとはしなかったからである。そして、最も肝心なことは、こういう虚報が現在に至るまで一度も公式に訂正されたことはなく、しかも責任を取ってやめさせられた記者も一人もいないことだ。 朝日は、「今後、日本社会は脱北者問題にどう取り組むのか、脱北者をどう受け入れるのか」、「日本入国後の脱北者の生活の世話は事実上、支援者や親族に任せきりの状態が続く」、「政府の対応は‥‥無責任なものだ」と、まるで他人事のように記事を書いているが、そもそも、こうした原因を作ったのは朝日なのではないのか。自分たちの責任は棚に上げ、政府の責任ばかり正義ズラをして追求する。井沢氏も言っているように、朝日は、一体こういう人々に、どう責任を取るつもりなのか。まさに今、朝日はその責任をとる絶好の機会なのではないのか。朝日がその脱北者の面倒を責任を持ってみる。それが贖罪というものである。政府に責任をなすりつけている場合ではない。 朝日に助太刀をするとするなら、結果としては、当時の日本政府・日赤の政策は誤りではなかった。在日朝鮮人への生活保護負担軽減と治安面の不安払拭‥‥。国益を考えての政策であったからである。従って、お前たちも在日であった脱北者の受け入れや面倒などは見る必要はない。ありがたく思え。ただ、その在日に騙されて渡航した日本人脱北者と、日本国籍を有する人たちの面倒はみる責任がある。朝日よ、ここは大新聞らしく、しっかりと責任をとれよ。でも無理だろうな〜。 朝日は責任をとって、脱北日本人帰国者の面倒を見てあげるべきだと思う shiraty5027
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