北朝鮮問題

硬軟、落差の激しい不思議なブログ

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韓国:全裸のバーバリーマン?

           韓国の性差別! 全裸のバーバリーマンに苦悩する女性たち

イメージ 1 韓国は性犯罪が多い国として国民から対策が求められているが、特に白人の外国人女性に対しての性的な差別は著しくあるという。実際に性差別の被害に遭った白人女性のビアンカさんにお話を伺った。

 そして、彼女の話に出てきた “バーバリーマン” という韓国人男性の行動に、怒りを感じた取材班だった。

 ビアンカさんは韓国で国際交流の仕事をすることになり、韓国のソウルで過ごすことになったという。しかし、すぐにひしひしと感じたのは、韓国人たちが自分に向ける鋭い視線だったという。「韓国人は白人女性を見ると、ロシアからやってきた娼婦だと思うみたいね。私を娼婦だと思って、何度も声をかけられたわ」と、差別と偏見でつらい経験をしていた日々を思い出しつつ語ってくれた。

 なんでも韓国人男性は、娼婦だと思うとすぐに「お前、いくらだ?」「触らせてくれ」と、何の抵抗もなしに言ってくるのだという。また彼女は、娼婦にならセクハラをしてもいいと思っている韓国人が多いと語る。特に、高級コートを着てわざわざビアンカさんの前に出現し、コートを脱いで全裸を見せる韓国人が何人もいたのだという。「バーバリーのコートを着た男がいちばんキモかったわ」と、ビアンカさん。

 ビアンカさんだけでなく、けっこう多くの白人女性がその手の男たちにセクハラをされているという。そのような男たちを白人女性たちはバーバリーマンと呼び、白人女性のなかでは有名だったらしい。確かに、ロシアから娼婦が多くやってきているかもしれない。しかし、それが娼婦だとしても一般の白人女性だとしても、差別をしていい理由はどこにもない。

 もちろん、韓国人男性のすべてが差別的な変態とは思えないし、むしろ差別や偏見という行動を悪として生きる韓国人男性も多くいるだろう。この性差別をなくすためには、国民全体のモラルと民度を上げるしかないのではないだろうか。
                                           ( 『 RocketNews24 』 2009.2.4 )

太字解説

○「もちろん、韓国人男性のすべてが差別的な変態とは思えないし」
いや、間違いなく韓国人男性のすべてが差別的な変態だ。

○「むしろ差別や偏見という行動を悪として生きる韓国人男性も多くいるだろう。」
いや、いない。

○「この性差別をなくすためには、国民全体のモラルと民度を上げるしかないのではないだろうか。」
それが出来ない民族だから、まわりがみんな迷惑し、苦労している。

以上。

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shiraty5027

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ハングルで「報知新聞」のことを‥‥

 「“韓国の反発を招いた『ヘタリア』、自主規制は当然だ”との読売新聞英語版記事、海外紙にも掲載される」(2ちゃんねる 02/01)。また「ヘタリア」ネタか‥‥とため息をつかないでもらいたい。読売新聞の英語版をマレーシア最大の英字紙が取り上げているのだが、とても情けない記事である。

                       かわいいけど危険?
  
 日本のCSテレビ「キッズステーション」は1月16日、24日からの予定だったアニメ「Hetalia: Axis Powers」の放送を中止すると発表した。「ヘタリア」製作委員会は、この突然の中止は「テレビ局側の都合によるもの」としている一方、キッズステーション側は「諸般の事情により」決定されたものだとして、詳細な説明は行なっていない。だがネット上では、この決定は「ヘタリア」の内容に対する抗議活動に影響されたものだ、と言われている。<訳注: 以後、ヘタリアの内容紹介なので中略>

 マンガ「ヘタリア」のアニメ化が発表されるやいなや、多くの韓国のネットユーザーが、韓国キャラの描写は自国を侮辱するものだとして、放送中止を強力に要求した。韓国キャラは、「米国に弱腰で、中国を『兄貴』と呼び、反日的である」人物として描かれている。ネット上での署名活動も行なわれた。放送中止が発表されたのは、こうした動きが日本で報じられ始めた直後だった。

