北朝鮮問題

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売国議員・加藤紘一の弁明

 売国議員・加藤紘一が7月9日、自身のオフィシャルサイトで、7月7日BS11で放送された「西川のりおの言語道断」での発言(「拉致被害者を北朝鮮に返すべきだった」)について、弁明をしている。だが、それはまったく弁明になっていない。矛盾と詭弁、開き直りに満ちているのである。では、その詳細を見てみたい。

 7月7日、BS11で放送された「西川のりおの言語道断」の中での私の発言の一部分だけが、時事通信の記事として配信され、多くの皆さんが違和感を抱いたり、怒りを感じたり、悲しんだりしておられるようです。
 記事だけを見ると、唐突に「拉致被害者を北朝鮮に戻すべきだった」と述べたように受取られますが、是非、前後の文脈を知っていただいた上で、趣旨をご判断いただければと思います。

 「‥‥しておられるようです」。まず、書き出しからして他人事である。「私は別に間違ったことなど言っていないのに、なぜ腹を立てていらっしゃるの?」といったふてぶてしさ、鉄面皮な態度が見てとれる。それに、発言の一部だけを取り上げてというが、全部取り上げたらそれこそ大問題である。「天皇陛下に対する不敬(「金正日は天皇のようなもの」)」、「拉致帰国者の曖昧な認識(司会者が3人と言ったことを確認納得。実際は5人)」、「前韓国大統領の名前の間違い(盧泰愚[ノ・テウ]と3回も言っている。本当は盧武鉉[ノ・ムヒョン])」、「金正日は親の代(金日成)の過ちを認め謝った(親の代のみならず、金正日自身も拉致を含めたテロ指令を出している)」。これでも安倍前首相より外交感覚があるといえるのか。

 拉致被害者の方々には一時も早く戻ってきていただきたいのは当然ですし、ご家族の方々のお気持ちを察すると言葉を失います。また、拉致という犯罪で、日本人の人生を奪った北朝鮮にも強い怒りを感じます。

 心にもないことである。ならば、なぜ帰国拉致被害者や家族会、関係団体、況や国民がこの発言に対してこれほど怒っているのか。拉致被害者地村さんの父も、加藤宛に抗議文を送ったというではないか。愚にもつかない屁理屈はどうであれ「帰国した拉致被害者を北へ帰すべきだあった」という発言は、まぎれもない事実。その言葉にはいかなる弁明も通用しない。

 その上で、一時も早い解決を願い、2002年の政府の対応が、安倍官房副長官(当時)の主張によるものではなく、福田官房長官(当時)の主張する内容であれば、小泉首相(当時)の行った歴史的な会談がその後も大きく展開し、かつ拉致問題ももっと大きな進展を見せていたはずだという趣旨を述べたものです。

 加藤はまったく北朝鮮の行動様式が分かっていない。あまりにも北朝鮮を知らなさ過ぎる。知っていることと言えば「利権」だけ。当時、福田は帰国していた拉致被害者5名を北朝鮮に送り帰すことに懸命だった。一国の官房長官ともあろう者が、である。もしあの時帰していたら、この問題はその後の進展どころか、キッパリ幕引きを図られていたはずである。

 加藤は「(戻していれば現状のようには)ならなかった。『また来てください』と何度も何度も(両国間を)交流していた」と能天気なことを言っているが、寺越武志さんの一件を知らないのではないか。1963年、叔父らとともに漁に出ていた16歳の武志さんは、叔父ともども北朝鮮に拉致された。その後、武志さんの手紙から武志さんが北で生存していることが判明(そのとき40歳)したが、その後どうなったか。北の監視の下で武志さんはプロパガンダに利用され、二十数年ぶりに再開した母親にも事実(経緯や暮らしぶり)を語ることも出来ず、話すことと言えば北朝鮮を称えるばかり‥‥。会うといえば一方的に母親が北へ会いに行くだけ(1度北当局の監視の下来日したことがあるが)‥‥。母親も息子の立場を案じてか、北寄りの発言をしているという。武志さんが母親に会ったとき、母親の詰問にボソッと「(北朝鮮のことは)墓場に入ってから本当のことを言うよ」といったようなことを一度だけ語ったという。加藤よ、どこに人としての交流の自由があるというのか‥‥。

 その中で、「約束を守るべきだった」といいましたが、その真意は2つです。

1 拉致という犯罪を犯した北朝鮮から、「日本は約束を守らなかった」などといわれてはならない。日本人の誇りを大切にすべきである。

2 北朝鮮が拉致を認めて謝罪したあの時、北朝鮮はアメリカの攻撃を恐れていた。だからこそ、一気呵成に交渉を進めて、拉致問題の全面解決を図るべきだった。しかるに、北朝鮮に「日本は約束を破った」という不信感と口実を与え、その後の交渉が途絶える一因を作ったと考える。

 不信感に塗り固められた北朝鮮を相手に、「日本が不信感と口実を与える」とは詭弁も甚だしい。盗人相手に「誠実」である必要はない。むしろ国民に対して「誠実」であるべきなのである。北朝鮮は歴史的に「誠実」であったためしがない。従って、いかなる状況下においても北朝鮮に「誠実」である必要はない。むしろそれが利用され、逆手に取られるのがオチなのである。また、北朝鮮はたとえどんな状況であろうとも、口実を作っては因縁をつけてくるのである。要するに、あの連中とは「交渉ごと」は土台ムリであり、無意味なのである。売国奴加藤は、そもそも北朝鮮を知らないし、日本人の「誇り」を勘違いしている。

参  照







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