韓国警備艇が黄海で中国漁船を銃撃?
北朝鮮警備艇が黄海で中国漁船を銃撃
27日午前9時40分ころ、白翎(ペクリョン)島の北西で操業中だった中国漁船が国籍不明の船に銃撃された。これを受け、中国人船長(44)が両腕と右側大腿部に破片が当たって大けがをしたが、命に別条がないことが分かった。
国防部の関係者は「事件が発生した海上が韓国領海か、北朝鮮領海かはまだ確認されていないが、銃撃された銃弾(20ミリ)から察すると、韓国警備艇ではなく北朝鮮の警備艇が銃撃したようだ」とし「韓国海軍の銃撃(20ミリ)は外皮が黄色いが、中国漁船に打ち込まれた砲弾の外皮は黄色ではなかったことが確認された」と話している。また国防部の関係者は「今まで北朝鮮警備艇が、北朝鮮領海を侵犯や不法操業して摘発、逃走した中国漁船に発砲したことがある」と伝えた。
軍当局と海洋警察庁は船長から事件の起こった位置や経緯などを調査している。
( 『 中央日報 』 2008.09.30 08:01:57 )
この事件は怪しい。なぜなら、排他的経済水域(EEZ)で違法な操業を取り締まっていた韓国の海上警察官が、つい先日(27日)中国人漁師が振り回した刃物に刺されて命を失うという事件があったはかりである。これまでにも韓国側は、中国漁船の領海侵犯、違法漁業に悩まされてきた。昨年、違法操業行為で韓国側に拿捕された中国漁船は計494隻。今年だけでも、8月末までに拿捕された中国漁船は159隻にものぼるという。しかも漁船の乗組員は、石を投げ、こん棒を振り回す程度から、鉄パイプや刃物で武装し、集団的に取り締まり班に暴行を加えるなど、年々暴徒化しつつあるという。
今日の『中央日報』の社説を見ても「韓国警官の生命を保護するためには、現在、事実上禁じている(中国漁船への)銃器の使用も避ける理由がない」、「(中国漁船は)他国の領海に入り込んで財産を強奪していくだけでなく、乗組員まで攻撃する暴徒をこれ以上放置できない。軍が動くことができなければ警察部隊を増援してでも警戒態勢の補強に万全を期すべきだ」とたいへん鼻息が荒い。
銃撃され負傷した中国漁船の船長は、現在韓国の仁川に搬送され治療中(「毎日」9/30朝刊)だという。つまり、この『中央日報』の記事はあくまで韓国当局の発表であり、真相は分からないということなのである。考えられることは次の2点である。
(1)実際に中国漁船が北朝鮮領海を侵犯し、不法操業を行っていたため北朝鮮警備艇に銃撃を食らった。
(2)実は銃撃を行ったのは北朝鮮警備艇に偽装した韓国の警備艇で、当然銃弾の外皮の色も偽装していた。
韓国はご存知のように、事実を隠蔽・歪曲・捏造・改竄、偽装・偽造することにかけては、唯一と言っていいくらい超一流国家である。北朝鮮の警備艇に偽装したり、銃弾の色を変えることなど朝めし前である。
現在韓国と中国との間には、領土問題や歴史認識問題、起源問題などがあり、北京オリンピックの際に見られた中国人たちの“嫌韓現象”を持ち出すまでもなく、たいへん不穏な状況にある。中国と韓国のネチズンたちは互いに互いを誹謗中傷し合い、熾烈な舌戦を繰り広げている。
韓国の当局者たちは、ローソクデモにも見られたように、ポピュリズムを重んじる傾向がある。おそらく、中国側に対する何らかの具体的対応を考えていたに違いない。北朝鮮との関係も、いまだに主導権を北に握られたままの状態で、常に風下に立たされているという不満が鬱積している。ここは中国漁船に対する銃撃を北朝鮮のせいにして、中国人船員たちを助けることによって中国側に貸しをつくり、中朝間に亀裂を生じさせると同時に、北を懲罰する作戦に出てきているのではないだろうか。もしそうだとしたら面白い。
筆者としてはこれがきっかけとなり、中・朝・韓の間にさらなる不信感が募り、お互いを罵倒面罵し合いながら、最終的には3国間同士の“戦争”にまで発展することを期待したい。
shiraty5027
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