辻井伸行さん記者会見:バカ記者のぶしつけ質問に怒!
ピアノで優勝の辻井伸行 全盲でも「心の目で見ているので満足」
第13回バン・クライバーン国際ピアノコンクール」で日本人初の優勝を果たした全盲のピアニスト・辻井伸行(20)が記者会見を開いた。「まさか名前を呼ばれると思っていなかった。とてもうれしくて涙が出た」と優勝の瞬間を振り返り、「器の大きいピアニストになって世界ツアーをしたい」と夢を語った。ドビュッシーとショパン、ベートーベンの曲が好きと言うが、クラシック以外では「氷川きよしさんが好き。カラオケでは『ズンドコ節』を歌う」と意外な一面も見せた。もし一日だけ目が見えるとしたら何を見たいかという質問には「1番は両親の顔。あとは星や海、花火が見てみたい。でも、今は心の目で見ているので十分満足しています」と笑顔を見せた。
( 『 時事ドットコム 』 2009.06.11 )
どこの記者だか知らないが、どうしてこういう「ぶしつけ」な質問をするのだろうかねぇ。
相手に対する「思いやり」や「気遣い」のかけらもない、まったく無神経な質問だ。
しかも、「もし一日だけ‥‥」 と
なぜ「一日だけ」に限定しなければならないのか?
この質問に思わず『愛と死をみつめて』の一節を思い出した(註)
辻井さんは大人の対応をしたから、この記者、助かったものの
もしオレだったら
「そんな質問をする、アンタの親の顔が見てみたい」と
ブチ切れていたことだろう。
こんな無神経な質問をする記者が咎められることもなく
堂々と跋扈(ばっこ)しているマスコミ界は
やはりどこか狂っている‥‥。
註
『愛と死をみつめて』
大学生・河野実(マコ、1941年8月8日 - )と、軟骨肉腫に冒され21年の生涯を閉じた大島みち子(ミコ、1942年2月3日 - 1963年8月7日)との、3年間に及ぶ文通を書籍化したもの。後に映画化やテレビドラマ・ラジオドラマ・レコード化された(wiki)。大島みち子さんの最後の書簡に、有名な以下の一節がある。これは、死を目前に闘病に苦しむみち子さんが、「もし自分に3日間健康が与えられたなら」という仮定に立った文である。
病院の外に、健康な日を三日下さい。
一日目、私は故郷に飛んで帰りましょう。
そして、おじいちゃんの肩をたたいて、それから母と台所に立ちましょう。
おいしいサラダを作って父にアツカンを一本つけて、妹たちと楽しい食卓を囲みましょう。
二日目、私は貴方の所へ飛んで行きたい。
貴方と遊びたいなんて言いません。おへやをお掃除してあげて、ワイシャツにアイロンをかけてあげて、おいしいお料理を作ってあげたいの。そのかわり、お別れの時、やさしくキスしてネ。
三日目、私は一人ぽっちで思い出と遊びます。
そして静かに一日が過ぎたら、三日間の健康ありがとう、と笑って永遠の眠りにつくでしょう。
( 4月10日の日記より )
この書簡は涙なくして読めなかった。だが、これはあくまで本人自らが「もし」というはかない仮定に立ったものであったからこそ、多くの涙を誘い感動を呼んだのであって、決して他人が本人に向かって問いかける性質のものではない。その過ちを平気で、この記者は犯しているのである。
今回の一件は当事者の事情が違うにしても、第三者が「ぶしつけな仮定質問を本人にする」という意味では後者と同じである。障害者に面と向かって無神経にこんな問いかけをする記者は、記者というより非常識者であり人非人、犬畜生以下である。社会はこんな記者こそ、大いに問題にしなくてはならないのではないか!
※ 推敲中に気づいたのだが、この『時事ドットコム』の記事もなぜ「辻井伸行」と敬称を用いず、呼び捨てなのだろう‥‥。どいつもこいつもメディアは失礼なヤツばかりだ!
情 報
この質問をした厚顔無恥記者の名は、フリーアナウンサーの原元美紀とのこと。現在この女は、テレ朝の『スーパーモーニング』のレポーターを務めるかたわら、『東京アナウンスセミナー』の講師を務め、カウンセリングを担当しているという。どんなカウンセリングをしているのか? この女もケシカランが、女を平気で雇っているテレビ局や専門学校(?)もどうかしているぞ!
shiraty5027
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