 自国や他国の典型的キャラクターを日常会話や小説の中などでジョークにするのは、どこの国でもあることだ。「ヘタリア」原作者の日丸屋氏も自著の中で、各国の典型的キャラクターについて調べている中でエスニックジョークを扱ったウェブサイトに行き当たった、と述べている。また日本のオタク・カルチャーには、電車やOS等の無生物をも「萌え擬人化」する伝統がある。

 ではどうして、「ヘタリア」はそうした表現手法の一つだと見てもらえなかったのだろうか?思うに、意図がいかほど軽微ないし無害なものであっても、ある国や民族をマンガやアニメの中でキャラクター化することは、不可避的に大きなリスクを伴うものなのである。今回の「ヘタリア」に対する反発はたまたま韓国のネットユーザーからのものだったが、他の国から同様の抗議が来ないという保証はどこにも無い。

 この種のジョークは、私的に楽しむ限りにおいては重大な問題に発展しないかもしれない。だが、そうしたジョークが各種の民族的・宗教的理由に基づく「正義」と衝突したときにいかなる反響を呼び起こすかを、私たちは考えておく必要がある。

 2005年にデンマークの新聞が預言者ムハンマドを風刺する漫画を掲載したのがイスラム諸国の怒りを買い(イスラム教はムハンマドの図像を公にすることを禁じている)、大騒動になったのをご記憶だろうか。多くの人々が翌年、暴力的デモや各種事件の犠牲となった。

 とはいえ筆者も、「ヘタリア」に魅力があることを否定できない。とりわけ「ちびたりあ」の可愛らしさには抗しがたいものがあるのは事実だ。けれども世界の平和のため、こうしたキャラで楽しむのは、この極東の小さな島国に限定しておくのが良いのではないだろうか。たとえそうした態度が「ヘタレ」呼ばわりされたとしても。

・福田淳(ふくだ・まこと)は、アニメとマンガを専門に扱っている読売新聞スタッフライターです。

                            ( 『 ザ・スター 』 (マレーシア最大の英字紙) 2009.2.1 )

 この記事を書いた福田とやらは、バカではないのか。

 だいたい、このアニメに対する認識が歪んでいる。韓国キャラは「反日」などではなく、日本が嫌いなだけ。それにこのライターが強引にキーワードにしたい「宗教ネタ」云々も、原作では意識的に避けている。さらに決定的なのは、このアニメは国内向けに放送されようと企画されていたのであって、最初から「極東の小さな島国に限定しておく」予定であった。この福田とやら、実際にこのアニメを見たことがあるのか、騒ぎの背景を知っているのか、甚だ疑わしい。

 前回の「ヘタリア」記事でも紹介したが、欧米のネチズンたちはこのアニメを批判しているのではなく、むしろ韓国人たちのこのアニメに対する過剰な反応、大人気ない民度の低さを批判しているのである。韓国のバカげた言い分に同調するのは、隣国条項に従順なのか、それとも身についた自虐史観からなのか‥‥アホらしい。

 ハングル語で「おま○こ」のことを「ポジ」という。読売傘下の『報知新聞』のことをハングル式発音では『ポジ新聞(シンムン)』と読む。韓国人は「日本にはこういうワイセツな新聞がある」と喜んでお土産に買って帰るという。韓国人のバカな主張を擁護し、その韓国人に自社傘下の新聞をコケにされても平気でいる読売新聞のライターよ。やっぱりお前はバカである。

shiraty5027

乃木希典は名将?それとも愚将?(後編)

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乃木希典擁護派代表・戸川幸夫 「旅順における乃木戦法」

                              (一)

