北朝鮮問題

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旦那様、操(みさお)を返して!

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                  「北朝鮮ミサイルの迎撃ない」 米国防長官

 【ワシントン=有元隆志】ゲーツ米国防長官は29日のFOXテレビ番組で、北朝鮮が近く長距離弾道ミサイルを発射するとの見通しを示したうえで、米領域を標的としたものでない限り、「われわれが何らかの対応をする用意はない」と述べ、撃ち落とさない方針を表明した

 北朝鮮は「人工衛星」の打ち上げと主張しているが、長官は長距離弾道ミサイルの発射実験が目的との認識を強調した。さらに、ミサイルへの核爆弾搭載が北朝鮮の長期的な目標との考えを明らかにしたが、現在搭載能力があるかについては懐疑的な見方を示した。
                                        ( 『 産経ニュース 』 2009.3.29 23:11 )

 結局、自分の国は自分で守らなければならない。至極当然のことではあるが、あらためてゲーツの発言を聞いて確信した。

 同盟国であろうと何であろうと、そんなことは関係ない。自国の国益が第一なのである。それは、これまでの長い歴史が証明している。「日英同盟」は1902年(明治35年)に締結された。この同盟はその後20年間日本の安全と繁栄に大きく役立ったが、その間、駆け引き(註1)に使われたり、出兵の義務を負わされたり(註2)、挙句の果てには不本意なかたちで廃棄(註3)させられるという終焉を迎えている。

 20年間の同盟国も、やがて「鬼畜」としての対象となるのである。日米安保といえども、それは同じ。昨日の敵は今日の友、今日の友は明日の敵‥‥。歴史というものは連綿と、こうしたことが繰り返されてきたのである。

 今回の件で、中・露は最初から北朝鮮の言い分に理解を示している。言うまでもなく、自国の国益を中心とした戦略からである。英・仏は日・米・韓の主張(北朝鮮の発射する飛翔体は、いかなるものであっても先の安保理決議に反するという立場)に同調姿勢を見せているが、所詮、自国からは遠く離れている極東での出来事。中・露より日・米との関係が深いから、リップサービス的に同調しているだけである。自分たちの国が北のミサイルの脅威に、直接曝されているわけではない。

 韓国などは論外。間抜けな韓国製イージス艦(ハクション大魔王艦?)を日本海に繰り出しはしゃいでいるが、それが我々の力になるわけでもなく、むしろ邪魔になっているだけである。第一、今回のテポドン2は、韓国の上空を飛び越えるわけでもなく、北の駐英大使も「我々の衛星は、南朝鮮(韓国)から遠く離れて飛行するから心配する必要はない」と言っているように、韓国には関係ないのである。

 さて、米国は最初に挙げた記事にあるように、自国に直接脅威とならない以上、今回のミサイル発射を静観する姿勢である。当ブログで再三指摘しているように、米国は歴史に学ばない国である。これまで北に散々コケにされてきたにもかかわらず、性懲りもなく“話し合いで解決”などという愚にもつかない策の繰り返し。結局は北にいいようにあしらわれ、気がついてみれば米国とその同盟国(日本)だけが大損をこいている。しかも、よくよく見てみると実は大損をこいているのは日本だけ‥‥。

 要するにわが国は、米国に対する幻想ともいえる過度な期待感があり、丁度、手篭めにされて帰るところのない妾のように、恐ろしく旦那に対する依存度が高いのである。「米国は逞しく、か弱い女性の味方。必ずや白馬にまたがり、か弱き妾の私(日本)を助けに来てくれるに違いない」と‥‥。だが、オバマ新政権とて例外ではなく、自国の国益が直接脅威に晒されない以上、あくまで話し合いで対北朝鮮外交を展開する構えなのである。そして挙句の果てにはバカをみる‥‥。私(日本)はクシャクシャにされボロボロにされて捨てられる運命‥‥。ああ、目に見えている‥‥。旦那様、操を返して!

 やはり、冒頭に述べたように、自分の国は自分で守らなければならないのである。よくよく考えるまでもなく、そんなことは世界の常識、当たり前の話なのである。「憲法改正」・「自衛隊の国軍化」・「核武装」‥‥。早晩、これらは避けては通れないわが国の宿命なのである。そのためには、一刻も早い政界再編を‥‥。党利党略、派利派略といった、馬鹿げた政争に明け暮れている場合ではない。


(註1) 英国は1905年(明治38年)の日英同盟の更新のおりに、日本の韓国指導を承認し、かわりに、わが国にインド防衛の同盟義務を負わせた。

(註2) 第一次世界大戦のとき、三国協商の側についていたわが国は、日英同盟の約束に基づいて参戦、ドイツに宣戦布告した。

(註3) 1921年(大正10年)、海軍軍縮問題を討議するため「ワシントン会議」が開かれた。日・米・英の主力艦の保有率を「3・5・5」に決めたあの会議である。このとき、同時に20年間続いた日英同盟が廃棄された。主力艦の相互削減は、米英のように広大な支配地域をもたない日本にとっては、むしろ有利であったともいえる。しかし、日英同盟の廃棄は英国も望まず、米国の強い意思によるもので、日本の未来に暗い影を投げかけた。

shiraty5027

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