首相の「所信表明演説」と酒井法子の「覚醒剤裁判」‥‥国民にとってどっちが大事なの?
昨日(26日)のテレビのニュースは、どの局も(NHK以外)こぞってトップニュースに覚醒剤取締法違反の罪に問われた酒井法子の初公判を取り上げていた。一方、臨時国会召集にあたり、鳩山首相の所信表明演説も同日国会で行われたが、その報道はどの局も後回し。酒井法子の報道を大きく取り上げた後であった。
いかにボンクラ首相といえども、国家の長が国民に向けて発する最初の演説である。国政についての方針や重点課題を説明する大事な演説。確かにバカげた「あいまいさと甘さ、夢遊者」(産経)のような演説ではあったが、たとえそうであったとしても、国民にとってこれほど大事なニュースは他にはない。国家の指針を直接首相が国民に向かって述べる、最も我々にとって切実な演説なのである。
日本のメディアがこうした「所信表明演説」のような大事な報道をないがしろにしてきた状況は、実は今に始まったことではない。前政権のとき(70年代頃)からなのである。昨日、酒井被告の初公判の傍聴(20席)を求めて、ファンやマスコミ関係者が雨の中6,615人も行列を作ったという(競争率は過去最高の330.75倍)。わが国のニュースメディアは国家の行く末のことより、こうしたチンピラ女の覚醒剤事件の方が大事であるようだ。まさにポピュリズム。これがワイドショーに成り下がったわが国のニュースメディアの実態なのである。
国民にとって何が一等大事なニュースなのか。その順番さえ分からないでいるわが国のメディア。報道のあり方そのものが根本的に問われているのではないか。政治もデタラメなら、それを監視しなければならないメディアもデタラメ‥‥。実に嘆かわしい世の中である。
shiraty5027
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