 日露戦争 − 特に旅順攻略戦に於ける乃木の肉弾特攻的な戦いぶりを指摘して、乃木は極めて作戦の下手な軍人で、とても大将たるの器ではない。あれだけ多勢の部下を殺してしかも二〇三高地すら独力では落し得なかった。満州軍総司令部参謀次長の児玉源太郎が応援にかけつけると間もなく旅順は陥落した。もともと乃木は詩歌を弄ぶような将軍だったから、軍人というよりもむしろ文筆家の方が向いていたのかも知れないと、今日でも酷評をする人がいる。だから、当時としては、乃木に対して痛烈な批判がなされたに違いない。

 たしかに、冷静に判断して、乃木は児玉のような智謀の将ではなかった。乃木の生まじめで、まっ正直な人間性から考えても、彼に毛利元就や徳川家康のような策謀を求めても無理であろうし、武田信玄や豊臣秀吉のような戦場のかけ引きも得意ではなかったろうと思える。だからと言って、旅順攻略に肉弾攻撃を敢行したことだけをとりあげて、無能呼ばわりをするのは酷だ。

 乃木でなくて、児玉を最初っから第三軍の司令官として旅順にぶちあてたとしても、当時の日本の旅順に対する知識や準備をもっては、苦戦は免れなかっただろう。大山巌元帥や、仮りに東郷平八郎元帥が陸軍の司令官として、この任に当ったとしても同じだったろうと思える。

 日清戦争の時も旅順は難攻不落の大要塞と言われていて、世界の軍事専門家は十万の強兵をもって攻めても、半年かからなければ陥落しないだろうと言っていた。それを日本軍はまる一日かからないで陥落させた。この時の記憶が強く日本軍人、いや国民全部の頭に残っていた。旅順なにするものぞ、堅塁なにするものぞ、忠勇死を怖れぬわが軍の攻撃の前には、清軍であろうと、ロシア軍であろうと結果は同じだ、と考えていた。乃木もまた堅くそう信じていた。

 “大和魂”は世界一である、という精神面を重く見る日本人は科学面、物質面を軽く考える傾向があって、ロシアが旅順を借り入れてから十年の歳月と巨額の費用と多くの人々の頭脳と努力とを惜みなく使って、最新科学の粋を尽して造り上げた大要塞を軽侮していた。

                              (二)

 大本営では、最初、旋順は一軍団でとり囲んでおいて、主力はどんどん先に進めばいい、という程度にしか考えていなかった。ある海軍の将校は、「旅順はわが海軍で引きうける。陸戦隊でやっつけるから陸軍は北進して敵主力の撃破に力を尽してくれればいい」

 と語った。児玉源太郎ですら、開戦後の三月上旬に開かれた参謀本部部長会議の席で、

「いま旅順の背後を竹矢来で囲むとすると、どれだけ竹が要るかを調べさせている。矢来を組んで、敵の脱出を防ぐのだ」

 と発言して出席者を笑わせたというエピソードすら伝わっている。児玉が本気でそんなことを言ったのか、どうかはわからないが、当時、軍の首脳部が、旅順をその程度にしか見ていなかったことは理解できる。

 大本営でも、満州軍総司令部でも旅順について知っている者はいなかった。だからロシアがいかに要塞化したといっても、日清戦争当時に少し毛の生えたぐらいのものだろうと甘く見た。

 彼我の装備を比較してみるとそれが解る。乃木第三軍に与えられた旅順攻略のための大砲は、わずかに百八十七門。しかもその殆どが旧式砲で、新式なものとしては開戟前にドイツから急いで買い入れた十サンチのカノン砲が四門、それに十二サンチ楷弾砲二十八門、楷弾砲十六門だけ。あとから海軍から十二サンチのカノン砲六門が応援として加わっているだけだ。

