韓国教科書の問題は「脱朝鮮化」
【万物相】 歴史教科書の書き直し
ドイツのナチスが降伏した1945年5月8日、ドイツ軍司令部は「わが民族と祖国のこれまでにない努力は歴史が高く評価するだろう」と最後の声明を発表した。しかし彼らの希望は実現しなかった。米国やソ連などの占領軍は「脱ナチス化」を歴史教育の目標とした。好戦的な用語でゲルマン民族の偉大さを強調していた歴史教科書にはナチスの犯罪ばかりが書き込まれ、歴史の教師たちは思想のチェックと再教育を受けなければならなかった。
ドイツ統一から2年後の92年、ドイツ下院に「統一社会党(東ドイツ共産党)独裁の歴史に関する真相究明委員会」が設置された。秘密警察シュタージによる監視や情報活動など、東ドイツの暗い過去を明らかにする数百のプロジェクトが進められた。そして東ドイツの若い歴史学者たちは、「東ドイツ政権が虚偽と偏った教育で数十年にわたり自由な精神的活動を窒息させた」と宣言した。東ドイツの歴史を西ドイツに統合させる、という大規模な作業が展開されたのだ。
歴史が一方に偏って歪曲(わいきょく)されれば、本来の位置に戻ろうとする弾性の作用が働くのは当然のことだ。前政権の5年間で左に偏っていた韓国史の教科書を正そうとする動きが勢いを得ている。韓国近・現代史を学ぶ高校生の半分以上が教材として使用している金星出版社の教科書が問題の中心だ。数年前から学会や財界が修正を要求し、最近は教育監や学校運営委員までが声を荒げている。
国防部も今年6月に高校の韓国近・現代史教科書の中の25項目について、教育部に対して修正を要求したことが明らかになった。とりわけ金星出版社版に関しては22項目もあったという。韓国に対しては「李承晩(イ・スンマン)政府の独裁化」「憲法の上に存在する(朴正熙〈パク・チョンヒ〉)大統領」など、否定的な表現を繰り返していた。一方の北朝鮮に対しては「主体思想の成立と唯一思想化」「われわれ式社会主義の提唱」など、北朝鮮による宣伝の文言をそのまま利用し、生徒たちが北朝鮮に対して肯定的な認識を持ってしまうということだった。
国防部は光復(日本の植民地支配からの解放)後に進駐したソ連軍に対しては肯定的に、米国に対しては否定的に記述した点、また1946年の「9月ゼネスト」を左派の立場から説明した点などについても修正すべきと主張した。しかし全斗煥(チョン・ドゥファン)政権による「権力を動員した強圧統治」を「親北朝鮮左派勢力の活動遮断」に変更すべきと提案したのは行き過ぎていた。抑えつけられていたものを元に戻そうとして、その反対側に再び偏ってしまってはならない。相次ぐ歴史教科書修正の要求に対しては、健全な常識に立脚したバランス感覚をもって調整する作業が必要だろう。
( 『 朝鮮日報 』 2008/09/21 09:03:45 )
がははははは。何をほざいていやがる。この記者は自国の“教科書書き直し問題”を、ドイツになぞらえ、ひとり悦に入って書いている。ナチスドイツが崩壊した後のドイツの教科書。あるいは、統一ドイツ後の東ドイツ否定の教科書を引き合いに出しているのだが、何を愚にもつかないことをもっともらしくゴタゴタと並べ立てているのか。
この記者は、現保守(右派)政権が目指す教科書を“ナチス後のドイツ”あるいは“東西統一後のドイツ”に、前左派政権時代の教科書を“ナチス”あるいは“東ドイツ”になぞらえて書いているのである。しかも、「左派政権時代の歪曲した教科書を正すことはいいが、行きすぎはよくない」とご丁寧にご託宣までつけて‥‥。がはははは。
つまりここで問題にしているのは、前左派政権下での“歪んだ教科書”をいかに是正するかという問題なのだが、そもそも韓国の教科書など左派であろうと右派であろうと根本的に歪曲・捏造・改竄されているのだから、そんなものを比較し、こねくり回しても意味がない。もちろん北朝鮮の教科書だって同じである。
いみじくもこの記事の冒頭に「(ナチス)ドイツ軍司令部は“わが民族と祖国のこれまでにない努力は歴史が高く評価するだろう”と最後の声明を発表した。しかし彼らの希望は実現しなかった。米国やソ連などの占領軍は“脱ナチス化”を歴史教育の目標とした」とある。そう、問題は韓国の左派教科書、右派教科書などという小さな馬鹿げた問題ではない。米ソが“脱ドイツ化”を目指したように、朝鮮人たちの“自民族優位主義”を基調とした間違った“抵抗と栄光の歴史”そのものが正しく見直されない以上、この国の教科書は右であろうと左であろうと変わり得ないのである。
韓国(北朝鮮)の教科書は、まさにそのことが問われているのである。世界の目は、南北朝鮮人たちの誤った教科書の“脱朝鮮化”を冷ややかに眺めている‥‥。がはははは。
shiraty5027
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