「バターン死の行進」公式謝罪:麻生の魂胆?
■ 日本、戦争虜虐待被害団体に謝罪
第2次世界大戦中にフィリピンを占領した日本軍が米軍捕虜などに強行軍をさせて多数を死亡させた「バターン死の行進」に対して、日本政府が捕虜虐待被害者団体に謝罪を表明した、と日本経済新聞が10日報道した。
同紙によれば、日本政府は昨年12月、藤崎一郎駐米大使の親書の形で捕虜被害者団体に対して、「我が国が、バターン半島とコレヒドール島で悲惨な経験をした人を含む多くの方々に莫大な損害と苦痛をもたらしたことに、心から謝罪する」と表明した。
藤崎大使は今年2月にも再び親書を送り、「謝罪は熟考した結果であり、日本政府の立場を完全に反映している」として、政府の公式謝罪であると説明した。
日本は過去の捕虜虐待問題に対して、一般的な形態で謝罪したことはあるが、「バターン半島」を明示して当事者に直接謝罪をしたのは初めてだ。
日本は2001年に当時の田中真紀子外相がサンフランシスコ講和条約50周年記念式典の席で、「戦争は、捕虜を含む数多くの人々に拭うことのできない傷痕を残した。1995年の村山談話における痛切な反省から出た謝罪の気持ちを再確認する」として、謝罪の意を示したことがある。
「バターン死の行進」は1942年4月、捕虜にした米軍とフィリピン軍の将兵7万人をバターン半島から数百km離れた収容所まで強制的に行軍させ、途中に7千〜1万人を死亡させた日本軍の捕虜虐待蛮行であり、終戦後にその責任を問うて当時のフィリピン地域日本軍司令官である本間雅晴中将が軍事裁判で有罪が確定して処刑された。
( 『 聯合ニュース/Naverニュース 』 韓国語 2009/05/10 15:24 )
やっぱり韓国紙が飛びついてきたか‥‥。過失の無い事故でも謝るのが日本人。少々強く出れば史実に目をつぶってでも謝るのが日本人。韓国(朝鮮)の歴代為政者たちは、自国を立ち行かせるために歴史を捏造・歪曲・改竄し、「あった歴史」を「あるべき歴史」に塗り替えることによって国民を欺き続けてきた。そのライン上に日本に対する「謝罪」と「賠償」要求がある。
麻生政権はそうした言われなき要求に、またしても力を貸し弾みをつけるような馬鹿な愚行を犯したのである。麻生は選挙のためなら国益すら売りかねない男である。「謝罪をすればすべて解決」「事なかれ主義」「臭いものには蓋を」といった売国的発想が見え隠れしているのである。先の、麻生周辺から出てきた北方領土に関する「3.5島返還論」も、国益を度外視し成果を焦る麻生内閣の姿勢がよく現れている。ロシアの新聞各紙は、日本政府のこの動きを大きく取り上げ歓迎ムードであった。世界の常識は、謝罪をすれば「訴訟や賠償の始まり」を意味し、領土に対する不用意な発言は、「領土の放棄」という誤ったメッセージを送りかねないのである。ちなみに北方四島のみならず、千島全島の返還を要求しているのは、意外にも日本共産党だけである。
さて今回、政府のいわゆる「バターン死の行進・公式謝罪」の背景を考えるに、麻生は原爆の道義的責任に初めて言及したオバマ大統領に選挙前にぜひ広島(長崎)へ来てもらい、謝罪とまではいかないまでも原爆投下について何らかのメッセージを発してもらう。それを歴代政府がなしえなかった自分たちの外交的成果だと宣伝し、自分たち(自民党)の選挙に結び付けようと考えているのではないだろうか。そのための裏取引。つまり、いわゆる「バターン死の行進」について日本政府が公式に謝罪する見返りに、オバマ大統領を日本に招致し、自分たちの選挙を有利に戦おうと考えているのではないだろうか。
もしそうだとしたら‥‥。外国人参政権をマニフェストに掲げようとしている愚党・民主党と大差ないではないか。国益を売って、それを党利党略、派利派略に利用するなどということは、あってはならないことである。自民も民主も当てにはならない。第三極の勢力に期待しようとも、今のところそれにふさわしい勢力が不在である。やはり遅々として進まない「政界再編」に期待するしかないのか‥‥。
※ 尚、いわゆる「バターン死の行進」について、その総指揮官であった本間雅晴中将の名誉のために、ぜひ以下の拙文をご覧ください。心よりお願い申し上げます。クリックしてください!
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