 これに対し、旅順側は東鶏冠山第一砲台、大案山子山、椅子山の両保塁、小案山子山第一砲台をぺトンと鋼鉄とで最新式、かつ半永久的なものに造りあげ、二竜山、松掛山の両保塁も殆ど完成、東鶏冠山第二保塁、盤竜山北保塁、小案山子山第二砲台、竜眼北方保塁、水師営南方保塁、二〇三高地保塁などは臨時築城だが完成していた。保塁線の外側は全部鉄条網が張りめぐらされ、主な部分には電流が通じていた。保塁の外壕は幅六メートルもあって、その中を軍道や交通壕が完成していた。これらの保塁や砲台に備えつけられた大砲は、陸正面に向いているものだけでも四百四十八門、そのうち重砲が百二十五門もあった。弾薬、食糧も豊富で、ここを守るロシア兵は四万二千。さらに、港には太平洋艦隊がいた。

 日本軍は旧式で貧弱、少数の大砲にまた砲弾も貧弱だった。楷散弾や鋳鉄製破甲楷弾をうち込んだら命中しているのにべトンの壁にボンボンはね返されて効果がなく、司令部は青くなったという話も伝っている。しかも弾薬不足のために第一回の総攻撃のあと、第二回攻撃までの間は一日に大砲一門につき一発しか撃ってはならないと制限が加えられた。

                                (三)

 旅順は少数の兵でとり囲んでおけばいい、と陸軍側では考えていたが、海軍からパルチック艦隊がやってきて旋順に入りこむと大変なことになるから、是が非でも陥落してほしいと申し入れがあると、大本営でも急に旅順を攻略することになった。

 すべてが準備不足だった。とにかく急がなければならない。食糧攻めのような悠長なことは許されない。至急に攻め陥し、その兵力を北上させて、主力決戦に間に合わせなければならない。武器も弾薬も、兵力も不足し、しかも短時日の間に攻略するとなれば犠牲を覚悟で強襲するしかなかった。

 乃木の率いる第三軍が内地を出発するとき、乃木は大本営から『第三軍はすみやかに旅順要塞を攻略し、攻略後は直ちに北進して遼陽の戦闘に参加すべし』という命令を受けていた。この命令のために乃木は一気呵成の強襲戦法をとるしかなかった。しかも要塞の状況は大本営にも、満州軍総司令部にもわかっていなかった。

 乃木の幕僚たちの意見には旅順を攻めるに当って西北正面から攻めたらいいという案と、東北正面から行こうという案とあった。西北からゆけば堅固な本防禦線に達するまでに二〇三高地、赤坂山、高崎山、海鼠山などの要塞を一つずつ陥してゆかなければならない。これだとうまくいっても一か月はかかるだろう。それではすみやかに陥落させよという大本営の命令に添わないことになる。そこで犠牲は多くとも、近道の本防禦線にいきなりとりかかろう、ということになった。つまり乃木の行った肉弾戦法は、これしか他にとるべき方法が許されなかったので、損失を承知でやった作戦であった。この点を見のがしてはならない。

 後になってから、ああしないで、こうすればよかったのに……とか、ずいぶん下手な戦争をしたもんだなどと言うことは出来る。しかしそれは責任がないから勝手なことが言えるのだ。

 将軍の器というものは作戦も大事だが、それよりも部下の信望をあつめることが大切なのであって、この人の為なら喜んで死のうと部下が思う、そして勇んで突撃してゆく。そういった徳を持っていなければならない。乃木は、そういう徳を持っていた将軍であった。

 巨木は斧の一撃では伐り倒せない。旅順という大木は乃木第三軍の死闘の乱打によって、ひどく傾いていた。そこへ児玉がかけつけてきて、力を貸して伐り倒したのである。この点を知らなければ、旅順戦は理解されないだろう。

 さて、皆さんは乃木希典をどう評価されるでしょうか?

