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2009年06月01日
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日本の話芸:浪曲のすすめ先日当ブログで、 『浪曲:第二次朝鮮戦争を惹起させるには? (二代目・広沢虎造風)』 という記事を書いたら、2名の方のコメントに「ぜひシリーズ化してほしい」というのがあった。たぶんヨイショも入っているのだろうが、とても嬉しかった。 そのコメントを寄せてくださったお一人の方が「披露宴などでよく謡曲を謡うのだが、“謡曲”と“浪曲”の区別がつかない、あるいは両方とも知らない司会者がいる」と嘆かれておられた。確かに両方とも、特に若い世代には馴染みがないのであろう。そういえば最近、“浪曲”ではないが“落語”の全国コンクールのようなものを開催したら、演者に大学の“落研”を含め、10名ほどしか集まらなかったと聞いた。 昔は今のように娯楽が豊富でなかったから、“落語”や“浪曲”の類が庶民の唯一の娯楽であった。“落語”と“浪曲”の違いを乱暴に一言でいうなら、前者が“ギャグ・マンガ”、後者が“ストリー・マンガ”といったところか。日本の話芸‥‥じっくり聴くとなかなか味わい深いものである。 ボクがなぜ“浪曲”に関心を持ったのかというと、これまた菅原文太さんの映画の影響であった。その映画は『やくざ道入門』(山城新伍監督作品・1994年)。菅原文太さんと、亡くなられたご子息・菅原加織さんが共演されているという珍しい作品。五代目・清水次郎長(菅原文太)[1]のもとにやくざの修業志願の青年・三郎(加織)が訪ねて来る。次郎長はもう稼業は廃業していたが、三郎を旅人として受け入れる。そこへ次郎長を慕って集まってくる人たちが織り成す、人情味溢れる滑稽ドラマ‥‥。その中で、二代目・広沢虎造の名浪曲『清水次郎長伝』がしょっちゅう登場するのである。 そこで初めて“浪曲”に関心を持ったのである。「こりゃ、娯楽が乏しかった時代、みんなが夢中になる気持ちが分かるわ‥‥」。以来、広沢虎造の『清水次郎長伝』だけだが、全巻(16巻しかも2組)買って聴いた。ボクの結婚式(披露宴)のとき、同僚たちがステージで恒例の『暴露話』(ここぞとばかりに新郎の秘密を暴露する)をみんなの前で披露した。そこで「shiratyは若者ぶってウォークマンを聴いているが、中身は浪曲やんけ! 若者ぶるな〜!」と言いやがった。卒業した教え子たちや現役の生徒たちがいっぱい来ていたので、瞬く間にその話が広まり、しばらくの間“浪花節先生”というあだ名がついてしまった。 とまれ、そんなことがボクと浪曲との関わりであった。「浪曲なんて爺むさい」なんて最初から敬遠せずに、たまにはじっくり“浪曲”を鑑賞されてはいかがでしょうか。前回引用した『石松三十石船道中』なんか、とっても有名だし聴きやすいと思います。 参 照 ※ 「ニコニコ動画」に現在、広沢虎造の『清水次郎長伝』が四篇アップされています(もちろんノーカット)。お勧めは何と言っても『石松三十石船道中』。ぜひじっくり聴いてみてください!感動もんです。 [1] 清水次郎長五代目という方は実在の人物だそうで、跡目は実際のやくざには継がせないとおっしゃっていたそうな。ところが‥‥ 徳間書店刊『アサヒ芸能』2007年2月15日号によると、1966年に清水次郎長の五代目の「正統清水一家」が解散後、途絶えていた名跡を山口組系二代目美尾組・高木康男組長が「六代目」として襲名するとする記事が掲載された。 高木康男組長は闇金融の元締めとして逮捕された人物である(美尾尚利・初代美尾組組長が五代目の元若衆)。これにより、静岡市暴力追放推進協議会は、闇金融の元締めだった輩が清水次郎長の跡目を襲名するのは、清水の観光客減・イメージ悪化につながるとして清水警察署に継承阻止の要望書を送った。しかし、六代目清水一家が正式に襲名発足し、観光協会とみやげ物店の中には次郎長グッズを販売中止した店があり観光への影響が出ている。 (wikipedia)どんな事情があったのか知らないが、なんだかガッカリするような話である。 shiraty5027
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