※ 尚、書物から活字を起こすのにEPSONの『読んde!!ココ』を使用したため、誤植があるかもしれないのでご容赦願いたい。


shiraty5027

乃木希典は名将?それとも愚将?(前編)

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 乃木大将については評価が分かれるところである。私はこれまで日露戦争に関する小説では、司馬遼太郎の『坂の上の雲』と吉村昭の『海の史劇』しか読んだ事がないので、乃木大将に対する評価は極めて低い。やはり書物による影響は恐ろしい。

 ここに『日露戦争』(読売新聞・1974)という写真集がある。米国人バートン・ホームズという人が撮った着色写真集である。もちろん今でいうフォト・ジャーナリストなどではない。まだそんなハイカラな時代ではないのだ。その写真集を見ると、なんと乃木大将率いる第三軍の兵士たちが累々と横たわる死屍の写真の横に、乃木以下、第三軍の参謀たちがニコニコとワインを囲む写真(後編に写真あり)が写っているのである。くそ〜、あの乃木のクソ爺と無能な参謀どもめが‥‥、イタズラにたくさんの将兵を犬死させておきながら‥‥いやもとい。

 やはり公平を期するために、乃木希典の異なる評価を同じく『日露戦争』からそのまま引用してみたい。

乃木希典ボロクソ派代表・司馬遼太郎 「旅順と日本の近代の愚かさ」

 日露戦争における旅順要塞の攻撃というのは、日本が西洋の思想と、知識でもってでなく、肉体でもって激突した最初の体験といってもいい。

 じつに惨烈な戦いになった。攻防255日という長期間、日本兵は死につづけ、最後に守将ステッセル中将の降伏を見るまでは、この攻略を担当した乃木軍(第三軍)は、戦術的勝敗としては負けつづけた。

 作戦担当機関の乃木軍司令部は、攻城戦らしい作戦を一度も樹てたことがなく、当時の日本軍としては、ふんだんに火砲をもたされていながら、機略的に効果のある砲兵の用兵をせず、ただむやみに歩兵を要塞にむかって突撃させ、要塞砲と機関銃の餌食にすることをつづけたという戦いである。

無能な軍人乃木希典

 軍人というのが戦争の専門家であるとすれば、なぜこんなばかな戦争指導をしたのか、いま考えても薄気味悪いほどの無能さというほかない。

 乃木希典は三十代の終りごろ、少将のときにドイツの参謀本部に留学し戦術の勉強をしている。そのとき要塞攻撃についても習ったはずであり、げんにフランスの要塞の一部模型がベルリンにあり、見学もしたといわれる。

 乃木は日本の軍人が多くそうであるように、兵をよろこんで死地に投ぜしめる統率者としての精神修養を十分以上にかさねていたようであったが、近代戦に対する専門家としての勉強については、それをやった形跡がほとんどない。

 ドイツ留学を終えて帰国したときに提出した報告の論文が軍人の服装論であったというのは、この人を象徴してるようでもある。

 旅順要塞については、ほとんど諜報資料というものがなかった。しかし、ロシア人が要塞を設計する名人であり、要塞の防御力については、執念深いほどに厚くすることなどを考えれば、想像がつくはずであった。

 要塞攻撃には、攻城砲をふんだんに用いる以外にないということは自明のことなのだが、この砲兵の用法について乃木軍はみずから深刻に、独創的に考えたという形跡はまったくない。

 当初、海軍が、艦砲を外して揚陸させるからお使いください、と申し入れたときも、乃木軍司令部は

「陸軍でやりますから」

 と、断ってしまっているのである。海軍の艦砲は小さな艦の副砲程度のものでも陸で使えば堂々たる重砲になり得るわけで、いくら砲があっても足りないというこの作戦に海軍からの申し出を断るのは愚というよりほかない。

 もっとも後になって海軍の申し入れを受けているのだが、当初から的確な攻撃プランをもっていれば、その案の核心に海軍砲を据えることができるわけで、あとから参加した海軍砲は結果は補助的な役割しか与えられず、十分な威力を発揮できなかった。

 第一回の総攻撃は死体の山を築くのみで完全に失敗していたが、それでも敵の要塞の火網をどんどんとくぐりぬけた運のいい小部隊が、要塞の背後ともいうべき望台にまで到着し、岩かげにとりついていたのである。

 その岩かげの小部隊に対しもっと増援をして旅順市街に突入させれば、状況が変っていたことはたしかで、しかもその岩かげの小部隊を指揮していたのは、下級将校ではなく、旅団長の一戸兵衛少将であった。かれは戟術眠からみて、白分のこの小部隊を増強してくれればなんとかなると思っていたのに、後方の軍司令部から退却命令がきたのである。

安全圏にいた司令部

 一戸兵衛は、のちに

「前線の事情にそぐわない命令を、軍司令部がどんどん出してくるというのが、自分にはよくわからなかった。しかし、のちに軍司令部にゆくにおよんで事情がわかった」

 と語っているが、その事情というのは、まず軍司令部は絶対安全圏の後方にさがりすぎていて、彼我の状況にくらかったことであった。

 次いで軍司令部軍規がみだれていて、各参謀が十分に意見をのべつくすという雰囲気から遠かったことであり、さらには、前線の状況を参謀みずからが見にゆくという例が、この軍司令部にかぎってなかったということである。

 これらのことは攻略戦の最後の段階で児玉源太郎が指摘している。

 要塞攻撃は、弱点を見出し、そこに攻撃力を集中するというやり方でなければならない。岩を割るときに条理を見出L、そこに黎を入れてゆくということと同じである。

 が、乃木軍司令部はこの肝心の弱点さがしについておよそ疎漏であった。第一線からの情報を総合すればほぼ見当がつきそうなものだが、参謀たちが各前線に身を挺して行くことが絶無だったため、弱点をさがす感覚が鈍感なままだったのであろう。

 旅順要塞の弱点は二〇三高地で、ここを発見するのは攻略の最終段階でやってくる児玉源太郎であったが、じつは攻略の当初から、要塞を海上からみている海軍側が、「二〇三高地は、どうやらあまり防御がほどこされていないだけでなく、ここを占領すれば旅順港を見おろすことができる。従って二〇三高地に大砲をひきあげれば、港内のロシア軍艦をうち沈めることができる」

 と申し入れているのに、乃木軍司令部は黙殺してしまった。

 乃木軍がやった方法で効果的だったのは、要塞攻撃の正攻法のひとつである坑道掘削による敵砲台の爆破ぐらいのもので、後はことごとく失敗といってよく、無慮六万人という大犠牲をはらったのみであった。

 これだけのばかばかしい失敗が、戦後、国民の前で検討され解剖されることなく、それをむしろ壮烈悲愴という文学的情景として国民にうけわたされたところにいかにも日本らしい特赦があり、そのことが、張鼓峰、ノモンハン、太平洋戦争という性懲りもない擦りかえしをやってゆくもとになったのである。

失敗と認めない軍部

 私は『殉死』という作品と、『坂の上の雲』という作品を書くについて、書斎の中で二度旅順を経験した。二度ともそれを調べているときに気持が滅入ってきてどうしようもなかった。

 この作品をかくときに、昭和十年代の陸軍大学校の教授内容も調べ、それを経た人にもあたって訊いてみたが、旅順攻撃の失敗についての解剖がほどよくしかおこなわれていないことに驚いたことがある。むしろ失敗と認めず、成功とするような雰囲気があり、その雰囲気の中から、日露戦争後の軍部の体質ができあがって行ったのではないかとさえ思えた。この体質の軍部が昭和十年前後に日本を支配したとき、日本そのものを賭け物にして“旅順”へ叩き込んだというのも無理がないような気もするのである。

 いま、この未発表の写真をみても、書斎の中で旅順にとりつかれていた頃のことを思い出し、どちらかといえばぞっとする思いだったし、この写真を見せてくれた西本均氏が、原板をかざしている私に感想をいえといったが、言葉のようなものは出なかった。

                                  ( 『 週刊読売 』 昭和43年7月21日号より採録 )


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